休刊する月刊誌「新潮45」の今回の特集に抗議するデモが25日夜、東京都新宿区の新潮社前であった。デモには、性の多様性を象徴する「レインボーフラッグ」や「差別に抗議する」と書かれたプラカードを持った性的少数者(LGBTなど)や支援者ら100人を超える人が参加した。 元書店員の女性(25)は「(衆院議員の)杉田(水脈)氏や(文芸評…
健康誌だった「新潮45+」が「+」を取って全面刷新したのは発刊3年後だ。指揮をとったのは新潮社の「怪物」といわれた伝説的編集者、斎藤十一(さいとう・じゅういち)である。「自分の読みたい雑誌を作れ」が最初の指示だった▲斎藤伝説の一つが「貴作拝見 没(ボツ)」との五味康祐(ごみ・やすすけ)への手紙だ。坂口安吾(さかぐち・あんご)や佐藤春夫(さとう・はるお)ら大作家の原稿も平気で没にしたという。その一方で、瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)、山崎豊子(やまさき・とよこ)、吉村昭(よしむら・あきら)ら戦後文壇を代表する多くの才能を鍛え上げ、世に送り出した▲文芸の目利(めき)きはまた、人間一皮むけば金と色と権力という俗物主義を「週刊新潮」の軸にすえた新潮ジャーナリズムの始祖である。「おまえら人殺しのツラが見たくないのか」は写真週刊誌「フォーカス」創刊時の言葉と伝えられる▲斎藤が没してから18年、こ
LGBTの子どもを持つ親たちと、集まった署名を手にする署名キャンペーンサイト「Change.org」スタッフの遠藤まめたさん(手前)=東京都千代田区の自民党本部前で2018年8月31日、藤沢美由紀撮影 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員がLGBTなど性的少数者に対し、月刊誌に差別的な寄稿を掲載した問題で、LGBTの子どものいる親たちが31日、自民党本部(東京都千代田区)を訪れ抗議署名を提出した。署名は約1カ月前から集め、同日午前9時時点で2万6650人分に達した。 署名を呼び掛けたのは、子どもがLGBTだという7人。署名文では、「政治家から発せられた発言が、子どもたちの心を傷つけ、えぐっている」と指摘。「親が子どもを受け入れても、社会に差別があれば、親は子どもを守るこ…
自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌への寄稿でLGBTなど性的少数者について「子どもを作らない、つまり生産性がない」などと主張した問題で、自民党本部前で杉田氏の辞職を求めて抗議する人たち=東京都千代田区で2018年(平成30年)7月27日、宮間俊樹撮影 山田(やまだ)道子(みちこ) 毎日新聞(まいにちしんぶん) 紙面審査委員(しめんしんさいいん) 毎日小学生新聞(まいにちしょうがくせいしんぶん)は7月(がつ)24日(か)に「LGBT」について4ページにわたって特集(とくしゅう)していましたね(一部地域(いちぶちいき)は25日(にち))。「LGBT」とは性的少数者(せいてきしょうすうしゃ)の総称(そうしょう)で、英語(えいご)の頭文字(かしらもじ)、レズビアン(女(おんな)の人(ひと)を愛(あい)する女(おんな)の人(ひと))のL、ゲイ(男(おとこ)の人(ひと)を愛(あい)する男(おとこ)の人(
自民党の杉田水脈(みお)衆院議員の辞職を求める声が広がっている。月刊誌への寄稿で、性的少数者(LGBTなど)について「生産性がない」などと主張した問題。この差別的主張は、単に杉田氏個人の考えでは済まない。攻撃されているのはLGBTだけではないことにも、多くの人が気づき始めている。【井田純】 問題の文章は月刊誌「新潮45」8月号に掲載された。タイトルは「『LGBT』支援の度が過ぎる」。冒頭、杉田氏はLGBTに関する1年間の新聞記事の検索結果を示し、こう表明する。 <朝日新聞や毎日新聞といったリベラルなメディアは「LGBT」の権利を認め、彼らを支援する動きを報道することが好きなようですが、違和感を覚えざるをえません>
性的少数者を差別する寄稿をした自民党の杉田水脈衆院議員に抗議する人たち=東京・JR渋谷駅前で2018年8月5日午後4時10分、藤井達也撮影 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が、LGBTなどの性的少数者は「子どもを作らない、つまり『生産性がない』」などと月刊誌「新潮45」に寄稿した問題で、東京都渋谷区の渋谷駅前で5日、当事者らによる抗議活動が行われた。ツイッターなどの呼び掛けで数百人が集まり、「生産性で差別をするな」などさまざまなプラカードを掲げながら、マイクを握る当事者らのスピーチに耳を傾けた。 レズビアンの鈴木南十星(なとせ)さん(22)は、性の多様性を表すレインボーカラーの旗を手に「日本に差別がなかったら、私はここに立っていない。日本には差別があります」とスピーチ。「少しでも社会を変える手助けをしてほしい。私たちで変えましょう」と通行人にも訴えかけた。
自民党は2日までに、月刊誌「新潮45」への寄稿で、性的少数者(LGBTなど)を「生産性がない」などと主張した杉田水脈(みお)衆院議員に対し、「今後、十分に注意するよう指導した」ことを党のホームページで明らかにした。 同党は、ホームページに「LGBTに関するわが党の政策について」との文書を1日付で掲…
アルジャジーラの運営するオンラインニュースメディア「AJ+」は投稿で「生産」を強調し、動画で杉田氏について、安倍晋三首相と一緒に写った画像を添え「与党の自由民主党の国会議員だ」と紹介している=同社の公式ツイッターより 人の価値を「生産性」で語ることが、はたして許されるのか。自民党の杉田水脈(すぎた・みお)衆院議員(比例中国ブロック)が、月刊誌への寄稿で、性的少数者(LGBTなど)を「子どもを作らない、つまり生産性がない」とおとしめた問題。国会議員が性的少数者への差別意識をむき出しにしたことが波紋を広げ、自民党本部前で市民らが杉田氏の議員辞職を求め抗議する事態に発展した。海外メディアも競ってこの問題を報じ、その中で複数のメディアが「生産性がない」の部分を強調している。「生産性」の観点から人を選別するのは、優生思想ではないのか。杉田氏の「生産性がない」という表現を、識者たちとともに掘り下げて考
自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(比例中国ブロック)が月刊誌への寄稿でLGBTなど性的少数者について「子どもを作らない、つまり生産性がない」などと主張した問題で、当事者や支援者らが27日、東京都千代田区の自民党本部前で杉田氏の辞職を求める抗議活動をした。参加者は性の多様性を意味するレインボーカラーの旗やプラカードを手に「差別をするな」「人権無視する議員はいらない」と訴えた。 午後7時からの抗議行動には主催者発表で約5000人が参加し、次々にマイクを握って訴えた。支援活動を長年続ける原ミナ汰さんは「差別的な暴言は顔に唾を吐かれるのに等しい。今までは唾を吐かれても、いつかやむと思って黙ってきたが、暴言はボディーブローのように効いてくる。やめてくださいと言わないといけない」とアピールした。
これほど非常識なことを言う人物が国会議員であることに驚く。 「LGBT(性的少数者)のカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が月刊誌「新潮45」に寄稿したものだ。 性的指向や障害によって人は差別されてはならない。先進民主主義国に共通する社会規範と言ってよい。 LGBTへの差別や暴力の解消を国連が呼びかける中、日本も積極的な取り組みを求められているのに、逆に差別を助長するような主張を与党議員が公然と展開した。 そもそも、子供を持つかどうかで人の価値を測り、「生産性」という経済の尺度で線引きするなど、許されることではない。 しかも、日本に暮らす全ての人が対象となるのが行政サービスだ。そこからLGBTだけを外せと言わんばかりであり、これはもはや主義・主張や政策の範ちゅうではない。
名古屋市教育委員会が公開した文書のコピー。文部科学省は前川氏が「出会い系バーの店を利用した」などとする報道内容を記載し、市教委に前川氏を講師にした理由などを質問している=名古屋市役所で2018年3月16日、三上剛輝撮影 文部科学省が名古屋市教育委員会に、前川喜平・前事務次官が市立中学で講師を務めた授業の内容の報告や録音データの提供を求めた問題を巡り、自民党文科部会に所属する衆院議員が文科省に授業の経緯を照会していたことが政府関係者への取材で判明した。文科省はその後に市教委に問い合わせており、議員の照会が影響を与えた可能性があるが、文科省幹部は「問い合わせたのは省としての判断だ」と説明している。【伊澤拓也、山衛守剛】 前川氏は2月16日、市立八王子中で総合学習の授業として講演。不登校の経験などに触れ、「自ら学ぶ力、考える力を身につけてほしい」と呼びかけた。
答弁にあわせる 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書が書き換えられたとされる疑惑で、財務省は10日、書き換えを認める方針を固めた。財務省の調査で、国会議員らに開示された決裁文書に複数の書き換えられた部分が見つかった。売却問題が発覚した昨年2月当時は、佐川宣寿前国税庁長官が理財局長を務めており、売却の経緯を説明する責任者として書き換えを指示したとみられる。書き換えの事実が判明したことで、安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相の責任を問う声が高まりそうだ。 書き換えがあったのは、2016年6月に森友側と国有地の売買契約を結ぶ際に作成された決裁文書など。財務省の調査で、当時の文書にあった「特殊性」などの記述が、昨年、国会に提出された決裁文書からは削除されるなどしていたことが判明した。
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