第175臨時国会が30日、召集された。与党が大敗した参院選後初の国会で、会期は8月6日までの8日間。参院は午前の本会議で、議長に民主党の西岡武夫議院運営委員長(74)を選出した。副議長に自民党の尾辻秀久参院議員会長(69)が選出された。議会運営の要となる議運委員長に自民党の鈴木政二参院国対委員長(62)の起用が決まった。 午後3時には天皇陛下を参院本会議場にお迎えして開会式を行う。 会期中は、菅直人首相の就任後初となる予算委員会を衆院で8月2、3両日、参院で同月4、5両日にそれぞれ開催する。 野党側は、菅首相が参院選で言及した消費税率引き上げ問題をはじめ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜(ぎ)野(の)湾(わん)市)移設問題、小沢一郎民主党前幹事長らの「政治とカネ」の問題、さらに参院選落選後も続投させている千葉景子法相に対する首相の任命責任などを厳しく追及する構えをみせている。 参院で野党が過半数