前回までは、投資家や一般消費者、顧客企業など対外的なステークホルダーに対して、企業サイトの現状と本来あるべき姿を述べてきました。今回から3回にわたり、最後のステークホルダーとして自社の社員に目を向けてみたいと思います。社会に向けたWebブランディングは多くの企業にとって関心のある事柄ですが、今回は少し視点を変えて、社員へのブランディングとWebサイトについてお話しをします。 組織を横断した活動が増えてきたBtoCにしろBtoBにしろ、企業活動の多くが組織横断型プロジェクトになってきたというのはすでに何度もお話ししたとおりです。個々の役割を細分化しルーチンワーク化することで企業活動の効率化を実現してきた時代から、刻々と変化するビジネスシーンへ柔軟に対応するために、時々に応じて適切な人材をつどいプロジェクトとして推進していく時代となりました。さまざまなIT技術による情報共有やコミュニケーション
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