大きな胸はどう呼ばれてきたか(下)――グラマーのグラマーによるグラマーのための新しい言葉の時代へ アダルトメディア研究家・安田理央さんによる「大きな胸」をテーマにした連載、最終回の三回目です。今回は「巨乳」という言葉の誕生、巨乳グラビアアイドルの活躍による「巨乳」のお茶の間への浸透。そして、「巨乳」以降の「胸の大きな女性」を指す言葉についての考察です。 巨乳の誕生 元号が昭和から平成へと変わった1989年に一人のAV女優がデビューしました。 当時、女子大生だった19歳の松坂季実子です。 彼女のセールスポイントは、その大きな乳房でした。公称110.7センチ(これは「イイオンナ」の語呂合わせで、実際は90センチ台だったとの説もあります)。まるでメロンを二つぶらさげたようなその胸は、それまでの「Dカップ女優」のレベルを遥かに超えたものでした。週刊誌でも大きく取り上げられるなど、松坂季実子は一躍人
「大きな胸=ボイン」の時代 1965年11月から日本テレビ系列で放送された『11PM』は、日本で最初の深夜ワイドショー番組であり、大きな評判を呼びました。 その司会の一人である大橋巨泉が放送中に、アシスタントだった女優・朝丘雪路の胸を「ボインボインと出てるね」と言ったことから、大きな胸を「ボイン」と呼ぶことが流行しました。1967年のことです。 それまでに使われていた「肉体派」「グラマー」という表現は、体つき全体を指すことが多く、大きな乳房そのものを表現する日本の言葉は、この時初めて生まれたのです。 この年の年末には『漫画ボイン』なる漫画雑誌も創刊されましたし、2年後の1969年には漫談家の月亭可朝が『嘆きのボイン』というコミカルな曲を発表し、80万枚の大ヒットを記録しました。「ボイン」は子供たちの間でも使われるほど流行語となりました。
大きな胸はどう呼ばれてきたか(上)――男はいつから巨乳が好きになったのか 「大きな胸=魅力的」とされる現代。長い日本の歴史の中で、人々はずっとそう思っていたのでしょうか。また、「大きな胸」を指す「巨乳」という言葉。これも古くからある言葉なのでしょうか。今回から三回の連載で、「大きな胸」を日本人はどう読んできたのか、そしてどう認識してきたのか、アダルトメディア研究家・安田理央さんが解き明かします。 男性は昔から大きな胸が好き、だと思われがちですが、実は日本の男性が大きな胸の魅力に気づいたのは、戦後になってからです。長い日本の歴史の中で、ほんの70年ほどのことに過ぎないのです。 また、現在は「大きな胸」を「巨乳」と呼ぶことが一般的ですが、これも時代によって大きく変化しています。そして、その呼び方の変遷を調べてみると、日本人の「大きな胸」に対する意識の移り変わりも見えてくるのです。 今回から三回
2010年10月の日本初上陸以来、「フーターズ」は大阪や名古屋でも開店してすっかり定着した感のあるコンセプトレストランだが、本場アメリカではフーターズ以外にもいくつかのチェーンがあり、総称として「ブレストラン(breastaurant)」と呼ばれている。意訳すれば“おっぱいレストラン”ということになるだろうか。このブレストラン市場は今も意外ほどの成長を続けているという。 ■テキサス州のローカル“ブレストラン”が全米進出へ 日本でもアメリカでも総じて低迷しているといわれている外食産業だが、何故か元気なジャンルなのがこのブレストランで、ここ数年でも毎年5%程度の成長が続いているといわれている。そして今後も成長が見込まれるアメリカのブレストラン市場にまた新たな動きが起こっているようだ。 現在、米・テキサス州で4店舗が営業中のブレストランチェーン「Bombshells(ボムシェルズ)」は、ウェイト
もう時効だと思うし、この話をこれ以上胸に秘めておきたくないので書いておく。 おっぱいが大きくて悩んでる皆様、そして会社員を辞めて好きなことをしたい皆様に贈ります。 追記 2018年11月21日、書籍化しました。 2011年の7月、私は渋谷のITベンチャー企業をやめてポールダンサーになった。 辞めたいことを伝えた6月上旬、上司との面接で「どうして辞めたいの?」と聞かれて、「ポールダンスに専念したいので辞めます!」と言った。上司は困り顔と笑い顔の中間みたいな顔をしてた。そりゃそうだ、入社からまだ半年しか経ってない。 確かに、私はそれまで趣味で1年半ほどやっていたポールダンスをもっと頑張りたい!と思っていた。折しも311、東日本大震災の直後。自分が受け持っていたウェブマガジンやSNSの運用と言った仕事は、地震の直後にあっという間に中止や延期になり、会社の中での自分の存在意義を危うく思った。命の儚
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く