日本にいながら、英語を期待されるプレッシャー 区役所に行ってきた。ずっと先延ばしにしていたマイナンバーカードの申請手続きをようやく済ませ、カードが発行されたので、平日の朝に受け取りに行った。 入口に立つ受付の人に交付通知書を見せ、専用の窓口に案内される。しばらく待っていると、別の係員がカウンターに現れて話しかけてくる。 May I see your residence card? 在留カードのご提示をお願いできますか、ということ。 ここで英語を耳にすることを予想していなかった。第一言語とはいえ昨日から使っておらず、脳内の言語が切り替わるまで数秒かかる。財布を取り出して在留カードを探している間、返す言葉を考える。 係員はおそらく50代だろう。仕事の腕が確かな、経験豊かな公務員という印象だ。英語の話しぶりからすると、多分日常的に使っていなそうだけど、別に意思疎通に支障があるわけでもなく、本人が