先住民学の研究者であるカール・ワルドマン氏は、アメリカ・インディアンが暮らす広大な北米大陸を大きく10の文化圏に分けています。その内の8つの文化圏がアメリカ合衆国内にあります。①大平原部・②北西沿岸部・③高原部・④大盆地部・⑤北東部・⑥南東部・⑦南西部・⑧カリフォルニアの8つです。 なかでも映画などで、「インディアン」のイメージとして舞台となる文化圏は、ほとんどが①大平原部・②北西沿岸部・⑤北東部・⑦南西部の4文化圏のようです。映画『ダンス・ウイズ・ウルブズ』で描かれたインディアンの暮らしは「大平原部」のものです。 文化圏によってまったく違った生活環境ですので、それぞれ独自の暮らしや文化をはぐくんできましたが、のちにヨーロッパから来た白人の影響により、現在の生活や文化へと発展してきました。 そこでこの記事では、大平原部・北西沿岸部・北東部・南西部で生活するアメリカ・インティアンの暮らしや文
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