児童、生徒たちが日常の筆記具として筆を使うことは激減しても、文房具としての「筆箱」はいまも誰もが学校へ持っていく物なのではないでしょうか。そして、学校に着いたら「下駄箱」から上履きを出し、履いてきた靴を入れる。そんなどこにでもある日常ですが、メルマガ『8人ばなし』の著者・山崎勝義さんは思います。なぜ、筆も下駄も使わないのに、「筆箱」、「下駄箱」の言葉は変わらないのか、と。そして、気づいた共通点から、実体とは乖離しながら使われ続けることになる次の言葉を予想します。 茶碗に茶が入っていないこと 茶碗 筆箱 下駄箱 歯磨き粉 実体と名称にズレがあっても猶そのまま違和感なく通用している名詞の例である。具体的に説明すれば「茶碗」は飯を装う器である。茶を入れるのはお茶漬けの時くらいである。その器が茶専用であることを明示するには「湯呑み」あるいは「湯呑み茶碗」といったように回りくどい言い方をするしかない
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