この原稿、とあるホテルのロビーで書いている。もちろん、iPhoneを使ってだ。日本語入力には「テンキー」を利用しているので、いつものスピードというわけにはいかないが、悪くはない。 しかし、長年鍛えに鍛えたユーザ辞書をインポートする機能がないため、作業効率はいまひとつ。単語を辞書に登録する機能もなく、ただおとなしく予想変換機能が出す候補を使い、かな漢字変換を進めるしかない……ことはない。 というのも、これには効果的な回避策がある。付属のアプリ「連絡先」に、よく使う単語を登録しておくのだ。「連絡先」に登録された名前を変換候補として使う、OS X iPhone 2.0の予想変換機能を逆手にとったテクといえる。Mac OS Xの「アドレスブック」で登録作業を行えば、より効率的だろう。 手順はかんたん、ことえりやATOKで単語登録するときの要領で、「姓」と「姓の読み」に漢字とかなを登録すればOK。「