2日は多くの企業で来年春に卒業する大学生などの内定式が行われます。先月1日時点での就職内定率は88%余りと去年の同じ時期を1.8ポイント上回り、学生に有利な “売り手市場” が続いています。 人材サービス大手のリクルートキャリアが来年春に卒業する予定の大学生およそ1400人を対象に行った調査では、先月1日の時点で、就職希望者のうち内定を得たと回答した学生は88.4%でした。 これは去年の同じ時期を1.8ポイント上回り、学生に有利な “売り手市場” が続いていることを示しています。 複数の企業から内定を得た学生の割合は66.2%に上っていて、内定を得た会社の数は平均で2.47社でした。 調査を行った会社は「売り手市場は一過性ではなく、ここ数年続いており、企業側が採用への危機感が強いことを示している。労働人口が減少していくことが見えている中で、企業にとって若者の確保が大きな課題になっている」と