Published 2024/10/14 10:00 (JST) Updated 2024/10/15 10:19 (JST) 日本で展示されていた西洋画に贋作が交じっていた疑いが浮上している。徳島と高知の美術館がそれぞれ約7千万円と2千万円で購入した所蔵品だ。真贋は調査中だが、これらを描いたと自称(自供?)するドイツ人男性がスイスに住むと聞きつけ、直接話を聞きたいと願い出た。事実ならゆゆしき事態だ。芸術愛好家として息巻いていると「じゃあ湖畔のアトリエで。客室もあるから泊まれるよ」と軽快な回答を受け取った。少々面食らいながらも、どんな人物なのか見極めにアトリエに向かった。現れたのは、つばのついた帽子に長髪、サイケな装いをした「キャラ濃いめ」の年配男性。美術界を震撼させた贋作騒動を巻き起こした張本人、ウォルフガング・ベルトラッキ氏(73)の口から語られたこととは―。(年齢は取材当時、共同通信