「漁業という日本の問題を知ろう 勝川俊雄さんインタビュー」という、魚が好きな人間にとっては胃がキリキリと痛むようなインタビューを書かせていただいたが、今回はその第二弾。持続性を考えない日本の漁業制度の欠陥によって、乱獲を続けるしかない状況に対する、一つの答えを紹介したい。 三陸の漁業復興に可能性はあるのか 前回、三重大学生物資源学部准教授の勝川俊雄さんに伺った話をざっくりとまとめると、恵まれた漁場に囲まれているはずの日本の漁業の実情は、規制のない早獲り競争によって未成魚を獲りつくしつつあるという、悲惨なものだった。 海外では、漁獲量規制と資源管理をちゃんとやることで、漁業は成長産業となっているのにだ。 三重大学生物資源学部准教授の勝川俊雄さん。 今回の記事では、そのインタビューの続きとして、地震による津波で甚大な被害を受けた三陸の漁業復興の可能性について聞いてみました。 インタビューから公