何の本かというと、
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どこかに連れて行ってくれと言う子供と一緒に、古本市場へ。 愉快な日本語講座 作者: 添田建治郎出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/06メディア: 単行本 クリック: 318回この商品を含むブログ (3件) を見るというのを見つけて購入。525円 そのなかに、 山口大学は「口大」なの? という項目があった。著者は山口大学教授。 http://kotobakai.seesaa.net/article/8173720.html この話題。 「文部省文書処理規程(昭和43年訓令1号別表1)」に従っている、ということでした。 これらの名称は、「略称ではなく人事関係文書記号である。」「学外からの文書を受け付けた時、学外へ文書を発出する時、学内の部局間のみで文書を発出したり授受したりする時などに、文書記号番号の一部(先頭に記載)として用いている。」とのことであった。当然、各大学独自の判断で名乗
和本の海へ 豊饒の江戸文化 (角川選書) 作者: 中野三敏出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版発売日: 2009/02/10メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (13件) を見るを眺める。 近刊予告を見た時は、彷書月刊のを纏めるのだろうな、と思ったのですが、 http://bokyakusanjin.seesaa.net/article/114207469.html で、ご紹介されているように、和本という豊饒の海へ漕ぎ出したくなる本となっています。 さて、 大本・中本・小本・横本 これらに、「ぼん」という振り仮名がついているのが気になりました。中野先生は「おおほん・ちゅうほん・こほん・よこほん」と言っていらしたような記憶があります*1。 半紙本・美濃本などはボンでいいのですが。 全部ボンで統一されているかと思ったら、「折本」だけ「おりほん」でした。 『江
1987年の「預」 この頃、既に「ちょうどのお預り」があったと思う。 http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20060802/1154533964
『小学学習漢字の正しい書き方』旺文社発行のもの。(c)1977とある。 「美しい書き方」ではなく、「正しい書き方」の本である。 文部省は今年(昭和五十二年)七月、小・中学校の新しい学習指導要領を告示しました。学習指導要領というのは、みなさんが勉強するそれぞれの学校において、先生がたが、実際の授業で何を、どのように教えたらよいかを考えるさいに、その手引き、または基準となるものです。 この新しい学習指導要領において、今回、初めて、小学校で習う漢字(教育漢字=九九六字)についての統一された字体といってよい「標準字体」が決められました。これは、現在みなさんが使っているいろいろな教科書の字体(教科書体と呼ばれています)が、同じ教科書体でありながら、教科書をつくっている会社によって微妙にちがっているため、そのことから起こってくるみなさんの疑問や混乱をなくそうとの考えから決められたものです。 とある。
ワープロとつきあう法 (ゴマセレクト 52) 作者: 渡辺茂,秋山穰出版社/メーカー: ごま書房発売日: 2000メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る 「実物大キーボードはカバーの裏についています」 ピアノの紙鍵盤は聞いたことがありましたが。 モデルは、東芝のTOSWORD JW-7だそうです。 昭和58年の本。
http://www.jepa.or.jp/news/keyperson.php?id=133 ここを読んで思い出したのだけれど、たしか、以前、どこかに、書籍を画像化したものをうまく読ませくれるようなものが欲しい、と書いた気がするのだが、見当たらない。 現状では、縦書きの書籍などは、各行の上半分しか見えず、毎行毎行ページを上下させて読んで行くしかない。それをソフトの方でなんとかしてくれないかと思うわけだ。 OCRソフトのレイアウト処理のように、行をみつけて、それを折り返してくれればよいのだ。 こ テ ん キ な ス 風 ト に で 書 は い な て く あ て る 画 も 像 の の を 話 読 で み す た 。 い 無 と 理 思 な う 話 の で で し あ ょ り う ま か す 。 。 うこ 話テ のん でキ でな しス あ風 ょト りに うで ま書 かは すい 。な 。て
日本国語大辞典は第二版でも「April foolの訳語」としているようだが、これは、All fool's dayの訳語とすべきでしょう。 「万聖節」All saint's day の対。 『明治のことば辞典』東京堂isbn:4490102208、明治44年の『模範英和辞典』を載せるが、実際の用例として、徳川夢声の句、 万愚節などおろかしき芽独活かな 夢声戦争日記4(昭和十九年四月) を挙げておく。季語になっているので、歳時記の詳しいのを見れば、もっと用例は拾えるだろう。 新村出『童心録』(著作集12)によれば、 四月一日の午前、親知の間柄で軽妙また巧妙な手をつかつて人の虚をついて戯れる所の冗談をエプリルフールといふ。四月馬鹿と訳し、又その日をオールフールズデイ、万愚節とも名づける。西洋人が無邪気に陽春の半日を楽しむ四一愚人日の習慣も明治大正の交から日本にも入り来り、一部の新文化人をふざけさ
「不足」という言葉から、「不平」「不満」という意味が薄れていったことは、「役不足」の意味変化の話の際、あまり出て来ませんね。 「不足を言う」などの「不足」です。 新野直哉氏*1の、 「正用(1)」「役に対する不平不満」 から 「正用(2)」「人に対して役の方が不足していること」 への変化の方に関わることではありますが*2。 「正用(1)」「役に対しての不足(不満)」 「誤用」 「役に対して不足(たりない)……力量などが」 というのが寧ろ似ていて、 「正用(2)」「役が不足」 のほうが仲間はずれに見えるのが面白い。 なお、現在、「不足を言う」という言い方をしないわけではないようですが、「○○不足を言う」で、「○○に対する不平を言う」という意味になることはなさそうな気がします。 *1:http://db3.ninjal.ac.jp/SJL/view.php?h_id=1750260380 *2
http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20070106/1168086774 の関連話題。 山崎楽堂「月並概論」(『続俳句講座3特殊研究篇』昭和9年*1)に。 特殊な俳壇語が世間へ流布して、やがて平常の社會語となつたのには、最初にそれを世間へ送り出した人が無くてはならない。その人は漱石、その語を弘めた作は『猫』である。が、漱石自身は決して月並の特殊語義を誤用してはゐない、誤用してゐないばかりか、作中にその本意を説明までしてゐるのである。 けれども、受取る世間の方で誤解したことには、『猫』を『ホト丶ギス』へ載せた虚子翁すら、「此の月並といふ貶しめた意味を含んだ言葉を、單に陳腐とか常套とかいふ、月並其者の語源に近い意味に解釋したのは漱石の書いた「猫」が一番始めで、云々」(大正六年九月號ホト丶ギス所載)と述べた如く、それは漱石に取つて正に冤であるが、「其邊から、世間の人々は、珍
たまたま、報道ステーションで、「悠揚を迫らない」(あるいは「悠揚を迫らぬ」)という字幕を見た。発言者(静岡県知事だったか)は、「悠揚迫らない」(あるいは「悠揚迫らぬ」)と言っているようだったが。 さて、この「悠揚迫らぬ」ということば、結構面白い。「悠揚にして迫らぬ」「悠揚として迫らぬ」ということだろうと思うのだが、「悠揚不迫」という句は漢籍に見えないようだ*1。 日本国語大辞典で「悠揚迫らず」は、芳賀矢一「国民性十論」*から用例をあげている。 「悠揚不迫」、矢野龍渓「安田善治郎伝」*にあるのは見つけた。asin:4122006562 見出しが「悠揚不迫」で、本文は「悠揚迫らざる」。 漢籍に見えない漢語といえば 先日書いた、日本のための漢字辞典に、林大監修『現代漢語例解辞典』小学館、1992年isbn:4095010916いた。JIS漢字の第二水準まで、幽霊漢字といわれるものも収録したのが特
http://hiroark.blog.bai.ne.jp/?eid=105971 これを読んだ後、このような話をどこで読んだのだったかと気になっていたのだけれども、本棚をあさっていて、たまたま、 ボディランゲージを読む―身ぶり空間の文化 (平凡社ライブラリー) 作者: 野村雅一,竹内実,岩田慶治出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1994/07メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見るが出て来て*1、開いてみたら「肯定・否定」という章があり、インドの首振り問題も書いてあった。 ただ、私が覚えていたのは、どうやら、インドのことではなく、ブルガリアのことのようだ。ヤコブソンの ロマーン・ヤーコブソン選集 2 言語と言語科学 作者: ロマーン・ヤーコブソン,服部四郎,早田輝洋,長嶋善郎,米重文樹出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 1978/04/01メディア:
「あ」で始まる言葉は、日本国語大辞典が誰でも引ける。 http://try.nikkoku.japanknowledge.com/ 「あきいろ」はないんです。 歌謡曲には使われますね。松田聖子の曲名(三浦徳子作詞)が有名ですが。 http://www.uta-net.com/user/index_search/search2.html?ss=3&rc=10&ct=9&pg=0&kw=%8FH%90F&md=Kashi 上の検索では引っ掛かりませんが、グレープに「かなしいうた」というのがあります。これの「あきいろ」は、臨時一語っぽい。「秋の日はあきいろで」という形で、「あめいろ」「かぜいろ」「はるいろ」などと供に出て来るので。 歌謡曲のみならず、和歌でも使われているらしいのです。 二十一代集*にはないけれど、国歌大観のCD-ROMで引いてみてください。 和歌で使われているこれは、おそらく漢語
これ、けっこう有名と思ってたけれど、ググっても言及は見当たらない。 ドーデモ英和字彙(近代デジタルライブラリー) 明治18年。*1 真正の英和字彙の大に流行するを見、こいつ出版せば一山儲からんと思ひ付き編輯せるものなり その実は、ローマ字書にした日本語の面白語解、という感じ。團團珍聞・驥尾團子系の本。普通の辞典では見かけない面白そうな語も見えるが、臨時的なものかが分からないのが残念。「そんなん、どーでもえーわ」といわれそうだが。 巻末広告もふざけている。「牽強府会傍聴筆記」とか。 ついで 横書きの踊り字が「く」となっている。 http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=40078335&VOL_NUM=00000&KOMA=5&ITYPE=0 追記 コメントで、googleでヒットするとお教えいただきまして、私のヒットしないというのは私の勘違
千早正寛『活きて働く 商業書簡文』佐藤出版部 大正五(webcat)を開いてみたら結構面白い。「禮法上から見た注意事項」など。 切れ字とは人名だとか地名だとか又は熟語と云ったような離れ難いものを、何等遠慮もなく一の行尾と次の行頭との二つに分って記すことで、こは書簡として最も厭ふべき事実なのだ。とか、(イ)字体 第一に注意すべきは字体だが、如何に誤読を避ける必要があるからとて、一字一画をも忽にしない楷書などで認めてをったのでは、この忙しい商戦場裡にあって、到底勝利を占めることは出来ない。夫故に先ず行書体を其原則とし、夫に分かり易き草書体を交へる位の処で認めて行けばよいのだ。 (ロ)文字 略 (ハ)仮名 仮名は官公文書以外にあっては平仮名を用ゆべきだ。 (ニ)墨色 略 (ホ)墨つぎ 略といったところ。『殿』といふ字は、現今は非常に厳格な敬語として用ひられ、其結果公用文書抔はこの字に限られている
完封した場合、よく「散発○○安打」という。しかし、ヒットは沢山打たれたけれど無失点と言うケースがある。理論上、無失点で最大、何安打まで打たれることが出来るのだろうか、と考えたことがあった。 要は、1イニングでのことを考えてそれを9倍すればよい。単純に考えれば、3つの塁を埋めるまで、つまりヒットが三本出るけれどあとの三人は凡退、というケース。これを毎回繰返せば、散発27安打。全然「散発」ではないが。 しかし、もうちょっと考えるともっと多くなる。一イニング5本ヒットが出ても点が入らないと言うケースである。ヒット2本でランナー一塁二塁、ここでヒット、二塁ランナー、本塁を突くがタッチアウト。次のバッターもヒットでやはり二塁ランナーが本塁で憤死。次のバッターもそう。これで1イニング5安打で無得点ということになる。これを毎回繰返すようでは、三塁ベースコーチは失格だが、理論上のことであり、それに目をつぶ
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