2010年7月18日のブックマーク (2件)

  • 海にまつわる恐ろしい話 - 生死のはざま

    生と死の境界線は、どこにあるのだろう? 運命の女神に見放され、絶望だけが支配する極限状態の心理とは、いかなるものか? 命の尊さを口にする時、その資格のある者、それは、過酷な運命に否応なく翻弄され、地獄のような環境を体験し、生還することの出来た人間のみに与えられるものである。偶然と幸運にだけ恵まれ、からくも生き長らえることの出来た人間の証言。まさしく、その中にこそ、求められる恐ろしい真実がある・・・

  • 自画像をめぐる自意識 - ohnosakiko’s blog

    画学生が取り組む課題の一つに、自画像がある。手頃なモチーフがなくモデルも手配できず描きたい場所は遠過ぎる、そんな時でも困らない一番身近な対象、自分自身。だから、貧乏な画学生は絵の修練のためによく自画像を描く。 画家の自画像も面白い。自画像で有名な画家というと、レンブラント、デューラー、ゴッホが思い浮かぶ。個人的にはデューラーのこれが自画像のオールタイムベスト1だ。と言っても未だに画集でしか見たことないんですが。 この自画像のように、自分の上半身を正面から描くのは案外難しい。実際に鏡に顔を映しながら描こうとするとわかる。体は鏡ではなく、描いている絵の方をどうしても向く。だから自然な体勢で描くと、顔も上半身もやや斜めを向いた絵になる。そういう自画像は多い。 それをあえて真っ正面から、しかも自らをキリストに見立てて、1500年という当時「最後の審判」が下ると恐れられていた年に描くという28歳のデ