2008年のリメイク版映画が水曜プレミアシネマで放映されたので視聴。放映時間枠は2時間15分ほどなので、2時間19分の作品から相当の場面が削除されていることだろう。 映像は、全体として良くも悪くも邦画らしいと感じた。福澤克雄監督はTBS所属のディレクターなのに、大作ドラマを何度も手がけたためか、映像が重厚でTV局主導映画にありがちな軽さがない。 制作者は日本の四季を描写するために精力をかたむけたそうで、主人公が奪われた日常を際立たせる演出として、減刑嘆願のため動いた時間と距離を表す映像として、効果的ではあった。 http://www.toho.co.jp/lineup/kaininaritai/introduction.html 「私は貝になりたい」という言葉を際立たせる美しい海、夫婦が歩んできた日々を彩る日本の四季。その風景を求めて、スタッフは日本の海岸線をほぼ一周したという。そんな妥協