「マー君、神の子、不思議な子」。 イーグルス入団1年目2007年8月3日。4回5失点するも6回を投げきり勝利投手になったマー君。野村監督は負けがつかないマー君に驚き、そう言った。 「何点取られるか投げ続けさせたら、天から神が降りてきた。先祖代々何かあるんだろうな。そういう星の下に生まれている」 僕たちの知っているマー君は勝ち運に恵まれた代名詞のピッチャーだった。 しかし、今年はその勝ち運はどこへやら無援護が続き、とにかく勝てない! 先発投手の安定感を表す指標のQSは12回、QS率75%はリーグ5位、イーグルス先発陣ではトップ。防御率2.86はリーグ4位、こちらもイーグルス先発陣の中で一番の成績なのだが、何かに取りつかれたように勝運に恵まれずここまで4勝5敗。東京五輪後の後半戦は未だ勝ち星ゼロ。開幕当初右足ヒラメ筋損傷で出遅れがあったものの、安定感は、数字にもしっかりあらわれている。次のパワ
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