イノベーションを活性化させるアウトタスキングイノベーションを活性化させるアウトタスキング 【前編】 「コア」と「コンテキスト」の考え方を適用して、資源をうまく活用する 経営資源に限りがあるなかで、イノベーションの遂行に不可欠な資源をどのようにして割り当てればいいのか？その答えが、シスコが長年取り組んできた、コア⁄コンテキスト分析に基づくアウトソーシングとアウトタスキングの使い分けにあります。本稿では2回に分けて、その背景と手法とを説明します。 INDEX 社内のリソースは有限 アウトソーシングの現状 アウトソーシングにコントロールをかける ジェフリー・ムーアが書いた「Dealing with Darwin」が先ごろ、日本でも翻訳されて、「ライフサイクルイノベーション」（翔泳社）として刊行されています。彼は同書のなかで、シスコのイノベーションに対する取組みを事例として取り上げ、詳細に解説しています。そこで核となっている考え方が、「コア
