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ブックマーク / www.cinra.net (21)

  • 「五輪ファースト」の排除の歴史 記録映画『東京オリンピック2017』8月公開 | CINRA

    映画『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』が8月13日から東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で公開される。 『東京ドキュメンタリー映画祭2020』特別賞を受賞した同作は、国立競技場に隣接する都営霞ヶ丘アパートから強制退去させられた住民の2014年から2017年にかけての記録を通して、「五輪ファースト」の陰で繰り返される排除の歴史を映し出すドキュメンタリー。慎ましい生活や団地のコミュニティーの有り様、有志による東京都、五輪担当大臣への要望書提出や記者会見の様子などを捉えている。 1964年東京オリンピック開発の一環で建てられた都営霞ヶ丘アパートは、住民の平均年齢が65歳以上の高齢者団地。2012年に東京都から「移転のお願い」が届き、2020年東京オリンピックの開催に伴う再開発によって2016年から2017年にかけて取り壊された。 監督、撮影、編集を務めたのは、同作が初の劇場監督作品と

    「五輪ファースト」の排除の歴史 記録映画『東京オリンピック2017』8月公開 | CINRA
  • 岡﨑乾二郎が日本の現代美術史を徹底解説、転機は1980年代だった | CINRA

    の現代美術にとって、1980年代とはどんな時代だったのか。観念的な1970年代、サブカルチャー的な表現が隆盛した1990年代といったイメージに比べると、その狭間の時代はどこか掴みづらい。しかしこの時代にこそ、現在の美術の源流があるのでは? そんな問いを掲げる『起点としての80年代』展が、金沢21世紀美術館で開催されている。 1980年代に格的に活動を始めた世代を中心に、19作家が出品。「時代」という切り口ゆえに実現した異質な作家たちの並びに、当時のシーンへの想像力が自然と膨らむ。 この展覧会の冒頭で、1981年に開催されたデビュー個展を再現しているのが造形作家の岡﨑乾二郎。岡﨑といえば、絵画から彫刻、建築、絵までを手がけ、旺盛な批評活動でも知られる現代の総合芸術家と呼ぶべき存在だ。今回は、金沢21世紀美術館館長・島敦彦にも同席してもらい、岡﨑に当時の関心や1980年代の美術がもたら

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  • 台湾発学園ホラー『怪怪怪怪物!』が『シッチェス映画祭』特集で上映 | CINRA

    10月から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、愛知・名古屋のシネマスコーレほかで開催される特集上映『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション 2018』の、上映ラインナップ第2弾が発表された。 スペイン・シッチェスで毎年10月に開催されている『シッチェス・カタロニア国際映画祭』はSF、ホラー、サスペンスなどのジャンルに特化した映画祭。同映画祭の出品作品から選出した映画を日で特集上映する『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション』は、映画祭公認のイベントとして2012年から4回実施された。今回は3年振りの開催となる。 上映ラインナップ第2弾発表では、『あの頃、君を追いかけた』のギデンズ・コー監督による台湾のホラー映画『報告老師!怪怪怪怪物!』が、『怪怪怪怪物!』の邦題で上映されることが決定。同作は昨年開催の『第30回東京国際映画祭』でも上映された作品で、奉仕活動で訪れた老人

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  • 放送作家・倉本美津留が語る音楽仕事 最新の企画は「怖い童謡」 | CINRA

    ダウンタウンとの仕事で知られる「放送作家」である一方、自身のソロはもちろん、さまざまなアーティストとのコラボレーションを行ってきた「ミュージシャン」でもある倉美津留。その彼がLINE RECORDSとタッグを組んで、「童謡誕生100周年」プロジェクトをスタートさせる。かねてより童謡好きであることを公言している倉が、この企画で焦点を当てるのは、「怖い童謡」。 倉自身が作詞作曲した“それではみなさんさようなら”を課題曲として、一般公募を実施。そこで選出された少年少女たちが、「童謡の日」である7月1日に配信デビューすることも予定しているという今回のプロジェクト。それは果たして、どんな意図のもとに始まった企画なのだろうか。そして、そもそも倉にとって音楽とは、どんな位置づけのものなのだろうか。LINE RECORDSの事業プロデューサー、田中大輔の立ち会いのもと、倉に訊いた。 子どもが聴い

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  • 阿部真央とAimerが語り合うボーカル論。二人が思う「歌のうまさ」 | CINRA

    自身8作目となるアルバム『YOU』を、3月7日にリリースした阿部真央。産休後初のアルバムとなった前作『Babe.』のシリアスなトーンからは一転、ポップでキャッチーな勢いのある楽曲や聴かせるバラード曲はもちろん、岡崎体育による全編打ち込みアレンジの楽曲など、これまで以上にバリエーションに富んだ楽曲が並べられている。それは果たして、どのような心境のもと生み出されたアルバムなのだろうか。そして、いま改めて考える、阿部真央の「歌」の魅力とは。 そこで今回は、彼女が愛してやまないというシンガーAimerを対談相手に招きながら、ボーカリストとしてのお互いの魅力について、さらには近年のお互いの変化について、自由に語ってもらった。 6月には、京都岡崎音楽祭『OKAZAKI LOOPS』にて開催される『agehasprings produce 《node_vol.2》』に、ボーカリストとして参加することも発

    阿部真央とAimerが語り合うボーカル論。二人が思う「歌のうまさ」 | CINRA
    morobitokozou
    morobitokozou 2018/03/24
    “三人とも、最後をフッと抜く歌い方をするんですよね。(サカナクション“さよならはエモーション”の山口一郎の歌い方を真似して歌う)”
  • 世界が驚いた。テイラー・スウィフト、優等生の自分との決別 | CINRA

    優等生テイラー・スウィフトが、メディアから姿を消した。 2016年夏以降、テイラー・スウィフトのメディア露出がほぼ皆無となっていたことを、気づいていただろうか? プライベートはほとんど明かされず、ソーシャルメディアからの発信も最小限。 豪華な顔ぶれのセレブたちが集う、彼女主催の恒例となった独立記念日(7月4日)のパーティーも2017年は合同写真が公表されなかったし、新恋人と噂される英国人俳優ジョー・アルウィンとの交際も一切報告なし。「トランプ政権に対する批判すらないのはオカシイのでは?」と逆に批判を受けてしまったほどだ。 そんなテイラー・スウィフトが通算6作目となるニューアルバム『reputation』を発表した。約3年ぶりとなるこのアルバムが『reputation』=「評判」と冠されたのには、カニエ・ウェストやケイティ・ペリーとの確執や衝突など、彼女を取り巻く状況が深く関わっていると考え

    世界が驚いた。テイラー・スウィフト、優等生の自分との決別 | CINRA
  • 三宅伸治トリビュート盤に仲井戸麗市、桜井和寿、ザ・クロマニヨンズら36組 | CINRA

    三宅伸治のトリビュートアルバム『三宅伸治デビュー30周年トリビュートアルバム「ソングライター」』が12月20日にリリースされる。 三宅伸治(ex.MOJO CLUB、THE TIMERS)のデビュー30周年を記念する同作には全30曲を収録。MOJO CLUB、THE TIMERSの楽曲や、忌野清志郎との共作、ソロ活動で発表した楽曲を、三宅と親交のあるアーティストがカバーした作品となる。 参加予定ミュージシャンは、鮎川誠(シーナ&ザ・ロケッツ)、有山じゅんじ、石塚英彦、伊東ミキオ、ウルフルケイスケ(ウルフルズ)、横道坊主、大竹しのぶ、大西ユカリ、押尾コータロー、オーバーオールズ、金子マリ、木村充揮、KenKen(RIZE)、斉藤和義、ザ・クロマニヨンズ、桜井和寿(Mr.Children)、浅野忠信(SODA!)、ズクナシ、高木克、竹原ピストル、TOSHI-LOW(BRAHMAN、OVERGR

    三宅伸治トリビュート盤に仲井戸麗市、桜井和寿、ザ・クロマニヨンズら36組 | CINRA
  • 寿司くんが『文化庁メディア芸術祭』受賞 岡崎体育との制作を語る | CINRA

    「カメラ目線で歩きながら歌う」「急に横からメンバー出てくる」など、ミュージックビデオにありがちな演出を批評した、岡崎体育のミュージックビデオ“MUSIC VIDEO”が、『第20回文化庁メディア芸術祭』の「エンターテインメント部門 新人賞」を受賞した。映像監督を務めたのは、「寿司くん」こと、こやまたくや。岡崎のほぼ全てのミュージックビデオを担当しているほか、シュールなブラックユーモアが人気のアニメーション『寿司くん』なども手がけ、最近では男女混成3ピースバンド「ヤバイTシャツ屋さん」での活動で話題を集めるなど、マルチな才能を発揮しまくっている。 ミュージックビデオ、アニメーション、そしてバンドと実に幅広いアウトプットを持つこやまの表現に一貫しているのは、徹底した「メタ視線」とそれに基づく客観性・批評性だ。朋友・岡崎体育とも共鳴し合うという、その感覚は一体どこから来ているのだろうか。 最初は

    寿司くんが『文化庁メディア芸術祭』受賞 岡崎体育との制作を語る | CINRA
  • 世間に誤解されてきた戸川純、貪欲に生き抜いてきた35年を語る | CINRA

    1980年代をニューウェイブの歌姫としてセンセーショナルに駆け抜け、一方では女優として『釣りバカ日誌』や『男はつらいよ』といった国民的な作品に出演し、ドラマやバラエティーでも活躍するなど、その特異な個性が光った戸川純。彼女がVampilliaとのコラボレーションによって過去の名曲を再録したアルバム『わたしが鳴こうホトトギス』を発表した。 今回の取材では、歌手活動35周年を記念した作品のリリースにあたり、戸川のキャリアを改めて総括。「不思議ちゃんとかメンヘラとか、さんざん言われてきたわよ」と笑って語る彼女の表現の源泉に迫った。 女優と歌手を並行させながら時代と戦った80年代から90年代。そして、体調を崩しながらも、女優と歌手を続けることに執着し、「生きる」ことへの情熱を燃やす現在。このインタビューによって彼女の人となりや哲学が伝わることを願いたい。 「私のことわかって」だけだったら歌わない。

    世間に誤解されてきた戸川純、貪欲に生き抜いてきた35年を語る | CINRA
  • 永井豪原作アニメがモチーフの伊映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』 | CINRA

    映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』が5月から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。 イタリアの『アカデミー賞』にあたる『ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞』で今年度に最多7部門の受賞を果たした同作は、永井豪、安田達也とダイナミックプロが原作を手掛けたアニメ『鋼鉄ジーグ』をモチーフにしたダークヒーロー映画。『鋼鉄ジーグ』は1975年に日で放送され、1979年からイタリアでも放送された。 『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』の主人公は、突然超人的なパワーを得たチンピラのエンツォ。テロの脅威に晒される荒廃したローマの郊外を舞台に、アニメ『鋼鉄ジーグ』のファンでエンツォをアニメの主人公・司馬宙と同一視して慕う少女アレッシアとエンツォの交流や、彼らの前に立ちはだかる闇の組織のリーダー・ジンガロとの戦いを描く。 監督を務めたのは、幼い頃から日製アニメのファンだったという

    永井豪原作アニメがモチーフの伊映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』 | CINRA
  • 國村隼が韓国の映画賞で2冠、「よそ者」の謎と村の怪奇殺人描く『哭声』 | CINRA

    映画『哭声/コクソン』が、2017年3月11日から東京・シネマート新宿ほかで公開される。 『チェイサー』『哀しき獣』などのナ・ホンジン監督による新作となる同作は、素性不明の「よそ者」の男が平和な田舎の村を訪れ、男についての噂が広まるにつれて村人が自身の家族を残虐に殺害する事件が多発していく、というあらすじ。殺人を犯した村人は必ず肌が湿疹で爛れ、言葉を発することができない状態で殺人現場にいるという共通点を持つ同事件を担当することになった村の警官・ジョングの姿が描かれる。 娘に殺人犯と同じ湿疹があることに気づいたことから、娘を救うために男を追い詰める主人公・ジョング役を演じるのはクァク・ドウォン。村人を惑わす「よそ者」の男役を國村隼が演じるほか、ファン・ジョンミン、チョン・ウヒらがキャストに名を連ねる。 なお同作は11月25日に発表された韓国映画賞『第37回青龍映画賞』で監督賞を含む5部門を

    國村隼が韓国の映画賞で2冠、「よそ者」の謎と村の怪奇殺人描く『哭声』 | CINRA
  • ピエール中野が愛を込めて語る、アイドル論。なぜハマったのか? | CINRA

    凛として時雨のドラマー、ピエール中野。X JAPANのYOSHIKIに衝撃を受けて始めたというドラムは、超絶的なテクニックが特徴。まるで千手観音のごとく手数、足数を駆使した高度なテクニックと表現力による、豪快かつ繊細なプレイは他の追従を許さない。凛として時雨とは別に、大森靖子やももいろクローバーZ(以下、ももクロ)、星野源など、ジャンルを問わず様々なアーティストのレコーディングやライブに参加するなど、多忙を極めている。 ピエール中野は、アイドルや女性グループへの造詣も深く、そのユニークな語り口にはファンも多い。そこで今回CINRA.NETでは、彼にPerfumeやももクロ、BABYMETALなどへの「愛」をたっぷりと語ってもらった。 ヘッドホンやイヤホンに一家言を持つ彼は、新製品が出るたびチェックしているという。ソニーの最新イヤホン「XBA-N3」を使って、PerfumeやBABYMETA

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  • 言葉を忘れるほどの孤独が生んだ、haruka nakamuraの音楽 | CINRA

    東京在住の音楽家、haruka nakamuraが2枚組の新作『音楽のある風景』を完成させた。これまでに『grace』『twilight』、Nujabesとのコラボレーションを基にした『MELODICA』という3枚のソロ作を発表し、地元青森の夕暮れの風景を、過去・現在・未来の3つの視点で描いてきたnakamura。『音楽のある風景』は、即興をベースに作られた『twilight』を契機に編成された「haruka nakamura PIANO ENSEMBLE」によって公開録音が行われ、闇から光への軌跡を描き出した、感動的な大作である。 自由と孤独は常に隣り合わせ。haruka nakamuraの波瀾万丈な音楽人生を紐解いていくと、そんな真理を思い出さずにはいられない。しかし、彼の音楽は、孤独であることが、1人でいることが、当はいかに豊かな時間であるかということを教えてくれる。そう、結局のと

    言葉を忘れるほどの孤独が生んだ、haruka nakamuraの音楽 | CINRA
  • 祖父江慎、黒猫チェルシーのCDをあえて「中途半端」にデザイン | CINRA

    チェルシー、祖父江慎、佐内正史の結束、再び 黒チェルシーのニューシングル『青のララバイ』が6月1日にリリースされた。CINRAでは、レーベル移籍後の1stシングル『グッバイ』(2016年2月3日発売)リリース時に、ジャケットの制作を行ったアートディレクター・祖父江慎と写真家・佐内正史、そして黒チェルシーのボーカル・渡辺大知の鼎談を実施。黒チェルシーが5年ぶりのシングルに込めた想いを、名匠二人がどのように具現化したかを紐解いた。 そして『青のララバイ』でも、引き続き祖父江・佐内のコンビがジャケットや告知用のポスターを担当。表題曲“青のララバイ”で歌う、何度転んでも疾走していく決意を、丹念かつ丁寧にパッケージに落とし込んでいる。 黒チェルシー『青のララバイ』ジャケット 前作の鼎談で、祖父江は「バンドとリスナーのあいだに会社が入った感じではなくて、直接『へいへいー!』って渡す感じ」を

    祖父江慎、黒猫チェルシーのCDをあえて「中途半端」にデザイン | CINRA
  • 排せつや自慰行為などの音だけでアルバム制作、ハーバートの2枚組新作 | CINRA

    マシュー・ハーバートのニューアルバム『A Nude (The Perfect Body)』の日盤が、7月1日にリリースされる。 1995年にWishmountain名義で音楽活動を開始し、Herbert、Doctor Rockit、Radioboyなどの名義で活動しているマシュー・ハーバート。『A Nude (The Perfect Body)』は、生活の中で裸の人間が鳴らす音をサンプリングして制作した2枚組アルバムとなる。サンプリングされているのは、べる、寝る、洗う、自慰行為をする、排せつするといった行為による音。将来は美術館での展示も予定しているという。 なお同作の全曲試聴音源がSoundCloudで公開されているほか、iTunes Storeで先行配信されている。

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  • 大野雄二率いる新バンド、新旧ルパン楽曲収めた初アルバム | CINRA

    Yuji Ohno & Lupintic Sixのアルバム『YEAH!! YEAH!!』が6月8日にリリースされる。 『ルパン三世』シリーズの音楽で知られる大野雄二。昨年をもってインストゥルメンタルジャズバンドYuji Ohno & Lupintic Fiveを解散し、今年3月に新たなメンバーでYuji Ohno & Lupintic Sixを結成した。 同バンドの1stアルバムとなる『YEAH!! YEAH!!』は、映画『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』の主題歌“愛のつづき”や、テレビアニメ『ルパン三世 炎の記憶~TOKYO CRISIS~』の主題歌“あこがれ”を新たにカバーした楽曲を含む全11曲を収録。ハイレゾ音源の配信も決定している。 なおYuji Ohno & Lupintic Sixは、6月12日の東京・タワーホール船堀公演を皮切りに全国各地を巡るツアーを開催。8月2日には

    大野雄二率いる新バンド、新旧ルパン楽曲収めた初アルバム | CINRA
    morobitokozou
    morobitokozou 2016/06/07
    それは「旧」じゃねえ
  • ベビメタで評価されても飽き足りない。ゆよゆっぺの核心を突く | CINRA

    アイドル、ロックバンド、EDM、ボーカロイド――多様化する2010年代の音楽シーンにおいて、ジャンル間の垣根を超えて活躍を見せるクリエイターが、ゆよゆっぺだ。 BABYMETALの作詞、作曲、編曲、ミキシングまでを手掛けることでも知られる彼が、別名義「DJ'TEKINA//SOMETHING」にてリリースするアルバム『KAWA-EDM』は、でんぱ組.incやBiSなどのアイドルソングをEDM仕様でリミックスした楽曲を収録した一枚となっている。 もともとはボカロPとして名を上げ、いまや、作詞・作曲・編曲家、DJ、バンドマン、そして生放送主など、様々な顔を併せ持つ彼。その視点から見た現在のアイドル、ボカロ、EDM、さらにはゲーム実況のシーンはどういうものなのか? そして、幅広い活動を見せる彼の核にあるものは何なのか? インタビューにて探った。 BABYMETALの曲作りはマラソンやトライアスロ

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  • パラパラに熱中したギャルの青春時代と現在の苦悩を描く『黒い暴動』 | CINRA

    映画『黒い暴動♥』が、2016年夏に公開される。 同作は、「ギャル」としてパラパラに青春をかける高校時代と、「アラサー」として苦悩する現在の女性を同時に描く映画。高校時代のパートには、バラエティー番組『月曜から夜ふかし』にも登場したBlack Diamondから選抜された15人が出演している。 監督と脚を務めたのは、俳優としてテレビドラマや映画にも出演する宇賀那健一。「ギャルとは、 あの時代に日女子の間だけで起こった、ロックンロールだ!」という信念のもとで同作を作り上げたという。撮影は石川・内灘町を中心に行われた。配給はSPOTTED PRODUCTIONSが担当する。 なお同作と連動して、宇賀那がプロデュースしている飲店「Alternative Cafe & Bar VANDALISM渋谷」内に期間限定ショップ「ガングロカフェ -夜ふかし営業中-」がオープン。同店はBlack Di

    パラパラに熱中したギャルの青春時代と現在の苦悩を描く『黒い暴動』 | CINRA
  • 少女が望んだ日本のアニメコスプレが起こす悲劇、スペイン新鋭監督作 | CINRA

    映画『マジカル・ガール』が、2016年3月から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかで公開される。 スペイン出身のカルロス・ベルムト監督による劇場デビュー作となる同作。白血病で余命わずかの少女・アリシアの夢を叶えるために、失業中の父・ルイスが彼女が大好きな日のアニメ『魔法少女ユキコ』の高額なコスチュームを手に入れようと決意したことをきっかけに、心に闇を抱える女性・バルバラ、訳ありの元教師・ダミアンを巻き込んだ悲劇が展開される、というあらすじだ。 同作は、昨年の『サンセバスチャン国際映画祭』でグランプリと監督賞を受賞。『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』などの作品で知られるペドロ・アルモドバル監督は同作に寄せて「何年かぶりに心を打たれる衝撃的な映画に出会った。監督のカルロス・ベルムトは、深く、予測不可能なツイストによって、すべ

    少女が望んだ日本のアニメコスプレが起こす悲劇、スペイン新鋭監督作 | CINRA
  • BOOM BOOM SATELLITES、残酷な運命から希望を描いた傑作 | CINRA

    運命とは、ときにとても残酷だ。「神様は乗り越えられる試練しか与えない」なんて言葉は、残酷な運命と対峙しなければならない人生の場面においては、単なる綺麗事でしかなくなってしまう。しかし、絶望に突き落とされたときにこそ、不貞腐されたり、エゴイスティックに生きたりするのではなく、「人のために生きたい」と思えたのであれば、その瞬間、人間は誰かの心を気で救える偉大なパワーを発揮できるのではないだろうか。 BOOM BOOM SATELLITESは、これまで実に希有な人生を歩んできた。そしてその都度、自分たちの人生音楽にリアルに反映させながら、ときに攻撃的に、ときに優しく包み込むようなサウンド、ビート、そして歌で、私たちに多彩な情感を湧き起こさせてくれた。川島(Vo,Gt)に初めて脳腫瘍が発見されたのは1997年、デビューを果たした年である。その2年後、同じ症状を再び患い2度目の手術を受ける。そし

    BOOM BOOM SATELLITES、残酷な運命から希望を描いた傑作 | CINRA