公文書には疑問符(?)や感嘆符(!)もつかわないという。さすがに私には無理なので、メールには?!だけでなく、…(リーダー)や~(波ダッシュ)、長音記号(ー)の代わりのぁぃぅぇぉなどが頻出する。 それでも足りないときは、泣く泣く「(笑)」をつかったりする。この「(笑)」、思ったより歴史があるということが、数カ月前の朝日新聞に載っていた。 朝日新聞によれば、「文藝春秋」には〈昭和初期の二七年から「(笑ふ)」や「…笑…」が使われている〉(8月5日朝刊 ことば談話室)という。(朝日は西暦表記なので、この場合の二七年は昭和2年ということになる。)「談笑風景を思い浮かべてもらう」ための一種の情景描写なら、どちらかというと脚本のト書きに近いものだったのかもしれない。 (C) Nihonbungeisha All Rights Reserved 無断転載禁止 http://www.nihonbungeis
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