冬に多くの人が引き寄せられる料理と言えば、温かい汁物。その中でも、豚汁はテッパンだろう。家庭料理として根づいているからか、牛丼チェーンや定食屋などでも、寒い季節は豚汁を推すことが多い。 【マンガ】カナダ人が「日本のトンカツ」を食べて唖然…震えるほど感動 そんな豚汁が最近、流行している。2019年秋、東京・大手町に1号店を開業し、今は東京・横浜・大阪の5店を展開する豚汁専門店「ごちとん」は、しばしば行列ができる。また、大阪・本町で2021年にハイボールスタンドがランチタイムを豚汁専門店にし、東京・神楽坂でも同じ年に不動産屋が豚汁定食専門店を開業するなど、続々と豚汁の店がオープンしている。 なぜ地味な家庭料理の豚汁が、外食でブームになるのだろうか? ごちとんのメニューには、豚肉と豆腐がたっぷり入った豚汁定食のほか、チゲ、豆乳汁、味噌バターコーン、もつ煮込みなど、味噌仕立ての汁物が定番メニュー。