ブックマーク / newsweekjapan.jp (11)

  • 非英語国民は損か得か

    母国語のほかに外国語を学ばないといけない国の人間はなんだか損だなあと思うことがある。仕事でも観光でも、アメリカ人やイギリス人は母国語のままで世界中で活動できることが多い。一方、日人など非英語国民は英語を知らないと不利になることが多い。 そのハンデを埋めるために、日人が授業や宿題や受験や英語検定や留学にかける時間と費用は、天文学的な数字になる(それは大げさ)。こちらが生涯で英語学習に費やす何万時間と何百万円(?)を、アメリカ人はほかのことに自由に使えるのかと思うと、ちょっと悔しい。 だが、非英語国民にも得なことはある。英語のような異質な言語を学べば、異質の文化を知ることにつながり、視野が広がり、人間として成長できる。英語圏の人にはそのチャンスは少ない。ああ、かわいそうなアメリカ人、イギリス人、オーストラリア人その他もろもろの人々よ。 そのかわいそうな英語圏では、外国語を学ぶ必要がほとんど

    monaken
    monaken 2010/06/24
    日本の翻訳文化による多様性について
  • キテレツ発明品まつり「メイカー・フェア」は役に立たないのが楽しい!

    銀色に輝く流線型のロケット。1930年代のパルプ雑誌の表紙にあったような宇宙船が目の前にそびえたっている。当に金属製で、10メートルほどあって人間が乗れる大きさだ。 その向こうでは蒸気機関で動くロボットが白い湯気を吹き上げて人力車を引いている。スティーム・パンク――内燃機関が発明される前に人類が夢見たハイテクだ。 こちらではライブ演奏が始まった。楽器の周りで何人もが汗びっしょりで自転車をこいでいる。このアンプはすべて人力発電機を電源にしているのだ。 真っ赤な消防自動車がある。ただしホースから吹き出すのは真っ赤な炎だ。英語で消防車をファイヤーエンジンと呼ぶからって当にファイヤー出すなよ! そこら中、奇想天外というか奇妙奇天烈なメカやマシンだらけで超ワクワクする「メイカー・フェア」に行って来た。 今年はカリフォルニア州サンマテオで5月22・23日に開かれた。DIY(Do It Yourse

    キテレツ発明品まつり「メイカー・フェア」は役に立たないのが楽しい!
  • 巨乳レストラン「フーターズ」の社長が皿洗いとして自社の店に潜入!

    「アンダーカバー・コップ」というと身分を隠して潜入捜査する警察官のことだが、米CBSテレビの『アンダーカバー・ボス』は、大企業のCEOが自社の末端の労働者として仕事の現場に潜入する番組。 たとえば全米のゴミ処理を独占するWM(ウェイスト・マネージメント)社のCEOがゴミ回収の仕事に就く。周囲は彼が社長だとは知らない。テレビカメラは撮り続けているが単なる取材だと言われている。だからゴミ回収車のドライバーが社のCEOを「このオッサン、いい歳して全然使い物にならないな!」と怒鳴りつけたりする。ボスは初めて社員の苦しみ、生活の厳しさを知り、待遇改善の必要を感じたりする。 先週の「アンダーカバー・ボス」はフーターズの社長コビー・ブルックスだった。フーターズは巨乳レストラン・チェーンだ。ウェイトレスはみな巨乳、それがピチピチのタンクトップとホットパンツでむちむちぷりんと客を迎える。女の子の乳と尻と太

    巨乳レストラン「フーターズ」の社長が皿洗いとして自社の店に潜入!
    monaken
    monaken 2010/02/18
    こういうリアリティ番組って日本でもやって欲しい。それと日本に出店したら絶対に通う!
  • 先進国がデフォルトする日

    次第に現実味を帯びてきた債務不履行。日米などが借金を続けられるのは、投資家の信認が保たれている間だけだ 先進国の政府が貸し手に「借りた金は返さない」と宣言する事態が起き得ると聞かされても、少し前なら誰も信じなかっただろう。アルゼンチンやロシアならともかく、まさかアメリカや日やイギリスに限ってそんなこと......。 その「まさか」がすぐに起きるとは思わないが、あながちあり得ない話とは言い切れなくなってきた。裕福な国々の政府が多額の借金を続けているので、「貸し手は将来も貸し出しを続け、政府はこれからも借金返済を続ける」という前提が崩れる日が訪れるかもしれない。 そんな事態に陥ったら世界にどんな影響が及ぶだろう。歴史を振り返っても、ほとんどヒントは見つからない。この疑問を考える上で重要なのは人間の心理だ。 別の大きな問題を元に考えてみよう。ドルが市場の信認を失って売られ、円やユーロ、金、原油

  • ソマリアの惨状を世界が見捨てた訳

    1992年当時のソマリアは最悪の状況だった。内戦で無政府状態が続き、武装集団が国連の援助物資を略奪。全土で180万人が飢えに苦しんでいた。 そこへ登場するのが、米軍主導の多国籍軍だ。インド洋には援助物資を積んだ米軍の輸送艦隊が現れ、空からは米軍の攻撃ヘリが物資を運ぶトラックを援護。武装勢力の動きを監視するために米軍の偵察機が首都モガディシオ上空を日夜旋回した。 それから17年。モガディシオは今も衛生状態の悪い難民キャンプに囲まれている。飢餓状態にある人は2倍以上に膨れ上がった。だがもはや、米軍も国連も救援に駆け付けてはくれない。 ソマリアの危機は現在、最悪のレベルにまで深刻化している。暫定政府の軍とイスラム過激派の戦闘が各地で起き、この半年だけで140万人が国内避難民となった。 それなのに、なぜ世界はソマリアに目を向けないのだろう。その答えは、国連と米軍の大規模な救援活動が頓挫した経緯にあ

    monaken
    monaken 2009/11/26
    ここで使われた「攻めてきた他国民を惨殺してメディアに晒す」は今の誘拐殺害を行うテロリズムに通じるから怖い。国民から具体的な恐怖に陥れる外交があまりにも効果的すぎた例。
  • 「拷問」に曲を使われたアーティストたちが使用料を請求へ?

    とんだ迷惑 エアロスミスの曲もテロ容疑者への拷問に使用されたとみられる。ボーカルのスティーブン・タイラー(写真)も怒り心頭?©Reuters ブリトニー・スピアーズやナイン・インチ・ネールズの曲、はたまたの餌のCMソングを何時間も聴き続けたら頭がおかしくなるだろうか? 米軍の将校たちがイラクやアフガニスタン、キューバに収容されているテロ容疑者に音楽を聞かせたのは、まさにそれをねらってのこと。独立系調査機関のナショナル・セキュリティー・アーカイブは情報公開法に基づいて10月22日、米陸軍や中央軍、国防総省情報局(DIA)やCIA(中央情報局)など複数の政府機関に、拘束や尋問中に使用された音楽の録音や報告書の開示を請求した。 開示請求の対象は20。いずれも、キューバのグアンタナモ米海軍基地テロ容疑者収容所施設で「騒々しい」音楽を使用したことが記されているものだ。ある収容者は、睡眠を奪う目的で

    「拷問」に曲を使われたアーティストたちが使用料を請求へ?
    monaken
    monaken 2009/11/06
    ソフマップの曲はある意味最強の拷問ソング。
  • 全米最悪FOXニュースの偏向ぶり

    FOXニュースは右派寄りの偏向報道を行っている――10月8日、ホワイトハウスのコミュニケーション責任者アニタ・ダンにそう非難されたとき、FOXはこの種の批判を受けた際のいつもどおりの態度を取った。偏向などしていないと反論する一方で、実際には紛れもない偏向報道を続けたのである。 FOXのウェブサイトでこのダンの批判に関する記事を読めば、一目瞭然だ。その記事は5人の人物のコメントを引用しているが、そのうちの2人はFOXで働いている人間。5人がそろいもそろって、オバマ政権高官によるFOX批判を事実無根と非難し、あるいは政治的に愚かな行為だと嘲笑している。ダンの主張を支持する人物のコメントは1人も引用していない。まさしく、偏向報道のお手のような事例だ。 ウェブサイトだけではない。テレビのFOXニュースにチャンネルを合わせると、いつものキャスターやコメンテーター連中が同じ主張を異口同音に唱えていた

    monaken
    monaken 2009/10/22
    一ジャーナリストではなく、組織ぐるみでやってるとこが最悪
  • 独占!爆笑ノーベル委員会の舞台裏

    やっちゃった! ノルウェー・ノーベル委員会のトルビョルン・ヤーグラン委員長(10月9日、オスロ) Scanpix Norway-Reuters バラク・オバマ米大統領のノーベル平和賞受賞について、ブログをアップするのに数時間かかってしまった。なぜか。笑いが止まらなかったからだ。 まじめな話、私が笑っているのはオバマではない。すでに凋落著しいこの賞を一段とチープにした、ノルウェーのノーベル賞委員会のアホ委員たちだ。この決定が下された審議を想像してみよう。 委員長 おい、みんな! もう午前2時だが今日中に受賞者を決めなくちゃいけない。どうするかね。またジミー・カーター(元米大統領)にやるわけにはいかないし......彼には以前、行き詰まったときに急場しのぎであげてしまったからな。今回しくじったら、グラミー賞より信頼性が落ちてしまうぞ! A委員 (明らかに酔っ払っている) おう、それなら(アメリ

  • アメリカでは「科学は真実だ」というのも勇気がいる~ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツの科学教育ソング

    お日様って光り輝く プラズマの塊なんだよ お日様はただのガスなんかじゃない プラズマさ! 電子が自由に飛び回ってるんだ プラズマさ! 物質の第四状態だ 気体じゃない 液体でもない もちろん固体なんかじゃない (Why Does The Sun Shine by They Might Be Giants) ポーグス風パブロックで太陽についての科学的知識を歌うのはゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ。オフビートなサウンドとトボケた歌詞で人気のニューヨークのロックバンドだ。 彼らのニュー・アルバムは『Here Comes Science(科学がやって来た)』。『ABCがやって来た』、『1.2.3.がやって来た』(グラミー賞受賞)に続く、子供向け教育アルバムだ。 「鉄は金属、酸素で錆びるのを見たことあるよね/炭素は石炭だけど、圧力かけるとダイヤモンドになるんだよ」と歌う「元素を紹介しよう」というフォー

    アメリカでは「科学は真実だ」というのも勇気がいる~ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツの科学教育ソング
  • 政権交代でも思考停止の日本メディア | TOKYO EYE | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー トイレを修理してもらうために呼んだ業者にこんなことを言われたら、どうだろう。「うーん。ちょっと待ってください。セカンドオピニオンを聞かないと」。さらに悪いことに、医者にこう言われたら?「おかしな病気ですね。医者を呼んできます!」 8月30日の総選挙で民主党部に詰めていたとき、私の頭に浮かんだのはこんなバカげた光景だった。日のジャーナリスト5人に、次々と同じ質問をされたのだ。「政権交代をどう思いますか」 そういう疑問に答えるのが、ジャーナリストの役目ではないのか。そもそもそのために給料をもらっているのでは。その場に居合わせたイギリス人ジャーナリストが私に言った。「よくあんな質問に答えましたね。あんなものはジャーナリズムじゃない。日の記者はただ騒いでいるだけ。今夜、この国が根から変わったことを理解していない」 総選挙を境に日は根底から変わった──

    政権交代でも思考停止の日本メディア | TOKYO EYE | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
  • オバマの病的な医療保険改革

    パフォーマンス しゃべるだけでは何も変わらない──6月15日、米国医師会(AMA)でスピーチをするオバマ Jonathan Ernst-Reuters バラク・オバマ米大統領の医療保険「改革」が世間知らずなのか偽善なのかそれとも単に大嘘なのかは、区別がつかない。たぶん、そのすべてだろう。 オバマは、医療費の急膨張を抑えることが至上命令だと言い続けている。それ自体は正しい。問題は、いま医療保険「改革」として喧伝されている方法では、医療費抑制はほぼ不可能なだけでなく、正反対の結果になる可能性もきわめて高いということだ。 オバマ自身の大統領経済諮問委員会(CEA)の最近の報告書は、医療費の抑制がなぜそれほど重要かを示している。75年以降、国民一人当たりの年間の医療費(物価調整後)の伸びは、一人当たりの経済成長の伸びを毎年2.1ポイント上回ってきた。 もしこの傾向が続けば、次のことが起こるとCEA

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