企業が持続的に成長を目指すなら、新規事業の創出は重要な経営テーマとなる。ただし、その成功までの道のりは険しい。果たして日本企業の新規事業への取り組みは、現在、どのような状況にあり、今後はどう進むのか。Web3.0、生成AI、量子コンピューターなどの最新テクノロジーと新規事業の関係、新規事業に当てる人材やKPIの問題など幅広い話題について、多くの企業を支援してきたマッキンゼー パートナー 塩田 嘉成 氏に話を聞いた。
茨城県は各都道府県の中でも積極的にデジタル化・DXを推進してきた。そうした中で、都道府県のデジタル度を示すDCI(デジタル・ケイパビリティ・インデックス)で第3位(2022年)に位置するなど、第三者機関にもその取り組みが認められている。実際にDXを進める上での秘訣とは何であろうか? 実は、茨城県のDX推進は大井川 和彦知事のリーダーシップによるところが大きな要因の1つとなっている。大井川氏は、通商産業省(現経済産業省)を退官後、マイクロソフト、シスコシステムズ、ドワンゴを経て茨城県知事に就任した経歴を持つ。いわばITのプロフェッショナルとして活躍してきた人物だ。 たとえば「大井川知事は、何のためにデジタル化をするのか? 業務効率化や働き方改革、行政の透明性といった目的やメリットを明確にした上で、必要なシステムを導入し、人財や組織づくりを進めよ、と徹底してこられました。そこで職員もDXを目的
長野県伊那市に本社を構え、メイド・イン・ジャパンの在り方を再定義することに挑戦している製品設計会社、スワニー。社員数17人の中小企業だが、新卒入社2カ月の社員が第一線で活躍するなど、30代を中心に若者たちが躍動する。それでも「熱狂的なファン(顧客)」を生み、事業を大幅に拡大させ、取引先数はなんと名だたる大手企業をはじめ1100社を超えた。同社はどのようにして、若者が活躍できる土壌を作り上げてきたのか。業界も注目する同社の取り組みに迫る。
近年、多くの企業・組織がリモートワークを急速に採用してきた。その結果、リモートワークへの移行で生産性が下がる傾向となった企業などでは、再びオフィス勤務中心の働き方に戻す流れも見られる。リモートワークがうまく機能できない原因の1つは、「共通認知」の不足であり、社内に散見されるアナログ的な定型業務である「仕事のための仕事」が、適切な環境の妨げになっていることにもゆえんする。アナログ的定型業務から脱却するとともに、リモートワークの課題を解決し「業務のデジタル化」を可能にする新しい働き方を実現するヒントを紹介しよう。 数年前、多くの企業・組織がコロナ禍対策としてリモートワークを始動させた。新しい働き方として採用が進んだ一方、すべての企業がリモートワークによって生産性を上げられているわけではない。中には、オフィス勤務からリモートワークへの移行で生産性が落ちたことで、再びオフィス勤務中心の働き方に戻そ
『ファイナルファンタジー(以下、FF)』と言えば、日本RPG史に残る名作である。累計出荷本数・ダウンロード数は約1.6億本と、スーパーマリオ・ポケットモンスター(約4億)に次いで日本では3位、世界では10位前後に入る超人気シリーズである。そんな本作の前には、常にライバルである『ドラゴンクエスト(以下、DQ)』の存在があった(現在はどちらの作品もスクウェア・エニックス)。今回は、追いかける立場にあったFFが、なぜDQを上回ることができたのか、そして今なお安定的に収益を上げることができているのか、その理由に迫りたい。 東京大学大学院修了(社会学専攻)。カナダのMcGill大学MBA修了。リクルートスタッフィング、DeNA、デロイトトーマツコンサルティングを経て、バンダイナムコスタジオでカナダ、マレーシアにてゲーム開発会社・アート会社を新規設立。2016年からブシロードインターナショナル社長とし
クラウドなどの登場でシステム開発が複雑化するにつれて、さまざまな設定を「自動化」していく動きが本格化している。その中でも、テスト工程を自動化するツール、その代表例と言えるのがオープンソースソフトウェア(OSS)の「Serverspec」だ。前回は構成管理ツールである「Ansible」について紹介したが、Ansibleが主に設定(構築)工程の作業を自動化するためのツールだとすれば、Serverspecは後工程を担う。そもそもテスト自動化ツールとは何をするものなのか。その中でServerspecはどのような特徴を持っているのか。入門記事としてそれぞれ順に解説していこう。 大学卒業後、システムインフラという明確な強みを持つBFTに魅力を感じ、新卒で入社。現在、入社3年目。入社間もない頃からプロジェクトリーダを務め、さまざまな顧客のシステム構築においてHW・OS実装工程を中心に活躍。また教育サービ
2. 優先順位をつける 優先順位は、期限と重要度によって決まります。期限が近づくと優先度が上がります。期限が同じであれば、重要度が高いほうが優先順位が高くなります。 3. 工数を見積もる すべてのタスクについて、工数を見積もる習慣をつけましょう。工数とは、作業人数× 作業時間(または作業日数)で、単位は人時(または人日)などで表現します。たとえば4人日のタスクがあるとしたら、1人でやると4日かかり、2人でやれば2日で終わるボリュームであるということです。 工数が見積もれない場合は、タスクの設定を見直しましょう。タスクそのものが曖昧で抽象的な場合は、タスクのアウトプット(成果物の内容やボリューム)を具体化しましょう。タスクの一部をやって時間計測して、それを踏まえてタスク全体の工数を見積もる方法も効果的です。もしタスクのボリュームが大きすぎて工数が見積もれない場合は、タスクを分割しましょう。
ビジネスモデルやビジネスワードをクリエイティブの力でわかりやすく伝える「図解シリーズ」で人気の近藤哲朗氏が、現場視点から経営視点へとつながる「経営者の視点に立って考えるためのツリー」を作成しました。自分がいま追っている「売上高」や「顧客単価」といったミクロな指標が、「ROE」や「PBR」といった会社に対するよりマクロな指標とどのようにつながっているのか、ひとつひとつ図を交えながら説明します。 「経営者目線で考えろ」とは? 「もっと経営者目線で考えろ」みたいなこと、上司や社長から言われたことありますか?もしくは、部下に言ったことありますか?僕も過去に似たようなことを言われた事があるうちの1人ですが、これだけ言われるといまいちピンと来ない。どうしたら経営者の視点になって考えられるのか、ということにもやもやがありました。 そもそも、企業に勤めている限り、日々の自分の仕事は、社員であっても、経営者
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