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財務省と独立行政法人造幣局は13日、バングラデシュの2タカ(約2円)貨幣5億枚の製造を受注したと発表した。 外国で一般に流通している貨幣の製造を日本が受注するのは戦後初めて。電子マネーの普及で国内で貨幣の利用が減っていることから、海外に活路を見いだすことにした。 2タカ貨幣はステンレス製。初代大統領のムジブル・ラーマンの肖像が描かれている。バングラデシュ中央銀行が7月に入札を行い、日本や英国、ドイツ、オランダなど6か国が応札した。その結果、日本が最も安い約5億2000万円を提示して落札した。日本の高度な鋳造技術も評価された。年明けから製造を始め、来年4月以降に引き渡す。 この収入は造幣局に入り、貨幣工場の稼働率も高められる。造幣局は1974年には56億枚の貨幣を国内で発行していたが、電子マネーの普及などを受けて次第に発行が減り、2011年は7億枚にとどまっている。
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