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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (25)

  • ウクライナ正教会、ロシア正教会から独立へ

    古代から伝わる正教会の聖体礼儀や図像は、ウクライナロシア双方の歴史とアイデンティティにとって不可欠だ。(PHOTOGRAPH BY BRENDAN HOFFMAN) ロシア正教会から、ウクライナ正教会が独立する見通しだ。ロシア正教会は、2億6000万人強の信者を擁するキリスト教東方正教会のなかの最大派閥。先日、東方正教会幹部によって明らかにされたこの決定は、300年以上前に確立された教会の基盤を揺るがすほど大きな意味を持っている。 コンスタンチノープル総主教のバルトロメオ1世(正教会高位聖職者の位階制において「平等の中の首位者」とされる)が招集したシノド(主教会議)は、1686年以来モスクワの宗教当局者の管轄下にあったウクライナ正教会に対し、独立する権利を承認した。 ウクライナ正教会は、26年前のソ連崩壊後に設立されて以来、これまで正式な承認を得られずにいたが、今回のシノドにおいて、ウク

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    mongrelP 2022/03/17
  • ロシアが人工衛星を破壊、なぜ「無謀で危険な行為」なのか

    ロシアによるミサイル実験が、軌道上にある使用済みのソ連製人工衛星を破壊。その結果散らばった宇宙ごみが、国際宇宙ステーションに脅威を与えている。(IMAGE FROM NASA) 11月15日、国際宇宙ステーションに滞在していた7人の宇宙飛行士たちのもとへ、予期せぬ指示が舞い込んだ。破壊的な衝突に備えて、停泊中の宇宙船に避難せよというものだ。宇宙ステーションは間もなく、人工衛星の破片が散乱する雲の中を通る予定で、宇宙ステーション内にいる人間に深刻な脅威となる恐れがあるという。 そこで、前週に到着したばかりだったNASAの4人の宇宙飛行士はスペースX社の宇宙船クルードラゴンのカプセルに、ロシア人宇宙飛行士2人ともう1人のNASA宇宙飛行士はソユーズ宇宙船にそれぞれ避難し、2時間待機した。それからおよそ90分後、宇宙ステーションが再び破片の雲を通過したために、乗組員は同じことを繰り返した。おかげ

    ロシアが人工衛星を破壊、なぜ「無謀で危険な行為」なのか
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    mongrelP 2021/11/19
    これ軍部と宇宙開発でだいぶ隔たりあるんじゃ…
  • 謎だった家畜ウマの起源、ついに特定

    内モンゴル自治区西ウジムチン旗にある繁殖センターの文化紹介イベントで疾走する馬の群れ (PHOTOGRAPH BY PENG YUAN/XINHUA VIA GETTY) 数千年前から、ウマは世界中の社会で重要な役割を果たしてきた。古代から耕作に力を貸し、人々を短い時間で遠くへと運び、戦場では兵士に闘いにおける優位性をもたらした。こうしたことを分かっていても、では家畜ウマはどこから来たのかというシンプルな疑問には、専門家はずっと頭を悩ませてきた。 最近、2つの大陸の100人以上の専門家の尽力で、その謎がようやく解けたようだ。家畜ウマのルーツは「ロシア南部」にあるという答えにたどりついたのだ。 アナトリア半島(小アジア)、イベリア半島、ユーラシア大陸のステップ地帯西部という3つの地域のいずれかが家畜ウマのルーツとして有望視され論議されてきたが、今回の発見で、その起源は、ユーラシアステップ地帯

    謎だった家畜ウマの起源、ついに特定
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    mongrelP 2021/10/28
  • 植物由来のコロナワクチンが最終治験に、まもなく実現か

    カナダ、ケベック市にあるメディカゴ社の温室で、ワクチンをつくるタバコ属の植物をチェックするスタッフ。(PHOTOGRAPH BY MATHIEU BELANGER, REUTERS) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)によって、世界各国のワクチン生産能力の大きな格差が明らかになった。現在のワクチン生産方法は、高額で複雑だ。そのため、ワクチンを生産できるのはひと握りの国々に限られるうえ、そのような国々でさえ、頻発する汚染と品質管理の課題に直面してきた。 既存のワクチンには、マイナス60℃もの超低温で輸送、保管しなければならないものもある。こうしたワクチンの低温流通システム(コールドチェーン)は、高コストなだけでなく、へき地のコミュニティやインフラが不十分な国々にとって流通の大きな障壁になっている。 その打開策は、ワクチン生産に植物を利用することだ、と考

    植物由来のコロナワクチンが最終治験に、まもなく実現か
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    mongrelP 2021/07/11
    温室でやるということは飛び散るリスクは最小限になるかな?食べるというか飲み薬になるんかな?
  • 米国で競走馬のドーピングが絶えないのはなぜか?

    トレーニングの後、水浴びする、ケンタッキーダービーの優勝馬メディーナスピリット。レース後の検査で禁止薬物の陽性反応が出た。(Photograph by Rob Carr,Getty Images) 2021年5月1日に行われた米国競馬クラシック3冠の第1戦、ケンタッキーダービーで1位になったメディーナスピリットが、レース後の検査で禁止薬物の陽性反応を示した。調教師のボブ・バファート氏は、治療のために抗真菌軟膏を使ったことを認めたが、この軟膏にステロイド抗炎症薬ベタメタゾンが含まれているとは知らなかったと主張した。 米国競馬界では、こうしたスキャンダルが増加傾向にある。2020年、ドーピングに関わったとして米国政府に起訴された調教師、獣医、医薬品販売業者は、25人以上にのぼった。2019年にジョッキークラブが発表した報告書では、サンタアニタパーク競馬場で22頭の競走馬が相次いで死んだことを挙

    米国で競走馬のドーピングが絶えないのはなぜか?
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    mongrelP 2021/06/10
    「州によって規制が異なる」あー…せめて国内では統一しろや感
  • 刺された人でないとわからない 史上最悪の虫と、刺される場所

    アリバチのメスには翅がない。写真は体長6ミリほどの小さなDasymutilla asteriaで、「ウシ殺し」の異名を持つ数センチの巨大アリバチもいる。刺されたときの痛みは、4点満点のシュミット指数で1〜3に分類されている。(PHOTOGRAPH COURTESY GRAHAM WISE) おかしなことが起きた。ジャスティン・シュミット氏は、そのとき自転車に乗っていた。 「息が切れていたため、空気を吸い込もうと口を開けていたら、ミツバチが口に飛び込んで、舌を刺したのです」。シュミット氏は地面に倒れ込み、苦しんだ。でも、ノートを取り出し「刺されてすぐ不快な痛みに襲われる。内臓にダメージを与える衰弱性の痛みと思われる。約10分間、生きた心地がしない」と記録した。 最悪の虫刺されではなかったが(詳細は後ほど)、その強烈さはシュミット氏を驚かせるものだった。同時に驚くべきは、米アリゾナ大学の昆虫学

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    mongrelP 2021/06/05
    怖い
  • 奇跡の恐竜化石、世紀の大発見 写真18点

    写真家ロバート・クラーク氏は、何度も驚嘆の声を上げずにはいられなかった。 クラーク氏はこれまで40を超す「ナショナル ジオグラフィック」誌の特集の写真を撮影してきた。専門は太古の生命や文化だ。中国では見事な羽毛恐竜の化石を撮影した。5000年前に氷漬けになり、ミイラ化した有名なアイスマン「エッツィ」が研究者の手で解剖された際にも、その様子を見つめた。2300年前に生きていた人々が沼の中で保存されているのが見つかると、革細工のようになった彼らの顔を撮り、親しみを感じさせる肖像を残した。 だが、カナダのロイヤル・ティレル博物館にやって来て、これから撮影する被写体を初めて目にしたとき、クラーク氏は笑ってしまった。 鎧竜のトレードマークである装甲は、たいてい腐敗の初期段階でばらばらになってしまう。しかし、この恐竜の場合は例外だった。見事に保存されたこの装甲を研究することで、ノドサウルス類の外見や

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    mongrelP 2020/05/24
    ヤベェ、一枚一枚が良すぎる…
  • 謎の天体オウムアムア、起源は破壊された星の破片か、研究

    太陽系を通過することがわかった初めての恒星間天体オウムアムアの想像図。この珍しい天体は、米ハワイ州にあるパンスターズ1望遠鏡によって、2017年10月19日に発見された。その後に世界中の天文台が観測を進めた結果、太陽系でよく見つかる天体とはまったく違うものであることがわかっている。(ESO/M. KORNMESSER) 2017年後半、奇妙な葉巻形天体オウムアムアが、はるか彼方からやって来て太陽系を通過していった。謎に包まれたこの天体の起源は、恒星に近づきすぎた天体がバラバラに破壊された後の破片かもしれない。新たな研究成果が、4月13日付けの学術誌「Nature Astronomy」に発表された。(参考記事:「太陽系の外から飛来した天体を初観測、歴史的発見」) 米国ハワイ、ハレアカラ天文台の「パンスターズ・プロジェクト」チームが最初にこの天体に気づき、ハワイの言葉で「遠方からの最初の使者」

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    mongrelP 2020/04/18
  • コンゴのエボラついに終息へ、決め手はワクチン接種

    2019年、コンゴ民主共和国(DRC)北東部の街ベニ。保健スタッフが救急車にカクレ・カベンディブワくん(14)を運ぶ。この前日、姉妹がカクレくんを近くの保健センターに連れて行ったが、治療センターに行くことを勧められると、逃げ出してしまった。保健センターから連絡を受けた世界保健機関(WHO)が家族を発見。家族は地域の啓発担当者と何時間も話し合った末、カクレくんを救急車で搬送することに同意した。(PHOTOGRAPH BY NICHOLE SOBECKI) 世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の話題でもちきりだが、史上2番目に大規模なエボラウイルス病(エボラ出血熱)のアウトブレイク(集団感染)がついに終息するかもしれない。 コンゴ民主共和国(DRC)のキブ地域で、大流行へとつながるエボラウイルス病の最初の症例が報告されたのは2018年8月だった。以後、これまでに約3450の症例と

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    mongrelP 2020/04/10
  • ウナギとワカサギの激減、殺虫剤が原因か、宍道湖

    の宍道湖では、1993年に周辺地域でネオニコチノイド系殺虫剤が使用されるようになって以来、ワカサギ(Hypomesus nipponensis)と写真のニホンウナギ(Anguilla japonica)の個体数が激減している。(PHOTOGRAPH BY PAULIO OLIVERIA, ALAMY) 1993年5月、島根県の宍道湖付近の稲作農家がイミダクロプリドという殺虫剤を使いはじめた。 同じ年、甲殻類や動物プランクトンなど、物網の土台となる節足動物が減りはじめた。1994年の終わりには、これらを餌とするニホンウナギ(Anguilla japonica)とワカサギ(Hypomesus nipponensis)が激減した。そして、イミダクロプリドをはじめとするネオニコチノイド系殺虫剤の使用は年々増え続け、以後、魚の数は回復していない。 11月1日付けの科学誌「サイエンス」に発表され

    ウナギとワカサギの激減、殺虫剤が原因か、宍道湖
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    mongrelP 2019/11/16
    あーネオニコか…
  • 地球を周回する新たな天体を確認、月とは別 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ちりでできたコーディレフスキー雲の1つと、地球、月、太陽の位置関係を示すイラスト(原寸には比例していない)。(ILLUSTRATION BY GABOR HORVATH) 地球の周りを回る天体は、月だけではないのかもしれない。半世紀以上にわたる憶測と論争を経て、ハンガリーの天文学者と物理学者のチームが、地球を周回する2つの天体の存在をついに確認したと発表した。 研究成果は、学術誌「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society」に掲載された。論文によると、地球から40万キロ余りという、月までの距離と同じくらいの位置に潜んでいた謎めいた天体を、研究チームは苦心の末にとらえたとのことだ。天体は2つとも、すべてちりでできているという。(参考記事:「太陽系外衛星の存在が濃厚に、確認されれば初」) 近いけれど見えない こうした天体の存在はずいぶん前

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    mongrelP 2018/11/09
    あ、トロヤ群のやつか
  • 保存か? 解体か? 名建築「中銀カプセルタワー」の内部写真21点

    東京・銀座のはずれに、風変わりな建造物がある。かつて日の未来のビジョンを体現していた「中銀カプセルタワービル」だ。 設計者は「メタボリズム」のパイオニア、黒川紀章氏。メタボリズムは1960年代の建築運動で、急速かつ継続的に発展する都市景観の変化に適応し得るようなダイナミックな建物という概念を提示した。(参考記事:「エコ都市を目指すドバイ」) タワービルは洗濯機を積み重ねたような外観だ。鉄筋コンクリート造の2つのタワーと、「取り外し可能」な直方体の部屋から成る。各部屋の床面積は約10平方メートル。工場で製造したものを4つのボルトでタワーに固定している。タワーはそれぞれ11階建てと13階建てになる。カプセルと呼ばれる部屋には、つくり付けの家具や電化製品が完備されており、航空機のトイレと同じ大きさのバスルームもある。

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    mongrelP 2018/09/12
  • 火星の地下1~2mに氷の層発見、採水に便利

    火星の中緯度地方のあちこちにある浸された崖では、地表から1~2メートルの深さに、青みがかった色をした層が帯状に見えている。スペクトルデータは、これらの層が氷でできていることを示している。(PHOTOGRAPH BY NASA, JPL-CALTECH, UNIVERSITY OF ARIZONA) 火星の中緯度地域のあちこちで、地表からわずか1~2メートルの深さに氷の層が見つかった。この氷は、火星の地質史を知る新たな情報となるだけでなく、将来火星に移住する人々の役に立つ可能性もある。 「この発見により、火星の氷に関する新しい窓が開かれたと言えます」と、氷の層の共同発見者である米国地質調査所の地質学者コリン・ダンダス氏は語る。 科学者たちは以前から、火星の地中には氷が閉じ込められていると推測していた。2002年、NASAの探査機マーズ・オデッセイは火星周回軌道から表面を詳しく調べ、高緯度地

    火星の地下1~2mに氷の層発見、採水に便利
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    mongrelP 2018/09/02
    飲食の人が今から買う時の参考にもなりそう
  • 黒いサーバルの撮影に成功、小型野生ネコ、ケニア

    野生の黒いサーバル。性別を含め詳細は不明だ。2017年2月18日にケニアで撮影。(PHOTOGRAPH BY SERGIO PITAMITZ) カメラマンのセルジオ・ピタミッツ氏が真っ黒なサーバルを目撃したのは、まったくの偶然だった。 2月18日、ケニアのツァボ・ウエスト国立公園の近くにある民間の動物保護区「ルアレニ・キャンプ」で写真撮影ツアーを引率していたピタミッツ氏は、草原の中で黒い点が動くのを見て車を止めた。 2、3分ほど待った頃、真っ黒なサーバルが姿を現し、唖然とする彼らの目の前を悠然と歩いて茂みの中に消えていった。サーバルは、ふつうはチーターに似た模様をもつ小型の野生ネコだ。(参考:ふつうのサーバルの写真)

    黒いサーバルの撮影に成功、小型野生ネコ、ケニア
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    mongrelP 2017/03/28
    おお、メラニズム。
  • 【動画】ヤギがブランコで「気絶」、原因は遺伝

    【動画】ブランコに飛び乗ったヤギのリッキーは、わずかな揺れに驚いて、そのまま下に落ちてしまった。(解説字幕は英語です) ヤギは来、岩登りや木登りが得意な動物だ。ところが動画のヤギは、わずかに揺れるブランコから他愛なくコロリと落ちてしまう。その理由は何だろう?(参考記事:「ほぼ垂直の壁面をよじ登るヤギ」) 動画に登場するのは、米国オハイオ州に暮らすヤギのリッキー。庭のブランコに飛び乗ったはいいが、ブランコがわずかに揺れると体をこわばらせ、ものの見事に転げ落ちてしまった。数秒間はそのまま動けずにいたが、やがて何事もなかったように起き上がった。 庭で遊ぶペットのヤギ、リッキーとルーシーの動画を撮影したのは、飼い主のデビッド・タニヒル氏だ。 「茶色いヤギのルーシーが気絶したのは、ここに来てから2~3回ですが、リッキーは週に2回は気絶しています。起き上がると、何事もなかったように元気な様子ですが」

    【動画】ヤギがブランコで「気絶」、原因は遺伝
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    mongrelP 2017/02/23
    コントみたい…
  • 「国際アルビニズム啓発デー」が作られた理由

    タンザニアのカバンガ保護センターで同じ疾患を持つ子供たちと共同生活を送るアルビノの少年。この施設は、2008年にアルビノ殺害事件が頻発したことから開設された。ここに暮らす住人の3人に1人がアルビノだ。(Photograph by Stephanie Sinclair) 2015年6月13日は国連が制定した初めての「国際アルビニズム啓発デー」となった。そのきっかけとなったのは40年前、アルビニズム(先天性白皮症。その患者は「アルビノ」と呼ばれる)のカナダ人少年ピーター・アッシュが、弱視や色素の薄い肌、白い髪などを理由にいじめにあったことだった。 嘲笑と暴力に苦しむ日々を生き延びたアッシュ氏は数十年後、世界には不幸にもアルビノへの偏見が原因で命を落とす子供たちがいることを知る。サハラ以南のアフリカでは、アルビノはゼルゼル(「無」の意)と呼ばれる霊体とされ、愚鈍、あるいは邪悪なものと考えられてい

    「国際アルビニズム啓発デー」が作られた理由
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    mongrelP 2016/03/30
  • 第40回 帰ってきた断眠療法―眠らずにうつ病を治す

    先回、不眠やリズム障害などの睡眠問題がうつ病の発症や再発のリスクを高め、治療の足を引っ張るという話を紹介した。ナショジオのfacebookページでも、「自分もうつ病の不眠で苦労している」「うつ病を治すためには眠ることも大事なのですね」など多くの嬉しいコメントをいただいた。 そして(それにもかかわらず?)今回のテーマは、患者さんを眠らせないことでうつ病を治療する、人呼んで「断眠療法」である。このどんでん返しは何なんだ! と呆れている読者もおられるかもしれないが、歴史も実績もある有名な治療法なのでうつ病と睡眠つながりで是非ご紹介したいと思う。

    第40回 帰ってきた断眠療法―眠らずにうつ病を治す
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    mongrelP 2015/12/24
  • 第39回 うつ病の足を引っ張る睡眠問題

    うつ病は心の風邪」という比喩を耳にしたことがある人も多いだろう。その出自は私も知らないが、1990年代の後半には雑誌やメディアでもしばしば取り上げられていたと記憶している。もともとは「うつ病は(風邪のように)誰でもかかる可能性のある病気、苦しかったら躊躇せずに受診して欲しい」くらいの意味合いだったはずだ。 ところがその主旨が誤解され、「風邪のような軽い病気ではない」「患者の苦痛を軽視している」などの非難を浴びるようになった。実際、うつ病は治りにくい病気だ。一般的に治療期間も長いため社会生活上の支障も大きく、回復した後も再発防止のための治療や心配りが必要になる。風邪と同列に扱われたのでは患者も家族もたまったものではない。うつ病に苦しむ人に心ない発言をしたりネット上にカキコミをする者も出るに至ってはこのような比喩は一切やめてしまった方が良いと思う。 うつ病が「誰でもかかる可能性のある病気」で

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    mongrelP 2015/12/10
  • ガラパゴスのゾウガメに「新種」発見

    サンタクルス島のゾウガメ。20キロほど離れた地域に2つの個体群が生息し、見た目には区別がつかないが、実は別の種だったことが判明した。(Photograph by Washington Tapia) 南米エクアドル沖のガラパゴス諸島で、ゾウガメの「新種」が特定された。(参考記事:動物図鑑「ガラパゴスゾウガメ」) ガラパゴス諸島のサンタクルス島のゾウガメは、2つの個体群に分かれていることが以前から知られていた。島の東側にいるのは、「セロ・ファタル」と呼ばれる小規模な個体群。西部から南西部には「レセルバ」と呼ばれる、もっと大規模で頭数の多い個体群が生息する。両グループのゾウガメは見た目がよく似ているので、最近まで、同じサンタクルスゾウガメ(Chelonoidis porteri)と考えられていた。 だが米エール大学の進化生物学者、アダルジサ・カコーネ氏率いる研究チームが遺伝子を解析したところ、2

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    mongrelP 2015/10/26
  • 1kgの定義、原器から「原子の数」へ | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    このシリコン球は何個の原子からできているのだろう?その答えからキログラムの新しい定義が決まるかもしれない。(PHOTOGRAPH BY JULIAN STRATENSCHULTE, DPA/CORBIS) フランスのセーブルにある国際度量衡局(BIPM)には、直径・高さともに約39mmの円柱状の金属塊が厳重に保管されている。100年以上にわたり全世界の質量の基準になっている「国際キログラム原器」だ。 キログラム原器は白金とイリジウムの合金でできている。国際単位系の基単位を定義するために現在も使われている唯一の人工基準器だ。国際単位系は基礎物理定数による再定義が進んでいる。例えばメートルの場合、もともと合金製のメートル原器で定義されていたが、1983年に、299,792,458分の1秒間に光が真空中を進む距離として再定義されている。 世界各国の科学者たちは、キログラムについても時代遅れの定

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    mongrelP 2015/07/22
    おおっアボガドロ定数かわってたの