ブックマーク / movie.maeda-y.com (60)

  • 超映画批評『ザ・コーヴ』60点(100点満点中)

    『ザ・コーヴ』60点(100点満点中) The Cove 2010年7月3日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー 2009年/アメリカ/カラー/91分/配給:アンプラグド 監督:ルイ・シホヨス 製作総指揮:ジム・クラーク 脚:マーク・モンロー リック・オバリー ルイ・シホヨス ≪偽善者ホイホイ≫ 和歌山県・太地町で行われているイルカの追い込み漁を止めようとする、反捕鯨活動家たちのアウトローな活躍の姿を、けれん味たっぷりの演出で描いたドキュメンタリー。冗談好きなオスカー会員たちの悪ふざけか何かで、アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞した話題作だ。多数の捕鯨反対派へのインタビューと、太地町のイルカ捕殺現場への侵入アクションで構成されている。 なおこの点数はトンデモ映画として見た場合のものであり、内容の正確性への評価は一切含まれていない。 いきなりだが、私と「ザ・コーヴ」

    mokkei1978
    mokkei1978 2010/07/05
    うわ、最悪。"当然リスクを受け入れるべき"ってだけで映画館への暴力的恫喝を肯定しちゃってるよ。
  • 超映画批評『アマルフィ 女神の報酬』90点(100点満点中)

    『アマルフィ 女神の報酬』90点(100点満点中) 2009年7月18日(土)全国東宝系ロードショー 2009年/日/カラー/125分/配給:東宝 原作:真保裕一 監督:西谷弘 主題歌:「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」サラ・ブライトマン 製作:亀山千広 企画・プロデュース:大多亮 出演:織田裕二 天海祐希 戸田恵梨香 佐藤浩市 2009年夏のイチオシ 今年2009年の夏シーズン、忙しい中、たった1だけ映画を見られるとするなら、私は迷わず『アマルフィ 女神の報酬』を選ぶ。夏休みらしいスケールの大きな大作であること、邦画の枠内でなく、世界標準からみても優れたサスペンス映画であることが理由だ。 と同時に、このような意欲作がコケることになったら、もはやマジメに日でエンタテイメントをやろうという人はいなくなってしまうのでは、と危惧する。人気テレビドラマをチョチョイと2時間に引き伸ばし、洗脳のご

    mokkei1978
    mokkei1978 2009/07/29
    それなのに脚本家がクレジットを辞退するとはけしからんなあ。"きわめてよくできた脚本"、"本来脚本とは、すべてこのように作るべきものなのだが……。"
  • 超超映画批評『隠し砦批評『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』10点(100点満点中)

    『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』10点(100点満点中) 2008年5月10日(土)より、ロードショー 2008年/日/カラー/118分/配給:東宝 黒澤明の名作を、長澤まさみ&ジャニーズ潤主演でリメイク 『隠し砦の三悪人』は黒澤明監督がのこした数々の傑作の中でも、特に「ファンに愛されている」作品ではないか。そんな、一定の年齢以上の日人にとって大切な宝物のような映画作品のリメイクに、樋口真嗣(ひぐちしんじ)監督は『THE LAST PRINCESS』(ざ・らすとぷりんせす)というイカすタイトルをつけた。そのカッコよさはまるでポケモン映画のよう。思わず涙が出る。 山の民である武蔵(松潤)と新八(宮川大輔)は、山名国により攻め落とされた秋月国の城内で、隠し金を探すための強制労働をさせられていた。やがて作業中の爆発事故にまぎれて逃げ出した二人は、偶然にも川辺で隠し

    mokkei1978
    mokkei1978 2008/05/13
    こんな娯楽映画にまで思想的な、つうか独自理論のいちゃもんをつけるとは...前田さんは重症化してるなあ。
  • 超映画批評『軍鶏 Shamo』25点(100点満点中)

    『軍鶏 Shamo』25点(100点満点中) Shamo 2008年5月3日(土)より、新宿トーア、シアター・イメージフォーラム他全国ロードショー 2007年/日・香港合作/105分/PG-12/配給:アートポート 親殺しの優等生が、少年院で空手の修行 橋以蔵原作・たなか亜希夫画による、一風変わった格闘漫画『軍鶏』は、事実上の香港映画としてより珍妙な仕上がりとなった。 裕福な両親のもと名門私立高校にかよう成嶋亮(ショーン・ユー)は、受験のストレスに耐え切れなかったのかある日突然両親を惨殺する。亮は少年院でも、世間を騒がせた親殺しと軽蔑され猛烈なイジメを受ける。このままでは殺されると悟った彼は、終身刑の囚人で空手の達人・黒川(フランシス・ン)のもとで猛特訓。自衛する能力を身に着けようとする。 個人的に原作漫画の中で圧倒的に面白いと思うのは少年院編で、その後のリーサルファイトや中国編はイマ

    mokkei1978
    mokkei1978 2008/05/09
    こっちではダメっぽい。"ダラダラとしている。"だって。
  • 超映画批評『相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』30点(100点満点中)

    『相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』30点(100点満点中) 2008年GW ROADSHOW 2008年/日/カラー/117分/配給:東映 東京ビッグシティマラソンで爆弾テロ発生か テレビドラマの映画版について批評するのは難しい。テレビのファンだけが楽しみ に見るものだから、個人的にはあまりうるさい事は言いたくない。だが映画として評価 すれば、たいてい厳しいものになってしまうのは避けられぬ。あらすじと見所だけ書い てお茶を濁せばいいのだろうが、批評家を標榜する以上それもどうかと思う。ようは、 どう書いても恨まれるだけでろくな事にはならない。私などは、批評家なんぞ嫌われて なんぼと開き直っているからまだ良いが、同業者の皆様はいったいどうしているのだろ う。 窓際部署“特命係”に追いやられているが警視庁有数の頭脳を持つ杉下右京(水谷豊) とその熱血部

    mokkei1978
    mokkei1978 2008/04/29
    かなりの酷評。テレビ版は悪くないと思うけど、映画ではダメか。
  • 超映画批評『ガチ☆ボーイ』85点(100点満点中)

    『ガチ☆ボーイ』85点(100点満点中) 2008年3月1日(土)、全国東宝系ロードショー 2008年/日/120分/配給:東宝 全プロレスファンは必見 『ガチ☆ボーイ』は、プロレスファンなら絶対に良さがわかる、ぜひ見てほしい傑作ドラマだ。 大学のプロレス同好会に、見るからにひ弱な五十嵐良一(佐藤隆太)が入部を希望してくる。技の覚えも悪かったが、先輩たちの教えは事細かにメモをとり、暇さえあればポラロイドも撮る熱心さに、部員らもすぐ打ち解ける。やがて念願のデビュー戦、五十嵐は試合の台を途中ですっかり忘れ、負けるはずの先輩選手相手にガチンコで勝利してしまう。騒然とする部員たちだったが、客は大うけ。五十嵐は客を呼べる人気レスラーの道を歩んでいく。 さて、ここまでのあらすじをみると、学生プロレスを舞台にした青春コメディかと思うだろう。しょっぱいダメ試合から始まるこの映画、じっさい前半はそんな感

    mokkei1978
    mokkei1978 2008/02/24
    学生プロレス映画。"終盤にいたると涙で前がみえなくなるほどの感動が押し寄せる仕組み"
  • 超映画批評『ファーストフード・ネイション』80点(100点満点中)

    『ファーストフード・ネイション』80点(100点満点中) Fast Food Nation 2008年2月26日、ユーロスペース他、全国順次ロードショー 2006年/アメリカ、イギリス/108分/配給:トランスフォーマー 宣伝・配給協力:ザジフィルムズ ダイエットに最適な映画 ハンバーガーやフライドポテトが大好きなお子さん、もしくはメタボ気味の旦那様をもつ奥さんは、迷わずこの映画に連れて行くとよい。これを見終わってもまだべたいというならば、それはもはや病気だ。 大手バーガーチェーンのある幹部は、パテから大腸菌が検出された件で、自社の肉加工工場に調査にやってきた。愛想よく案内された工場の様子からは、雑菌が混入する余地はあまりないように思える。だが、周辺で聞き込みを続けるうち、その恐るべき実態が明らかになってくる。 脚も書いているエリック・シュローサーの原作『ファストフードが世界をいつ

    mokkei1978
    mokkei1978 2008/02/19
    "労働者がさらに下の労働者を食い物にし、互いに対立する構図。"絶対観たいですが、むしろ前田さんの左翼的発言に驚いた。
  • 超映画批評『病葉(わくらば)流れて』40点(100点満点中)

    『病葉(わくらば)流れて』40点(100点満点中) 2008年2月16日より池袋シネマロサ/渋谷Q-AXシネマにてレイトショー公開決定! 2007年/日/120分/配給:メディアワークス 宣伝:GPミュージアムソフト ずいぶんと思い切った吉野紗香 ハードボイルド作家白川道(しらかわとおる)のギャンブル小説『病葉(わくらば)流れて』は、賭け麻雀の世界にはまりこむ若者を生々しく描き、青春小説の側面からも好評を得た。作はその映画化。 学園紛争華やかりしころ、大学生の梨田雅之(村上淳)は、四浪二留で、同じ学生とは思えぬ虚無的なムードを持つ永田一成(田中哲司)に強く興味を持つ。彼に近づいた梨田が見たのは、マージャン博打の世界。その危なげな空気を吸いたくて、彼は徐々にのめりこんでいく。そしてその最中に出会った、喫茶店で働くテコ(吉野紗香)とも、やがて惹かれ合っていく。 バクチと女、どちらも破滅の香

    mokkei1978
    mokkei1978 2008/02/19
    "この映画版の良い点は、バクチの世界に漂う雰囲気、期待や怒り、あるいはあきらめやいらだち、そういったものがごた混ぜになった退廃的かつ感情的な空気感をよく表現できていること。"
  • 超映画批評『母べえ』30点(100点満点中)

    『母べえ』30点(100点満点中) 2008年1月26日、丸の内ピカデリー2系ほか全国松竹東急系にてロードショー 2008年/日/2時間12分/配給:松竹 山田洋次監督の激しい感情に役者がついていけず 全精力を注いだ時代劇「武士の一分」が、そのできばえの良さとキムタク主演の相乗効果で大ヒットした山田洋次監督。彼が次に選んだのは、反戦人情ドラマ『母べえ』だった。これは黒澤明作品の常連スタッフで知られる、野上佳代の自伝的小説映画化したものだ。 昭和15年、東京。野上佳代(吉永小百合)は夫・滋(坂東三津五郎)と幼い娘二人とで幸せに暮らしていた。ところがある日、文学者で反戦主義者の滋が特高により逮捕。収監されても信念を曲げなかったため、一家にとって予想もしなかった長き悲劇の日々がはじまる。それでも滋の教え子の山崎(浅野忠信)らに支えられ、佳代は激動の時代を生き続ける。 私は今回、あまりにも感情

    mokkei1978
    mokkei1978 2008/01/22
    「左翼プロパガンダ的演出の数々には驚かされる。」。宮台さんと真逆。
  • 超映画批評『勇者たちの戦場』75点(100点満点中)

    『勇者たちの戦場』75点(100点満点中) Home of the Brave 2008年1月5日より銀座シネパトス他、全国ロードショー 2006年/アメリカ/105分/配給:日活 イラク帰還兵が、米土で直面する地獄の日々 アメリカ戦争映画が立て続けにコケている。 それはそうだ、いま作られているのは、テロリストに一定の理解を示したり、自軍の過ちに言及する(反戦ならぬ)"反省映画"ばかり。これから際限ない不景気~覇権国家転落への道をたどろうという時に、敵様の事情なんぞ気にする余裕が、米国民にあろうはずがない。 この『勇者たちの戦場』もそうした反省映画のひとつで、「イラク戦争からの帰還兵」という、きわめてホットなテーマを扱う戦争ドラマ。そしてここが重要なポイントだが、「アメリカ人が見たがらない戦争映画」というのは、えてして外国人たる我々が見ると面白い。 イラク駐留中のマーシャル軍医(サミュ

    mokkei1978
    mokkei1978 2008/01/21
    イラク戦争帰還兵についての社会派映画。「「アメリカ人が見たがらない戦争映画」というのは、えてして外国人たる我々が見ると面白い。」ほんと煽りが上手いなあ。
  • 超映画批評『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』70点(100点満点中)

    『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』70点(100点満点中) Mr. Bean's Holiday 2008年1月19日(土)、日比谷みゆき座ほか全国ロードショー 2007年イギリス映画/89分/配給:東宝東和 Mr.ビーンがフランスに行くとどうなるか ローワン・アトキンソンの名キャラクター"Mr.ビーン"は、およそ10年ほど前、日でもブームになった。寸足らずのツイードスーツに濃すぎる顔で、いつも問題をややこしく増幅させるマヌケな英国人の姿は、いまも記憶に新しい。……というより、忘れたくともインパクトがありすぎて無理か。 97年には、あまり好評ではなかった映画版も作られ、やがて長い沈黙を経て、このたび国イギリスのBBCにおける新作の放映と同時に、第2弾となるこの映画版が公開された。同時にこれが、ローワンいわく最後のビーンになるという。 慈善くじでフランス旅行を当てたビーン(ローワン・ア

    mokkei1978
    mokkei1978 2008/01/21
    十分な出来っぽい。
  • 超映画批評『カンナさん大成功です!』90点(100点満点中)

    『カンナさん大成功です!』90点(100点満点中) 200 Pounds Beauty 2007年12月15日、シネカノン有楽町1丁目、渋谷アミューズCQN、新宿バルト9 他 全国ロードショー 2006年/韓国/120分/配給:ワーナー・ブラザース映画 2007年韓国映画のベストワン いま韓国映画界では、"日流"なんて言葉があるくらい日の原作ものが大人気だが、彼らが鈴木由美子の少女漫画『カンナさん大成功です!』を映画化すると聞いたときは、思わずお茶を吹いた。 高見盛級のデブで、かつ不細工なカンナさん(キム・アジュン)は、大好きな歌の世界に飛び込んだものの、回ってきた仕事は人気歌手アミ(ソ・ユン)のゴーストシンガー。歌の下手なアミの代わりにレコーディングしたり、コンサートでは口パクに合わせて舞台裏で歌うのだ。そんなカンナはイケメンプロデューサー、サンジュン(チュ・ジンモ)に片思い中だったが

    mokkei1978
    mokkei1978 2008/01/06
    韓国映画の保守本流であるところのラブコメ傑作だって。
  • 超映画批評『俺たちフィギュアスケーター』70点(100点満点中)

    『俺たちフィギュアスケーター』70点(100点満点中) Blades of Glory 2007年12月22日 渋谷シネマGAGA!、なんばパークスシネマ他全国順次ロードショー 2007年/アメリカ/1時間33分/配給:ギャガ・コミュニケーションズ キモい男二人がフィギュアスケートでペアを組む?! アイデアを聞いただけで「これは見たい」と思わせる映画がある。飲み屋で思いついてメモ用紙になぐり書きした企画書が、一発で通ってしまうようなパターンだ。『俺たちフィギュアスケーター』は、(企画書がペラ紙一枚だったかは知らないが)その典型例。 フィギュアスケート男子シングルで、常にトップ争いをしているチャズ(ウィル・フェレル)とジミー(ジョン・ヘダー)。実力は拮抗するも犬猿の仲の二人は、同点優勝の表彰式で乱闘騒ぎを起こしてしまう。事態を重く見たアメリカフィギュア界は二人を永久追放。しかし彼らは規約の穴

  • 超映画批評『ディスタービア』80点(100点満点中)

    『ディスタービア』80点(100点満点中) Disturbia 2007年11月10日(土)、スバル座ほか東宝洋画系にて全国ロードショー 2007年/アメリカ/1時間44分/配給:角川映画 角川エンタテインメント共同配給 宣伝:角川エンタテインメント DW劇場宣伝グループ 隣の女の子の着替えを覗いていたら、とんでもないモノが見えてしまった 隣の家に毎日ビキニで泳ぐ美少女が住んでいる。手元には双眼鏡もビデオカメラもある。家族は夜まで帰ってこない。さて、残された10代の少年は何をするでしょうか? そんな興味深い設定の『ディスタービア』は、徹底して若者向けに作られたスリラーで、その明快なコンセプトが全米で大いに受けた。確かにこれ、サイコーに面白い。 教師を殴って3ヶ月の自宅謹慎をくらった主人公ケール(シャイア・ラブーフ)は、自室から30メートル離れると自動的に通報、即警察がやってくる監視システム

  • 超映画批評『タロットカード殺人事件』70点(100点満点中)

    『タロットカード殺人事件』70点(100点満点中) Scoop 2007年10月27日、シャンテ・シネ、Bunkamuraル・シネマ他にてロードショー 2006年/アメリカ、イギリス/96分/配給:ワイズポリシー このくらいで十分と思わせる良質なミステリ映画 最近のウディ・アレン映画は、面白いか否かより、ほとんど好きか嫌いかで評されるようなところがあったが、『タロットカード殺人事件』は久々に"面白い"一であった。 休暇でロンドンに来ているアメリカ人の女子大生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)は、たまたま鑑賞した手品ショーで老マジシャンのシド(ウディ・アレン)から舞台上に呼ばれ、人体消失マジックのモデルにさせられる。巨大な箱に入れられたサンドラは、しかしそこでなぜか先日急死した有名記者の幽霊と遭遇、いま巷を騒がせている"タロットカード連続殺人事件"の犯人の名を告げられる。その後、なりゆき

    mokkei1978
    mokkei1978 2007/10/22
    「小さなハラハラドキドキ、小技だけで最後まで引っ張ってしまうのだからこの監督の映画作りは奥が深い。」前田さん、お勧めの仕方が本当に上手い。
  • 超映画批評『自虐の詩』65点(100点満点中)

    『自虐の詩』65点(100点満点中) 2007年10月27日、渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー 2007年/日/1時間55分/配給:松竹 まわりに溢れる幸せに気づかせてくれる感動ドラマ もののによれば、女性には2種類のタイプがいるという。それは、女王様型とボランティア型。(男に)つくされて喜ぶか、それともつくして喜ぶか。ブサメンなのに美人にモテる男たちは、アカギが捨て牌をエリアで分けるがごとく、ボランティアタイプを能的に見分け、アプローチしている。 もっと具体的にいうと、酔っ払って強引に迫られると断れない、「きれいだね」より「いつもありがとう」と言われる方が嬉しい、歴代彼氏が俗に言うダメンズばかりというアナタは、間違いなくボランティアタイプである。運が悪いとヒモまがいのろくでなしを一生養い続ける事になるから要注意だ。 『自虐の詩』のヒロインもその典型で、ハタか

    mokkei1978
    mokkei1978 2007/10/22
    敬遠気味の堤幸彦監督だけど、これはなかなかいけそう。
  • 超映画批評『アレックス・ライダー』70点(100点満点中)

    『アレックス・ライダー』70点(100点満点中) Stormbreaker 2007年10月27日(土)より東劇ほか全国一斉ロードショー 2006年/イギリス・アメリカドイツ/上映時間:1時間33分/配給:CKエンタテインメント 大人気原作ものらしく、力の入った出来のティーン向けアクション この映画の対象年齢は比較的はっきりしている。スパイとして大活躍する主人公は14歳の設定だから、まずはそれより下の世代の男の子、そしてその父親。ところが、そのどちらにも当てはまらない私が見てなかなか面白いのだからあなどれない。世界的なベストセラーの映画化ということで、相当力を入れて作ったことが良くわかる格的アクションスパイムービーだ。 平凡に暮らしていた少年アレックス(アレックス・ペティファー)は、叔父(ユアン・マクレガー)の死後まもなくイギリス情報局秘密情報部(俗に言うMI6)からスカウトされる。実

    mokkei1978
    mokkei1978 2007/10/22
    最近映画が観れてないせいか、どの紹介文でも面白そうに感じる。
  • 超映画批評『アフター・ウェディング』60点(100点満点中)

    『アフター・ウェディング』60点(100点満点中) After the Wedding / Efter brylluppet 2007年10月27日、シネカノン有楽町にてロードショー 2006年/デンマーク/119分/配給:シネカノン 抜群のストーリーテリング 家族には大きく分けて2種類ある。いわゆる遺伝子上のつながりがある肉親と、血はつながっていないが家族同然の存在。養子の類もこちらに含まれるだろうか。赤ちゃんポストの概念を発明したり、不妊というわけでもない有名人が積極的に養子を迎えるなど、後者を受け入れる土壌が広まっている欧米に比べると、現代日は比較的血縁を重視する印象だ。婚外子への相続差別など、法律上にもその痕跡が残っている。 また、国や民族の違いに限らず、収入や家柄によっても"血"にこだわる度合いは違ってこよう。『アフター・ウェディング』は、そんな富豪のきまぐれに振り回される、あ

    mokkei1978
    mokkei1978 2007/10/22
    「真相を小分けで出してくる。悔しいが、ぐいぐいと引き込まれる。」
  • 超映画批評『クローズ ZERO』40点(100点満点中)

    『クローズ ZERO』40点(100点満点中) 2007年10月27日(土)全国東宝系ロードショー 2007年/日/カラー/130分/配給:東宝 学園内で抗争を繰り広げる、熱い高校生たち 尾崎豊の歌に、誰かの喧嘩の話にみんなで熱くなりながら、同時に自分がどれだけ強いのか気にかかる(たぶん)高校生の心情を綴った歌詞がある。男の子にとって妙にいたがゆい、このリアルな歌詞づくりのセンスは天才的と私は思うが、同じように感じる人もきっと多いだろう。 『クローズ ZERO』は、地域の有名なワルがそろって入学してくる不良校「鈴蘭男子高校」の頂点(昔でいう番長だ)を、腕自慢の男子たちがそれぞれ目指す学園ケンカアクション。女の登場キャラは人質になる以外やることがないという、隅々まで汗臭い物語だ。一歩間違えば尾崎ソングの歌詞同様、邪気眼になりかねないストーリーを、三池崇史監督が独特のケレン味溢れる演出で、そ

    mokkei1978
    mokkei1978 2007/10/22
    40点だけど、紹介者ノリノリのレビュー。「気を抜くと東映ヤクザ映画になってしまうのではないかと心配するスリルも味わえる。」や、山田孝之のくだりに笑った。
  • 超映画批評『ヘアスプレー』90点(100点満点中)

    『ヘアスプレー』90点(100点満点中) Hairspray 10月20日(土)丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にて公開 2007年/アメリカ/116分/配給:ギャガ・コミュニケーションズ 近年最高のミュージカルムービー 入場者全員にサントラCDを配るわ、試写会招待状は派手にばらまくわと、宣伝GAGAの異様なまでの太っ腹ぶりが目立った作。東京を見下ろす、映画会社中ナンバーワンの瀟洒な試写室に招待された一般のお客さんも多かろう。公開までに見たいヤツは全員みちまうんじゃないかと思うほどの勢いは、しかしそれだけ作品の出来(今回はサントラのそれも)に自信があるということだ。一般に、期待はずれの作品の試写は少なく(知名度がある場合はいっそ行わず)、知名度はないがいい作品の場合は口コミ効果を期待して多くの人に見せたくなるものだ。 1962年、ボルチモア。超ポジティブでおデブな女子高生トレーシー(

    mokkei1978
    mokkei1978 2007/10/14
    何だか大プッシュされてる。「彼女の母親役を、ジョン・トラヴォルタが6時間かけた特殊メークで演じており」、と聞くだけで笑える。