毎日jp 2012年09月11日 「米同時多発テロ11年:進む風化に教師苦悩」 驚いたのは生徒らの誤解だった。「4人に1人はテロが米政府の陰謀と信じ、イラクのフセイン大統領が関与したと考える生徒もいた」。インターネット上の情報をうのみにする生徒らに事実を伝えようと努めた。 「フセインが関与」というのは「誤解」ではなく、ブッシュ政権や FOXニュースによるプロパガンダの「成果」だろうし*1、「米政府の陰謀」説はそうしたプロパガンダのいわば反作用によって生まれたという側面があるだろう。ブッシュ政権や右派メディアの責任をきちんと追及してもいないのに、高校生たちが事件やその背景を正しく理解していたとしたら、それこそ奇蹟というもの。 *1:事件から5年経ってもまだこんなことを言っていた。→ http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2110568/871917