「自分で決めて自分で発表してしまう」と苦言を呈し… 小泉氏の農相就任後、ついに消費者の手元に届き始めた備蓄米。一方で、浮き彫りになったのが、これまで放出されていた備蓄米の流通速度の遅さと販売価格の高さだ。 その元凶にはJAグループの存在がある。JA側と関係が深い野村氏は小泉新農相に対して辛口だった。 「コメ担当大臣」となった小泉進次郎氏 ©時事通信社 「5月31日、鹿児島県内で行われた森山裕幹事長(80)の国政報告会で、随意契約による備蓄米販売を断行した小泉氏について『自分で決めて自分で発表してしまう』と苦言を呈したのです。その後、小泉氏も『大臣の裁量の範囲内で決められることは党に諮らずとも決めていく』と応酬。野村氏がJA鹿児島県中央会出身の議員であることから、露骨なJA擁護であるとの批判が殺到しました」(自民党関係者) JAとその関連団体からの資金の流れを精査 そんな野村氏の収支報告書(
