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ブックマーク / science.srad.jp (76)

  • 小惑星の地球衝突回避策を研究する非営利組織、B612 Foundation設立 | スラド サイエンス

    # コメントが少ないので油を注いでみる。 この計画は野心的で素晴らしいとは思うのですが、(技術的、産業的、経済的な理由から)個人的には懐疑的に見ています。 現時点はもちろんとして、今後十数年~数十年の技術進歩を考慮したとしても非常にハードルが高い。 技術的な面でいくつか疑問点を挙げると: 1. 小惑星に推進機構をランデブーさせる必要がある。 2. 小惑星に推進機構を据え付ける必要がある。 3. 小惑星に(地球衝突を回避するだけの)速度変化を与える必要がある。 # 2.については、以前のストーリーでちょっとまとめたコメントあり。#1113074 [slashdot.jp] このあたりについては当然、すでに議論されていて、B612財団はそれを踏まえた上で実現性がありそうと見ています。 それでも私は、「異環境で実際にモノを動かす」ことの難しさがどうしても引っ掛かります。 (これよりもずっと簡単そ

    moondriver
    moondriver 2008/07/31
    ”プラズマエンジンロケットを小惑星に着陸させ、エンジンで「押す」ことにより軌道を変える” 地球が駄目になるかならないかなんだ。やってみる価値はありますぜ!
  • 高い効率を持つ熱電変換材料が開発される | スラド サイエンス

    大阪大学と米オハイオ州立大学カリフォルニア工科大学は、無次元性能指数ZTが1を超え、従来の2倍の性能を持つという熱電変換材料を開発した(日刊工業新聞の記事、AAAS)。 熱電変換材料の性能は無次元性能指数ZTなどで評価され、実用化にはZT>1が必須といわれている。これまで一般に使われていた熱電変換材料であるNa-PbTeのZTは0.71だが、発表された素材はナノテク素材を用いていないTl-PbTeで、この素材で1を超える1.5以上を記録している。500ケルビンぐらいまではNaドープとそれほど変わらないZT値をとるが、Tlを2%ドープしたものは500ケルビン以降もZTは大きくなり、約600ケルビンで1を超え、800ケルビンで1.5に達している。

  • ハネオツパイは飲んだくれ | スラド サイエンス

    Live Scienceの記事によると、マレーシアの生息するネズミに似た小さな哺乳類tree-shrews(学名:Ptilocercus lowii、和名:「ハネオツパイ」)が、アルコールが含まれる花蜜を、人間では生命に危険があるほど大量に摂取していたことが明らかにされたそうだ。河北新報の記事に日語の情報がある。 この発見はアメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)に発表されている(論文「Chronic intake of fermented floral nectar by wild treeshrews」のabstract[全文PDFへのリンク有])。 ハネオツパイの生息地では、酵母菌の働きによって花蜜が発酵し最大3.8%のアルコール度数を持つ椰子の花のつぼみができる。ハネオツパイはこれを日常的に摂取しているそうだ。しかし、酩酊している状態は観測されておらず、アルコールを効率的に分解する

    moondriver
    moondriver 2008/07/30
    予想通りというか何というか、話題の半分がおっぱいで占められてる
  • 月で「シロイヌナズナ」を発芽させて育てる計画が持ち上がる | スラド サイエンス

    Wired Visionの記事より。 月でアブラナ科の植物であるシロイヌナズナを発芽させて育てるという計画が、NASAにより提案されているそうだ。月面で直接植物を栽培するというわけではなく、あらかじめ種を植えておいた生育環境を月に設置し、そこで発芽や生育をモニターして月の温度や気圧、重力などが植物に与える影響を調べよう、というもの。 変な方向に突然変異してしまって人類を危険に陥れかねないのでは? などと無駄な想像をしてしまいますが、宇宙が生物にどのような影響を与えるのかは非常に興味深いところです。

  • ロシア・欧州共同開発の有人宇宙飛行船の完成イメージ初公開 | スラド サイエンス

    ロシア・欧州共同開発の有人宇宙飛行船の完成イメージが初公開されました(画像、BBC記事、家記事)。 この完成イメージは、ロシアの航空宇宙分野のライターでありグラフィックデザイナーでもあるアナトリー・ザク氏が、ファーンボロ航空ショーにて露RKK Energia社が発表した設計を基に制作したものです。ソユーズの後継機であるこの有人宇宙飛行船によって、欧州は有人宇宙飛行に直接参画できるようになります。機体はリユース可能で、地球低軌道なら6名、月軌道であれば4名搭乗できる設計です。 欧州宇宙機関(ESA)とロシアは2006年から交渉を続けており、合意に達した場合サービスモジュールは欧州の開発担当分野となります。ロシアとの交渉がまとまらなかった場合でも、欧州の有人宇宙飛行計画実現には代替案として航空宇宙企業EADS Astrium社が開発している有人宇宙飛行船があります。これは、ESAが開発した無

  • 地球上に深宇宙よりも低温な空間が誕生 | スラド サイエンス

    詳しくない方もいらっしゃるかと思いますので補足しますと, ・液体窒素温度(77 K) どこにでもある.低温系の人にとっては熱い温度に分類される. ・液体He温度(4.2 K) 物性で良く使う.低温物性やる人は液体Heそのものを見たことある人も多い. (最近はガラスデュワーとか減ったから見たことない人も結構いますが) 物性系以外でも,超伝導マグネット使うところとかだと必ず使う. ・液体Heパンピング(1 Kちょっと) 要は液体Heの入った容器を減圧する.沸点が下がって温度も下がる. ラムダ点以下まで下がると超流動になって,それまでぼこぼこと沸騰して いた液体Heの液面が急に静謐になるのを見た人も結構いるかと. (流入する熱がすぐに液面の部分に運ばれ,そこからのみ沸騰するため 下の方からは泡が出ない) このへんの温度までは単にHe汲んで減圧するだけなので楽. ・希釈冷凍機(1 K以下,数十 m

  • 戦中の理研加速器のオペレーションログ発見 | スラド サイエンス

    共同通信社の報道によると、第二次大戦中に東京都文京区にあった理化学研究所の「大サイクロトロン」の運転日誌が、仁科記念財団のロッカー内から発見されたとのこと。この日誌は1942年7月〜1943年1月と1943年2月〜1944年4月の記録。サイクロトロン建造や実験における苦闘ぶりが、日曜日を除く連日、A5判のノートに図面や数値入りで詳しく書き込まれていた。従来、この日誌は原爆研究の責任追及を恐れて戦後まもなく焼却されたと考えられていたが、たまたまの間に挟まっていて散逸を免れたらしい。 Wikipediaによると、理研は1941年、陸軍から原子爆弾の開発を依頼された(二号研究)。理研の仁科研究室は熱拡散法によるウラン濃縮を試みていたが、結局基礎研究の段階で敗戦を迎えた。にもかかわらず、戦後GHQはこのサイクロトロンを核研究施設と誤解し破壊、海中に投棄したとのこと。 実際マンハッタン計画では加速

  • 1億年前の羽の化石から色素を発見、色を再現できる可能性 | スラド サイエンス

    恐竜が跋扈していた1億年前の時代に生息し、今は絶滅してしまった鳥の羽の化石から、その色を復元できる可能性があることが分かりました(BBC Newsの記事、論文)。 この鳥の羽の化石はブラジルにある1億年前の地層から発見されたもので、イェール大学の研究チームが電子顕微鏡で確認したところ、細胞にメラニン色素が残されていることが判明したそうです。これを分析することで、羽来の色を再現できる可能性があるとのこと。 化石には、その生物が生きていた当時の色についての情報は残されていないことがほとんどです。そのため、太古の鳥や恐竜が実際はどのような色だったのかは謎に包まれていました。

  • スペースシャトルの最終打ち上げは2010年5月31日 | スラド サイエンス

    NASAがスペースシャトルの最終打ち上げを2010年5月31日に設定したことを発表しました(CNN.co.jp、家記事)。 これをもって、スペースシャトル全機が引退となります。今後2年間余りで国際宇宙ステーション(ISS)へのモジュール追加や、ハッブル宇宙望遠鏡の補修などを目的として計10飛行が予定されているとのこと。米国はスペースシャトル引退後、次の有人宇宙飛行船「オリオン」とロケット「アレス」が就航するまで4年間のブランクが開くことになりますが、その間ISSへはヨーロッパやロシアが飛行提供することになります。 スペースシャトルの初打ち上げは1981年でしたが、機体の老朽化やコスト削減などにより2004年には引退方針が発表されていました。子供の頃テレビで打ち上げや帰還を見てワクワクしたり、事故で衝撃を受けたりした、あの白黒の機体がもうすぐ引退かと思うと少し感慨深いものがあります。

  • 脳コンピュータ・インタフェース・デバイスの将来像 | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2008年07月10日 21時09分 脳に直接ネットワークが接続される日も近い? 部門より 少し前に、考えるだけでロボットアームを動かせるようになった猿に関する記事がありましたが、Popular Mechanicsではこの技術が発達していくとどのような形で私たちの生活に入ってくるか、脳コンピュータ・インターフェース・デバイスの将来像を描いています(家記事での議論)。 脳と人工装具間の直接伝達が可能になれば、まずリハビリの分野に恩恵をもたらすことは確実だろうとのことです。しかし研究では脳が体から独立して活動できることもわかってきており、それを活用していくと考えるだけで部屋の向こうや、遠方にある装置を制御できるようになる可能性あるといいます。ここでいう「制御」とは、スイッチを入れるといった単純なものではなく、例えば極小環境にあるナノツールをコントロールするという

  • マイクロ波を利用し、脳内に音を発生させる装置 | スラド サイエンス

    Sierra Nevada Corporation社がマイクロ波を利用し脳内で音を発生させる装置の製造を開始したとのことです(newscientist.com、家記事)。 この装置はMEDUSAと呼ばれ、マイクロ波のパルスを発することで脳内の組織を加熱し、頭の中である種の衝撃波を引き起こし、音として認識されるものです。MEDUSAによる音は人に不快感を引き起こすだけでなく、行動不能にまで追い込むことも可能で、群衆整理などの軍事用途を目的としています。出力が強すぎると脳に障害を与える可能性があるとのことですが、実際に音波として発しているのではないため、通常のオーディオに関わる安全基準は適用されないとのこと。 この技術は害鳥対策など軍用以外の用途へ応用できる可能性があり、聴覚障害者への聴力補助の実験なども行われたこともあるとのことです。

    moondriver
    moondriver 2008/07/10
    コメント”ヘルメットかぶればいいだけじゃん” 同意。金属製ヘルメットで無力化できると思う
  • 日本の気象衛星がなくなる? | スラド サイエンス

    気象衛星「ひまわり」の後継機が予算不足のため、調達の見通しがたたない状態になっている(読売新聞の記事)。 現在、日の気象衛星は、「ひまわり6号」と「ひまわり7号」の2機が運用されており、念願だった軌道上でのバックアップ態勢がとられているが、2010年と11年にはそれぞれ設計寿命を迎えるため、後継機が必要になる。 現在運用中の2機は運輸多目的衛星として、航空管制機能をもたせることで、費用のうち7割を航空局が負担したが、後継機には相乗りしない方針になったため、費用を気象庁が単独で負担することになり、予算の確保が難しいとのこと。 「ひまわり」によって得られる気象データは、日々の天気予報に日だけでなく、東アジア各国でも利用されているので、観測が途切れるような事態だけは避けてほしい。

  • 今夏、北極点から氷が消えるかも | スラド サイエンス

    ストーリー by soara 2008年07月05日 14時47分 シロクマが北極からいなくなる日も近い? 部門より 米国National Snow and Ice Data Center のMark Serreze博士によると、今年の夏に人類史上初めて北極点から氷が消えるかもしれないという(The Independentの記事)。これはこの冬だけでできた(溶けやすい)“薄い氷”が北極点周辺に大きく張り出しているため。通常は複数年かかってできた“厚い氷”が存在する。これに1年間の海上氷面積の推移を当てはめると、今夏北極点から氷が消える確率は50%以上とのこと。要するにたまたま氷の分布状況が悪かったわけでそれ以上の意味はなさそうだが、「人類史上初」ということもあって地球温暖化を象徴する出来事として扱われることになりそうだ。

  • 需要の高いレアメタルは今世紀前半に枯渇する? | スラド サイエンス

    石油価格の高騰に注目が集まっていますが、家/.の記事によると、液晶パネルなどに材料として使われているレアメタルが近いうちに枯渇する恐れがあるそうです。 独アウグスブルク大学の材料化学者であるArmin Reller氏によると、ガリウムはあと数年で使い果たしてしまう恐れがあり、インジウムの埋蔵量も10年程度しかもたない可能性があるとのこと。同じようにハフニウムは2017年には枯渇し、亜鉛も20年以内に枯渇すると予測しています。銅の埋蔵量はまだ多い方ですが、世界的需要が供給可能量を超えるため、今世紀中には枯渇するとのこと。 /.Jでも以前都市鉱山からのレアメタルリサイクルの話が取り上げられていましたが、リサイクルによる供給量補填や代替材料の開発などもあり、実際の枯渇時期を高い精度で予測するのは難しいようにも思います。一消費者としては、現在の原油高にレアメタル枯渇危機による原材料高騰の恐れが加

    moondriver
    moondriver 2008/07/05
    コメント”むしろ代替のさせようのないベースメタルの方が枯渇の危険がある””そこそこ使う材料は亜鉛や銅はおろか,鉄すらもやばい” / でも「石油はあと○○年で枯渇する」なんて言われていたのも思い出す
  • 実験でブラックホールが発生し地球を飲み込む説、学術論文で否定される | スラド サイエンス

    欧州原子核研究機構(CERN)にて建設された大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の実験によってブラックホールが発生し、地球を飲み込んで崩壊させる可能性があるという説が最近報じられているそうです。多くの科学者はこのような事態は起きないとしていますが、それでも心配する人々によってLHC運用禁止を求める訴訟(NIKKEI.NET)が起こされたりしています。このような俗説を否定する論文がarXivに掲載されており、その要点は次のようになっています。 LHCで生成されるものはすでに宇宙線で作られ存在しているものであり、もしLHCで発生したブラックホールが太陽の寿命内に全てを破壊するほどの作用があるとしても、同様のブラックホールはすでに宇宙線で作られているはずである。ブラックホールは中性子星や白色矮星などの高密度天体によって活動を止められ、最終的にはそれらを吸収してしまう。しかし、十分に古い中性子星の存

    moondriver
    moondriver 2008/06/26
    そもそもマイクロブラックホールのサイズを理解してない反応が多すぎる。運用禁止訴訟がその最たるものだけど
  • 宇宙結婚式、お値段は2億4000万円なり | スラド サイエンス

    ファーストアドバンテージとロケットプレーン・キスラー・ジャパンは、共同で開発した「宇宙ウエディング」の申込み受付を、2008年7月1日より開始する(日における取り扱いは、ファーストアドバンテージの展開するLADIRB(ラディーブ)ウエディングプロデュースなどにて行うとのこと)。結婚式の実際の実施は2011年を予定しているそうだ。 この「宇宙ウエディング」は飛行機型の宇宙ロケットにより上空約100kmの宇宙空間まで飛行してそこで結婚式を挙げるもので、所要時間は約1時間。さらに宇宙ウエディングの模様はWebサイトで生中継されるそうだ。 なお、4日間の事前訓練が必要になり、値段はプレミアムプランで2億4000万円(税込)ということです。

    moondriver
    moondriver 2008/06/24
    コメント”まず相手を作らないといけないのがスラド的にはすごくハードルが高いサービスだな” 費用全額自分持ちなら、「宇宙で結婚式挙げよう」と言えばついて来る相手もいそう
  • ユニフォームは赤が強し | スラド サイエンス

    3Dシューティングゲームやスポーツ競技で赤のユニフォームを着ている方が有利であるということが最近の研究で明らかになった(CITIZEN-TIMES.com、家/.、論文「Better to Be Red than Blue in Virtual Competition」)。 シューティングゲームUNREAL TOURNAMENT 2004の1,347対戦を分析したところ、55%の対戦で赤いユニフォームを着たチームの方が勝利したとのこと(対戦は赤チームvs青チームで行われる)。55%だとあまり差がないようだが、他にもレスリングなど個人競技においても赤のユニフォームのほうが勝つ可能性が高いという研究結果もあり、やはり赤いユニフォームの方が有利のようだ。これは人間が怒ると顔が赤くなるのと関係があり、赤い対戦相手を見ると気を取られてしまうからではないかと推測されている。 そういえばサッカー

  • ドリトスが宇宙に向けてCMを発信 | スラド サイエンス

    6月13日の金曜日、ドリトス(米フリトリーの有名なスナック菓子)の30秒のCM動画が、宇宙に向けて発信されたそうです。このCMは、ノルウェーのスバルバードにあるEISCAT European space stationのレーダーから6時間周期で発信されました(Science Blog Postsの記事)。 これは、Doritos Broadcast Projectと名付けられたプロジェクトの一環で、地球の生活の「スナップショット」を宇宙に向けて発信するという目的のもとに行われたものだそうです。 このCMはドリトスが一般消費者から公募した「CMコンテスト」の優勝作品で、「サルサ神」への生贄にささげられる「ドリトス族」の姿を描いたもの(GurdianのWebサイトで閲覧できる)。 EISCATのTony van Eyken教授によると、「この信号は地球から42光年離れた、大熊座の中の太陽系に向

  • 農業廃棄物から原油を生成する微生物開発される | スラド サイエンス

    材木クズ、サトウキビ、麦わら等の農業廃棄物をべ、原油を作り出す微生物が遺伝子操作によって開発されました(TIMES ONLINE家記事)。この微生物が生成する原油は精製の必要がほとんど無く、1バレルあたり$50で生成でき(現在の値段は1バレル$140程)、かつ生成プロセスはカーボンネガティブ(原材料が大気から吸収する二酸化炭素の方が、生成・利用で排出される二酸化炭素より多い)であるといいます。米国では毎週1.4億バレルを超える量の石油が消費されており、これを微生物で賄おうとすると530km2におよぶ大規模な施設が必要となり、大量生産は現実的な状態ではありません。また、現在は微生物は隔離容器に閉じ込められており、用途を終えると破棄されているとのことですが、大量生産となった場合の対策も懸念事項と思われます。 先日も「ガソリンと自由に混合できる代替燃料」が報じられていましたが、米国では石油

  • ガソリンと自由に混合できる代替燃料 | スラド サイエンス

    米公共放送サービス(PBS)のコラムで紹介されているSwift Fuelはエタノール由来の代替燃料ですが、成分にエタノールは含まれず安定剤や添加剤無しでガソリンと自由な比率で混合できるバイオ燃料です(/.の記事)。現行のエンジンでそのまま使用できるため、現在米連邦航空局では将来的な導入を視野に入れ航空機でのテストを始めています。しかしエタノールの製造は、製造されるエタノールより多くのエネルギーや資源を消費すると指摘されています。これに対し開発元のSwift Enterpriseはトウモロコシよりも耕地面積あたりのエタノール製造率のよい作物を原料にすることで問題を回避できると主張しているとのことです。 温暖化対策にバイオ燃料が役割を担う部分も勿論あると思いますが、同時に原料生産から派生する糧資源の減少や高騰、さらに水資源の確保合戦などを引き起こす要因でもあります。折り合いをつけつつ持続可能