2009年7月16日のブックマーク (6件)

  • 本の現場 - 本屋のほんき

    の現場 はどう生まれ、だれに読まれているか [ 永江朗 ] ジャンル: ・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 雑学・出版・ジャーナリズム > 出版・書店ショップ: 楽天ブックス価格: 1,944円永江さんの新刊。衰退が叫ばれて久しい出版業界ですが、現場では今何が起こっているのか、統計データも明示しながら、現在進行形で出版業界の諸問題を切り取ってサマリーしてくれている好著です。このを読んだら、出版業界に詳しくない外部の方でも、今出版業界でどんなことが問題になっているのか、何が原因なのか、どうしたらその問題は解決するのか、多少なりとも理解できるに違いありません。書店員の方でも、まだキャリア2年目です、ぐらいの方であれば、かなり勉強になると思います。 トピックスは、「新刊洪水」現象の質、自費出版の現状、「朝の読書」と「読書マラソン」運動について、「読書離れ」は当におこって

  • 2009-07-15 - 言語楼−B級「高等遊民」の戯言|「形容詞+です」表現の是非

    (第132号、通巻152号) 横浜から山形へ。今回のブログは出張先の山形からの発信である。山形新幹線の車中で、数日前に刊行されたばかりの別宮貞徳著『裏返し文章講座 翻訳から考える日語の品格』(ちくま学芸文庫)を読んできたところなので、その感想の一端を題材にした。 別宮氏といえば、英語の欠陥翻訳の指摘を長年続け、その内容を著作に発表してきている英文学者・翻訳家である。こんどの新著は、悪訳にみる日語論とでもいうべき内容のだ。 俎上(そじょう)にあげられた翻訳者は、アダム・スミス著『国富論』の水田洋氏、ジョン・K・ガルブレイス著『不確実性の時代』の都留重人氏やD・H・ロレンス著『チャタレイ夫人の恋人』の伊藤整氏、E・ブロンテ著『嵐が丘』の阿部知二氏といったそうそうたる学者、作家である。ここまで手厳しく批判して大丈夫なのか、とこちらが心配するほどの鋭い筆法なのだが、別宮氏が指摘しているのは正

    2009-07-15 - 言語楼−B級「高等遊民」の戯言|「形容詞+です」表現の是非
    mojiura
    mojiura 2009/07/16
    「うれしいです」の、うまい言い換えが見つからない件。やはり見つからないんだ、と妙に安心してしまう小市民。
  • 誤字形の誤字形がただの誤字形に直されている件 - しろもじメモランダム

    下のページに詳しいが、JIS X 0208:1997 の規格票 p. 303 には誤字形の誤字形がある。 78JIS [JIS78] 字形 73-28「藜」の誤字形について 第1次規格票第1刷の字体 を、1978年11月刊行の正誤票が誤として訂正したもの。 とあるが、正しい誤字形(というのも妙だけど)は なので、来ならば 第1次規格票第1刷の字体 を、1978年11月刊行の正誤票が誤として訂正したもの。 となるべきところ。 『増補改訂 JIS漢字字典』で「藜」の項を引いてみても同様に、 誤字形(78誤)として誤字形の誤字形 が掲出されている。 と思ったら この『増補改訂 JIS漢字字典』の巻末には、 JIS X 0208:1997 の規格票がそのまま掲載されている。念のため当該部分を確認してみると、 ……あれ、誤字形の誤字形 が所期の誤字形 にこっそり直されてる。 JIS漢字字典 作者:

    誤字形の誤字形がただの誤字形に直されている件 - しろもじメモランダム
    mojiura
    mojiura 2009/07/16
    早口言葉みたいで素敵です。
  • 小書きの「ヒ」と小書きの「ケ」 | yasuokaの日記 | スラド

    芝野耕司の『電子翻刻における「読み」と「見たまま」』(青空文庫オフ会、2009年7月4日)の中に、唐突に私(安岡孝一)の名が出てきたので、とりあえず全部聞いてみた。聞いていて、JIS X 0213に小書きの「ヒ」を追加した時のことを思い出したので、ここに記しておこうと思う。 JIS X 0213に小書きの「ヒ」を追加した理由の一つに、夏目漱石の作品がある。『吾輩はである』にも出てくるのだが、その時、私が注目した作品の一つが『野分』だった。春陽堂版(1908年9月)だと、p.463に「フヒヂアス式」という単語が出てくるのだが、この「ヒ」が明らかに小さい。「コスメチツク」(p.410)の「ツ」とか、「雜子ケ谷」(p.389)の「ケ」とかは全然小さくないのに、「フヒヂアス式」の「ヒ」だけが圧倒的に小さかった。 ところが、新潮文庫CD-ROM版『明治の文豪』(1997年1月)だと、「フヒジアス式

    mojiura
    mojiura 2009/07/16
    小書きの「ヒ」の存在(夏目漱石)。小書きの「ゲ」の可能性もあった? 偉大な小説家とはいえ、たった一人が何箇所かで使っただけの字が文字コードに影響を及ぼすというのは、ちょっとどうかと思う。私だけ?
  • 子供が夏休みに突入! | 小林章のドイツ日記2

    7月に入ってバタバタしていて更新が遅れました。7月4日は私の誕生日、その晩は京平が友達のJくんの家に寝袋を持って泊まりに行った。7月5日の日曜に迎えに行ったら庭にテントが4張り出ていた。そこで寝たらしい。5日午後に周平のチェロの発表会があり、6日の月曜には学校の先生と面談、7月10日に子供がそれぞれの現地校から成績表をもらってきて、周平は7年生(日の中学1年生)、京平は4年生に進級が決まりました。子供の成績その他のことでいろいろあって、ハラハラの2週間でしたが進級が決まって安心。ドイツの小学校中学校では落第があります。周平のクラスではもう3人が落第することが決まっているそうです。去年はもっと多かった。7人? 11日の土曜日の日人学校がおわって、子供が夏休みに入りました。京平はこの日は友達のKくんの家でお泊まり。2週間連続です。夏休み初日の7月12日は近所の Oさん宅でバーベキュー。気温

    子供が夏休みに突入! | 小林章のドイツ日記2
    mojiura
    mojiura 2009/07/16
    「ぶらんこ」の漢字が書ける子。
  • 合字(4) | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」

    T-h 合字について、読者の o_tamon さんからの以下の質問にお答えします。 「『Th』のような普通に組むとその部分だけ字間が広がって見えてしまうのを解消する機能もあると聞いたのですが当でしょうか?」 例は Adobe Garamond Regular です。この図の、上は合字でない Th 、下は T-h 合字です。 OpenType 機能の「合字」を選んでおくと、f-i の組み合わせでは自動的に fi 合字になるのと同じように、T-h の組み合わせは合字になります。 これについて、実は2008年に Adobe Garamond Regular のデザイナー、ロバート・スリンバックさんにインタビューしていたんですよ。『欧文書体2』後半の記事にするためのインタビューだったんですが、インタビューの量が多かったのと内容が濃すぎたためボツにした部分です。スリンバックさんの回答のうち半分以上

    合字(4) | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」
    mojiura
    mojiura 2009/07/16
    「Th」の合字が、実はあまりメジャーじゃない件。かといって古い時代になかったというわけでもない件。