PCやスマートフォンの周辺機器業界では、海外の製品を買い付けてきて、自社のロゴやパッケージを付け、自社製品として販売するケースが多い。そっくりの製品が複数のメーカーから発売されたり、あるいはかつて別のメーカーが販売して終息に至った製品とそっくりの品が、数年たって別のメーカーから出てきたりすることも珍しくない。 かつては、それらを「メーカー」と呼んでよいのかどうかという議論も多くみられたが、最近はあまりにも当たり前になりすぎたせいか、ほとんど聞かれなくなってしまった。今や、市場にあふれている多数の製品のうち、デザインや設計の段階から自社で手掛けたオリジナル製品は、ごく限られているのが現状といえる。 こうした取り売りビジネスは、全く畑違いの事業者が新規ビジネスとして行うケースに加えて、クラウドファンディングで行われるケースも増えつつあるが、納期通りに届かなかったり、また届いても品質面ではボロボ