英国におけるカード決済の共同機関となるAPACS(Association for Payment Clearing Services)は、英国内の今年上半期のクレジットカード詐欺などに関する調査報告書の発表を行った。全体的な被害額は減少しているものの、オンライン分野の詐欺被害は増加の一途をたどっている。 同報告書によると、英国における今年上半期のクレジットカード関連犯罪の被害総額は約UK2億1,940万ポンド。前年同期の被害総額は約UK2億5,260万ポンドとされており、1年間で13%の減少が見られたことの意義は大きいとの見方も示されている。例えば、盗まれたり、紛失したりしたクレジットカードを悪用されて生じた被害の額は、昨年上半期の約UK6,050万ポンドから27%減少して、今年上半期は約UK4,430万ポンド。現在、英国内では、ICチップを搭載したクレジットカードの普及に力が入れられて