自動車業界の巨人、トヨタ自動車が、自社製ソフトウェアの核心部を自ら構築するという、極めて野心的かつ戦略的な一歩を踏み出した。ベルギーで開催された世界最大級のオープンソースイベント「FOSDEM 2026」において、Toyota Connected North America (TCNA) は、Flutterを基盤としたオープンソースの3Dゲームエンジン「Fluorite」を発表したのだ。 これは一見すると「車載エンターテインメントの強化」と見えるが、その核心は、トヨタが自社のデジタルコクピット(HMI:Human Machine Interface)における支配権を握り、UnityやUnreal Engineといった既存の巨大ゲームエンジンへの依存を脱却するための、周到に準備された技術的独立宣言といえる。 なぜ世界一の自動車メーカーが、あえてゲームエンジンを自社開発するに至ったのか。その背
Steamにて2024年11月に早期アクセス配信開始され、高い評価を得ているローグライク・オープンワールドサンドボックスRPG『Elin』。本作の開発者noa氏は、『Elona』を手がけたことでも知られる人物だ。 『Elin』では1年以上にわたる早期アクセスのなかで、多種多様な要素がアップデートで追加されコミュニティを賑わしてきた。実際のところどのように売れて、どんな風に盛り上がっているのか。開発方針も含めて、noa氏に話を伺った。 ──自己紹介をお願いします。 noa氏: 個人でゲームを開発しているnoaです。Lafrontierというスタジオ名義で、かれこれ20数年ほどゲーム開発に携わっています。『Elin』以前は、『Elona』や『Elona Shooter』といったフリーゲームを作っていました。 昔から、緻密な世界観を持ったエピック・ファンタジーやSFに目がなく、アニメやゲームはも
ゲーム開発者の間で、使用しているゲームエンジンとともに自身のゲームのスクリーンショットを紹介するポストが流行している。こうしたポストは2025年末から流行の兆しを見せており、本稿執筆時点でも継続している様子だ。 今回、本稿では一定の注目を集めている10いいね以上のポストに絞り、どのようなゲームエンジンが使用されているのか集計をおこなった。なお、X(Twitter)の仕様上、検索語句やいいね数の条件を満たしているにも関わらず結果に表示されていないポストも存在しているようだ。あくまでも大雑把な傾向としてご覧いただきたい。 もっとも多かったのは「Unity」で、17本の作品が該当した。作品の傾向としては3D/2Dのどちらのゲームも存在しており、グラフィックが3Dで作られているものの、カメラを特定の角度からの見下ろし視点や真横からの視点などに固定した2Dゲームに近いものも多く見受けられた。どんなゲ
なかもん @nakamon_studio インディーゲームクリエイター🎮|5作リリース済み|本業はゲームディレクター |非エンジニアでもゴリ押しで開発できる&継続できるノウハウやマインドをYouTubeなどで発信中!|イラストとかも描いてるよ🎨 youtube.com/@nakamon_game なかもん @nakamon_studio 個人開発者の最大の武器ってつくづく、ニッチな場所を狙えることだよなぁと思う。 企業だと月30万円の売上しか出ないゲームやアプリって「事業として成り立たない」でボツになる。 でも個人なら月30万円ってだいぶ美味しいですよね笑 会社でディレクターやってるからよく分かるんですが、企業って人件費や固定費がすごいから、どうしても「ある程度大きく当てる」ことしか考えられない。 でも個人開発者は違う。 コアなファンが100人いれば十分食べていけるし、むしろそういう熱
スマイルブームは8月28日、「RPG Developer Bakin(以下、Bakin)」を正式リリースする。対応プラットフォームはPC(Steam)。 「Bakin」は、プログラミングの知識がなくとも直感的な操作でRPGが制作できる、PC向けのゲーム開発ツールだ。パネルを配置するだけでイベントが作成できるエディター機能のほか、3Dのポストエフェクト表現の充実したビジュアル表現力を強みとしている。2D素材と3D素材の両方に対応しており、3Dならではの表現と2Dのアセットを組み合わせることで多彩なゲームが作れるとして注目されている、新進気鋭のゲーム制作ツールである。 今回弊誌では、「Bakin」開発チームリーダーである長井伸樹氏にインタビューを実施。「Bakin」の歩みからはじまり、現在のユーザーコミュニティの動きや今後の展望まで、長井氏の「みんなに気軽にゲームを作ってほしい」という熱い想い
松野氏: (『FFT』は)当時の我々の持てる力を尽くした、ある種の最高傑作だという自負もありました。 『ファイナルファンタジータクティクス』(以下、『FFT』)。 それは、『ファイナルファンタジー』でありながらも、異質な存在感を持ったタイトルだった。シミュレーションとしての完成度、人間同士の階級闘争を描いたストーリー、キャラクターたちのアツい言い回しと、心揺さぶるセリフの数々……「外伝」という立ち位置でありながら、ナンバリング並の根強い人気を誇っている。 そんな『FFT』が、『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』という「決定版」として発売されることが、先日発表された。 その機会に、なんと『FFT』のオリジナル開発メンバーでありつつ、今作にも携わっている松野泰己氏(脚本、加筆修正及び監修)、前廣和豊氏(ディレクター)、皆川裕史氏(アートディレクター)、そして今
野中郁次郎氏が死去、89歳。スクラムの基盤となった論文「The New New Product Development Game」や書籍「失敗の本質」など 一橋大学名誉教授の野中郁次郎(のなか いくじろう)氏が2025年1月25日土曜日、肺炎のため東京都内の自宅で死去しました。89歳でした。 ナレッジマネジメント(知識経営)の世界的権威として知られる一橋大学名誉教授の野中郁次郎(のなか・いくじろう)氏が1月25日、肺炎のため東京都内の自宅で死去しました。89歳でした。旧日本軍が判断を誤り続けた要因を分析した著書「失敗の本質」などが知られています。https://t.co/qYefEehCfn — 日経 社会ニュース (@nikkeishakai) January 26, 2025 野中氏は上記のポストにあるように、旧日本軍が判断を誤り続けた要因を分析した書籍「失敗の本質」の著者の一人として
・2024/10/10に作品紹介に関する部分などを修正しました。 ・2025/2/27にサウンド制作環境や書籍関連部分の記載を最新化し、タイトルを「〜Pyxelのススメ 2024」から「〜Pyxelのススメ 2025」に変更しました。 この記事の変更履歴Pythonで本格的なゲーム開発ができるレトロゲームエンジン「Pyxel」を使って2年くらい個人ゲーム制作をしてきました。 Xやnote、Discordのサーバなどいろいろ見ていますが、たいへん不遜な発言ではありますが、私ほどPyxelを愛用している人間はそうそういないと感じています。 その私、frenchbreadが全力でゲーム制作に興味のある方へ向けてPyxelをオススメしていきたいと思います。 Pyxelってそもそも何?という説明は公式サイトにゆだねますが、冒頭の簡潔な紹介文だけ引用しておきます。 Pyxel (ピクセル) は Pyt
ゲームクリエイターの桜井政博氏は10月22日、YouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」にて最終回スペシャル動画を公開した。このなかでは同チャンネルがどのような目的で発足され、制作されてきたのかが細やかに明かされている。 桜井政博氏は、『星のカービィ』シリーズや『大乱闘スマッシュブラザーズ』(以下、スマブラ)シリーズを手がけてきたゲームクリエイターだ。現在は有限会社ソラの代表取締役として活動しており、直近では『スマブラSP』のディレクターを担当。人気ゲームのプロジェクトを総指揮する立場であり、同氏自身も数多くのゲームをこなしているそうで、領域にかかわらずゲームや開発の知識に長けた人物といえる。 そんな桜井氏は2022年にYouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」を開設。ゲーム業界や開発に関して、【グラフィック】【サウンド】【雑談】といったさまざまなトピックのノウハウ・情
はじめに 以前、VGS-Zeroというラズパイで動作する自作ゲーム機を紹介させていただきました。 今回、上記の記事でも触れているVGS-Zeroのローンチタイトル「Battle Marine」(下記)をゲームギアに移植してみました。 本書はBattle Marineをゲームギアへ移植した経緯や技術的に苦労した点などを纏めたものとなります。 何故ゲームギア? Battle Marine のゲームジャンルは「弾幕STG」です。 もしかすると、この点については議論の余地があるかもしれませんが、少なくとも私は弾幕STGとして創ったつもりです。 「Z80のゲーム機」としてはチート級のスペックのVDPを搭載しているVGS-Zeroならともなく、テクノロジー的には1985年頃相当のゲームギアで弾幕STGを創るというのは、中々クレイジーな話かもしれません。 狂気の沙汰ほど面白い。 私はBattle Mar
【ABA Games】インディーゲーム制作歴40年。PC黎明期から生成AI時代まで折れずに続ける理由 2024年3月25日 インディーゲーム開発者 長 健太 早稲田大学でコンピュータサイエンスを学び、学士号・修士号・博士号を取得。メーカー就職後はITの研究職を経て、現在はマネジャーとしてシステム開発に携わる傍ら、大学時代から一貫してインディーゲーム開発者としての顔を持ち続けている X ABA Games GitHub Blog -ABAの日誌- シューティングゲームを中心にこれまで400作以上もの作品を生み出し、インディーゲーム界の第一人者として国内外で知られる「ABA Games」こと長健太氏。 2023年9月に公開した「小さなゲーム開発の楽しみ」という電子冊子も話題となり、開発の楽しさを心から味わっている様子がうかがえます。 今回は長きに渡りインディーゲーム業界を牽引してきた長さんにイ
ソ連で開発された「落ちものパズル」の元祖、「テトリス」 東西冷戦終結前の1980年代後半、突如現れたソ連製のパズルゲーム「テトリス」。 上から落ちてくる、「7種類のブロック(テトリミノ)を回転させ、横一列うまくはめ込むと消える」という単純なゲームです。 しかし、単純ゆえにその中毒性は高く、一度ハマると抜け出せなくなる魔力がありました。 ロシアの民族音楽をBGMとしたエキゾチックな雰囲気も手伝って、世界各国で大流行しました。 時間を忘れて夢中になる人が続出したため「ソ連がアメリカの生産性を落とすために流行らせたゲームだ!」という陰謀論まで生まれました。 多くの派生ゲームが生まれ「落ちものパズル(落ちゲー)」というジャンルが生まれました。 このゲームを開発したのは、ソ連科学アカデミーのコンピュータ技術者「アレクセイ・パジトノフ」。 まだ東西のビジネス交流も乏しかった1984年にテトリスは生まれ
——最初に簡単な自己紹介をお願いします。 KOTAKE CREATEと申します。以前はゲーム会社で3Dアーティストとして開発をしていましたが、『8番出口』がヒットしてくれたので、昨年末に会社を辞めて、今は個人開発者としてゲーム開発に取り組んでいます。 ゲーム会社に勤務していた頃はVFXやエンバイロメントを4~5年ほど担当していました。主なDCCツールはMayaで、一番得意なのはマテリアルとエフェクト系でしたね。 ——大ヒットした『8番出口』について質問していきたいと思いますが、まずは開発者のコタケさんご自身の言葉で「どのようなゲームか」を説明していただけますか? 「無限に続く地下通路にある異変に気付きながら脱出するゲーム」です。ホラージャンルに含めるかどうかは……個人的には微妙なラインだと思っています。 ——制作期間はどれくらいだったのでしょうか。 プロトタイプ作成や構想を練る期間が総計半
By Marco Vanoli コンピュータRPGの元祖の1つとも言われる「ウルティマ」シリーズの作者であるリチャード・ギャリオット氏は、2013年3月にクラウドファンディングサイトKickstarterで新作ファンタジーRPG「Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues」の出資金を募り、191万9275ドル(約1億8200万円)を集めることに成功しました。その後もShroud of the Avatar: Forsaken Virtuesの公式サイトで資金集めが続けられ、記事執筆現在約402万ドル(約3億8200万円)を集めています。 Shroud of the Avatarがどのような形で正式リリースを迎えるのか注目が集まる中、ギャリオット氏が高校生のころに開発したゲームが、世界で最初のRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のようなゲームだったことが判明し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く