パティ・スミスにとって、最大のシングルヒットとなったのが「ビコーズ・ザ・ナイト」。 この曲を書いたブルース・スプリングスティーンとパティによるデュエットが実現したのは2009年、ロックの殿堂25周年コンサートでのことだ。 ブルースがパティにこの曲を贈ったのは1977年、3rdアルバム『明日なき暴走』がヒットしてから2年が過ぎたある日のことだった。 この間、元マネージャーのマイク・アペルとの裁判の影響で、ブルースはレコーディングを禁止されていた。 (ブルース・スプリングスティーン〜禁じられた日々) 裁判が終わり、ようやくスタジオでのレコーディングを再開したブルースだったが、どうしても完成させることができない曲があった。 「俺は今までストレートなラブソングを書いたことがなかった。『ビコーズ・ザ・ナイト』を完成させるにはその真っ直ぐさが必要だったんだ。でも、あの頃の俺にはそれができなかった」 レ
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