仕事のきっかけというのは、わたしの場合偶然にも近いものがあります。 直接その仕事ができると思っていなかったところからさーっと広がっていきます。 信号機の仕事もそのはじまりは信号機ではありませんでした。友人の紹介してく れた会社が開発をしていた仕事の製造を担当することになったのが信号電材でした。 小学生が見たい工場のランキングに入っていたのもうなずけます。 最初に工場に伺った時、見上げたときの「サイズ感」しかなかった信号機が応接室 に置かれたのを見たときその大きさにびっくりしました。 歩行者用の信号に入っている赤と緑のアクリル製のパネルはまるで現代美術のオブ ジェのように思えました。 その時機会があればぜひデザインをさせて欲しいと言い残したのを覚えています。 それから数年経ってLEDを使った製品を開発するにあたって声をかけていただきま した。 あたらしい技術にふさわしいカタチを提供する事に胸