トマ・ピケティの『21世紀の資本』が好評である。筆者は、kindle版の英語版を読んだが、山形浩生さんらの丁寧な日本語訳もある。ネットの上でpdf版を探せばある。この年末年始の休みに読むにはちょうどいい本だ。 『21世紀の資本』は反成長でも反インフレでもない kindle版やpdf版で便利なのは、資料リンク(http://piketty.pse.ens.fr/en/capital21c2)を参照できることだ。そこには、本書に使われている図表が250枚以上もある。 本書は、分厚い学術書であるが、そのタイトルから、マルクスの資本論の再来を彷彿させる。しかし、ピケティ自身がいうとおり、本書はマルクス経済学ではなく、標準的な成長理論を使った、ごくふつうの経済学である。 本書は、政策提言を除けば、反成長でも反インフレでもなく、政治的な左も右もない。もし本書を政策提言のみを強調したりして、政治的な左の
By Bart 世界中で「1週間に5日間働いて2日休む」という週休2日制度が導入されており、週末が近づくと「もうすぐ休日!」と1週間の終わりを感じるわけですが、そもそも「1週間」という周期が自然な周期ではないということがThe Atlanticで指摘されています。そこで「週4日労働制の方が効率が良くなる」ということが、実際に導入した企業の事例と共にCityLabでまとめられています。 It's Time for a Four-Day Workweek - CityLab http://www.citylab.com/work/2014/08/its-time-for-a-four-day-workweek/378911/ ◆週5日労働制の起源 By Federico 世界中で「7日間」は1つの周期として捉えられていますが、1991年8月にWitold Rybczynski氏がThe Atl
しばらくぶりの更新です。今回は「貧困」について考えてみましょう。考えるといっても、理屈っぽい話ではなく、簡単なところから始めてみたいと思います。また、掲載可能な文字数の関係で二回に分けて掲載します。 「貧しいって何かね?」貧困と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。ある人は、発展途上国での飢餓状態を想起するかもしれません。ある人は、日本の戦中戦後の経済混乱期における生活や戦災孤児・未亡人を思い出すかもしれません。また、ある人は金融危機後に実施された年越し派遣村に集まってきた人たちのように不安定な雇用環境にいる人たちに思いを寄せるかもしれません。 改めて考えてみると、何をもって貧しいとみなすか、というのはなかなか厄介な問題です。現在の日本で発展途上国での飢餓状態と同じような状況におかれている人は、極々少数でしょうし、日本国内で貧しいと思われているような人であっても、その所得額や食事から得られる
週3コンビニでバイトする世界線 『地方に一軒家を建ててアナログデトックスしたい - 太陽がまぶしかったから』なんて事を書いたのですが、週3コンビニバイトするのは実際にどうなのか調べてみました。地元にある6とか8とか付くコンビニだと時給850円で5時間みたいなのが多いようです。 すると週3なので月12回出勤として「850×5×12=5.1万円」となります。ちょっと生活するのは厳しいかもですね。国民年金高すぎです。週4にしたり、深夜シフトを入れる必要もありそうです。それでも5時間のシフトって17〜22時みたいになっていて「なにそれ天国?」って思いました。そのコンビニは家のすぐ近くにありますし、準備らしい準備もなく出かけることができるでしょう。そうすると実拘束時間は多めに見積もっても6時間しかありませんし、日中の殆どを自由に過ごせます。 実拘束時間 逆に現在の自分の労働時間は7.5時間という事に
日本の就活問題 なんか突発的に書いてみます。 日本の就職活動、いわゆる新卒による一括採用って、問題じゃないかと言われることがおおいですよね。 もちろん、これにはメリットもありますが、終身雇用的なものが前提となっているので、今の時代に効率的か?といわれると疑問もあります。 まあ、といっても、今から採用制度を変えろ!といってもかなり難しいと思うのですね。一気にいろいろな会社が採用制度を変えるとなると、採用フローから人事制度まで変える必要があるので、大幅なコスト高になるので、方向性を変えるのにはまだまだ時間がかかりそうです。 とはいえ、今の形の中でも、就活生の負担は減らせるんじゃないかなあ、と思っているのです。 無駄なところ 最近思うのは - リクルートスーツは無駄 - 手書きの履歴書は無駄 - 志望動機を聞くのは無駄 というのがあります。 まず、リクルートスーツ。これを学生が着る気持ちはとても
当たり前だが、生きるためには「食べること」が必要不可欠だ。基本的に人間は食事をとらずに生きていくことはできない。そして、自給自足でもしない限り、食べ物を入手するためにはお金が必要で、多くの人はこのお金を労働によって得ている。 そういう意味で、「働くこと」と「食べること」は、かなり近い距離にある。「なぜ働かなければならないのか」という問の、もっとも原始的でシンプルな答えは「食べるため」である。実際、働いて独立生計を立てることを「メシを食う」と表現したりすることもある。(異論がある人もいるだろうけど)僕たちは、基本的に「食べるため」に働いているはずだ。 しかし、この国では、どうもこの基本的な関係が崩れているような働き方をしている人が多すぎるような気がしてならない。「食べるため」に「働く」はずが、「働くこと」で(まともに)「食べられなくなっている」のだ。 いきなりだが、ひとつ質問をしたい。あなた
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。
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