moroshigekiのブックマーク (148)

  • 現代哲学の研究に哲学史は必要なのか(その2):何が誰にとって不要だとされているのか - 研究日誌

    前回の記事の続き。大雑把には「現代哲学の研究に哲学史は必要ない」という主張を擁護した論文 Hanno Sauer, "The End of History", Inqury. https://doi.org/10.1080/0020174X.2022.2124542 について、いくつかの補足をしておく。ちなみに哲学史と哲学の関係について私は自分なりの考えをもっており、Sauerの論文にも賛成できるところとできないところがある。しかし前回と同様に今回のエントリーでも、原則として私見を交えずにSauerの主張をはっきりさせることしかしていない。また、原則を破って私見を述べる際には、それとわかる書き方をしたつもりだ。 前回のエントリーと同じく、以下ではこの論文を2022年9月現在の'Latest articles'版のページ番号だけで参照する*1。これまた前回と同じく、以下に出てくる鉤括弧は、そ

    現代哲学の研究に哲学史は必要なのか(その2):何が誰にとって不要だとされているのか - 研究日誌
  • 現代哲学の研究に哲学史は必要なのか - 研究日誌

    大雑把に言えば、タイトルの問いに「必要ない」と答える論文が出た。 Hanno Sauer, "The End of History", Inqury. https://doi.org/10.1080/0020174X.2022.2124542 読んでみたら面白かったので、自分用のメモも兼ねて概略をまとめておいた。感想なども書きたいのだけど概要だけでだいぶ長くなったのでその辺はまたの機会にしたい。とはいえいくつかのことは注に書いておいた。 要注意事項 以下では同論文を2022年9月現在の'Latest articles'版のページ番号だけで参照する*1。 以下に出てくる鉤括弧は、そのあとにページ番号が付されている場合には同論文からの引用である(翻訳は植村による)。それ以外の鉤括弧は読みやすさのために植村がつけたものだ。 この要約は、箇所によっては原文をかなりパラフレーズするかたちで作られてい

    現代哲学の研究に哲学史は必要なのか - 研究日誌
  • グーグルの天才AI研究者、ニューラルネットワークを超える「カプセルネットワーク」を発表

  • アナログ技術を復活させれば、AIがもっと進化する──米企業が開発した「古くも新しい」チップの秘密

  • 「間違った投票をしたくない」は正しい? 選挙に行かない若者の言い分

    「間違った投票をしたくない」の背景は? 投票に行かない若者を叱るのは逆効果? 意見を言うことが怖い? 「間違った投票をして、世の中を悪くしたくない」。今回の衆院選挙期間中、ある大学生の「投票に行かない理由」が、注目を集めました。選挙のたびに、若者の投票率が低いことが話題になりますが、ではなぜ、行かないのか。上の世代が考えているような「政治に関心がない情けない若者」とは違う、意外な姿が見えてきました。(朝日新聞東京社会部記者・原田朱美) 反響を呼んだツイート 衆院選挙が公示された翌日の10月11日、花園大学(京都市)の師茂樹教授が、こんなツイートをしました。 ”衆院選ということで、授業で「投票に行くか」という簡単なアンケートをしている。「行く」という学生が多いが、興味深いのは「行かない」の理由で「間違った投票をして世の中を悪くしたくないから」と述べる者が少数だがいたこと。これは根が深い気がす

    「間違った投票をしたくない」は正しい? 選挙に行かない若者の言い分
  • 研究室運営(研究室の運営方針)について(2015-2017) | 中村聡史研究室

    中村聡史研究室 明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科: Human-Information Interaction / Lifelog / BADUI 中村研究室への配属を少しでも考える学生さん向けに、(ブラックとうわさを聞く)中村研究室はこういうところだよというメッセージとして。そして、他の研究室を運営されている方が少しでも運営の方法を公開してくれることを願って(もっといいやり方や、このやり方は破たんするよとか教えて欲しい!)、当研究室の運営方法について書いて公開してみます。長いわりに、まだたった2年そこらの経験に基づくものですので興味のある方だけどうぞ。 まず前提として、研究室には現時点で学生18人(今後30人程度にまで増える予定)に教員が私1人だけで、私が研究室運営(というか仕事)に割くことが可能な時間が平日土曜の8時半~17時半(思い返してみたらほぼ平日のみだ...)

    研究室運営(研究室の運営方針)について(2015-2017) | 中村聡史研究室
  • 『早田文藏:臺灣植物大命名時代』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    吳永華 (2016年8月刊行,國立臺灣大學出版中心[臺灣研究先行者叢書: 3],臺北,xvi+439 pp., 460元, ISBN:9789863501701 → 版元ページ) 台北の〈博客來〉から速攻で届いた(国内のアマゾンと同じくらい俊足だ).まだざっと見しかしていないが,台湾と日の関連文献をしっかり調べて書かれた詳細な伝記.著者は小石川植物園にも足を運んだようだ. 【目次】 圖版 iii-vi 「臺灣研究先行者」序言[黄英哲・梅家玲] xii 前言 1 第一章 從新潟到東京帝大 17  一、從新潟到東京 18 (一)日國內進化論思想的普及 18 (二)加入東京植物學會 20 (三)前往東京 21 二、臺灣之旅 22 三、進入東京帝大 26第二章 矢志臺灣植物研究 31  一、接掌臺灣植物研究 33 (一)捨苔類植物 33 (二)專攻臺灣植物 33 (三)研究的開端 38 二、臺

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  • 『大正新脩大蔵経』の著作権は切れているのか | yasuokaの日記 | スラド

    昨日の私(安岡孝一)の日記を読んだ人はウスウス感づいていると思うが、『大正新脩大蔵経』(1923年~1934年、大正一切経刊行会、全88巻)の著作権は、当に切れているのか。もちろん、収録されている各経典の原著作権は、とっくの昔に切れていると考えられるが、二次的著作物としての『大正新脩大蔵経』の著作権は、現時点では必ずしも切れていない。わかりやすい例として、『大正新脩大蔵経』第13巻(大集部)所収の「般舟三昧經三卷」を見てみよう。 「般舟三昧經三卷」の原典は、いわゆる白文であり、返り点はおろか句読点すらついていない。言い方は悪いが、単なる漢字の羅列である。三~七世紀頃に成立したものらしいので、原著作権はとっくの昔に切れている。一方、『大正新脩大蔵経』所収の「般舟三昧經三卷」には、句点や返り点や註が付されており、原典とはかなり様相の異なる二次的著作物となっている。この「般舟三昧經三卷」に点を

  • 漢字の国際提案の歴史を図にしてみた - 帰ってきた💫Unicode刑事〔デカ〕リターンズ

    2001年以降に日が国際提案した漢字について、どのような経緯で規格化されたか、規格化されようとしているのかを、おおざっぱな図にしてみた。細かいことを言い出すとキリがないので、それは言わない方向で。下図、グレー地はドラフト段階のもの。 2001年に提案された謎の国字集合(今昔文字鏡ソース)は、その後、典拠の発見できない漢字については提案を取り下げられたりしたが、一部が2009年のUnicode 5.2でCJK統合漢字拡張Cとして規格化された。文字鏡ソースで拡張Cに入った367字のうち320字は汎用電子にも含まれる。 拡張Cに提案された文字のうち後回しにされたものは、拡張C2と呼ばれ、その後拡張Dと呼ばれることとなった。拡張Dは量があって審議に時間がかかるので、緊急に必要な漢字を少数に絞って先に入れましょうというのがUNC(Urgently Needed Characters)で、UNCは2

    漢字の国際提案の歴史を図にしてみた - 帰ってきた💫Unicode刑事〔デカ〕リターンズ
  • 内藤正典・同志社大学大学院教授によるアルジェリア人質事件の背景解説

    masanorinaito @masanorinaito 日では、90年代の常軌を逸したアルジェリアでの内戦について正確に知っている人はほとんどいないから、マスコミがアルジェリアについて論評するのを聞いていると、ひどく紋切型で「知らないんだろうな」という印象を受ける。 2013-01-19 03:43:22 masanorinaito @masanorinaito アルジェリアは「イスラム過激派のテロと戦ってきましたから武装勢力を許さない」という解説を耳にするが、そういう表現をすると、アルジェリアが親米だったかのように聞こえることだろう。とんでもなくずれているが。 2013-01-19 03:45:09

    内藤正典・同志社大学大学院教授によるアルジェリア人質事件の背景解説
  • Kindleで購入した電子書籍は、実はユーザーのものではない

  • 高木浩光による怒濤の講演「ゲーム業界におけるプライバシー保護」がすごいことに

    「高木浩光@自宅の日記 - Tポイント曰く「あらかじめご了承ください」」というエントリーによってTポイントツールバーは「騙す気満々の誘導」であると指摘、その2日後にTポイントツールバーのダウンロードが一旦停止されたり、ほかにも「ダウンロード刑罰化で夢の選り取り見取り検挙が可能に」「ローソンと付き合うには友達を捨てる覚悟が必要」「武雄市長、会見で怒り露に「なんでこれが個人情報なんだ!」と吐き捨て」「やはり欠陥だった武雄市の個人情報保護条例」というように、次々とセキュリティに関して絶大な影響を与え続けてきた独立行政法人産業技術総合研究所の高木浩光(通称:ひろみちゅ)氏によるCEDEC2012の講演が、非常に秀逸な内容となっており、ゲームに限らず、スマートフォンまでも含めてそもそも「個人情報」とは一体何か?ということから、個人情報の現在の扱い、プライバシーに関して今後あるべき方向に至るまで、縦横

    高木浩光による怒濤の講演「ゲーム業界におけるプライバシー保護」がすごいことに
  • 昨年に引き続き、鎮魂勉強会を開催しました - 西野神社 社務日誌

    ( 記事文削除 )

    昨年に引き続き、鎮魂勉強会を開催しました - 西野神社 社務日誌
  • 2007-02-13

    読書感想文を書きます。今回のお題はジャック・デリダの“Mal d’archive”。95年にガリレー社から出版されたこのは、アーカイブという概念をひとつの軸としてフロイトを論じているものです。まず一読して、技術やメディアの問題に関する自分の興味関心からいって、これをいままで読んでいなかったのはきわめて重大な手落ちだと痛切に思い知りました。またそれだけではなく、その分析というか、フロイトの議論に寄り添いながら同時にそれを切り刻んで少しずつ新しい光景を示していく手際は、その他の多くのデリダの著作に比べても、格段に鮮やかであるように思いました。まだ読み終わってからそれほど経っていない(一週間くらい前ですが)というのもありますが、いまのところ、この“Mal d’archive”はデリダの最高傑作の部類に入る、というような印象を持っています。 この“Mal d’archve”というタイトルをどう訳

    2007-02-13
  • 音楽の哲学シンポジウム - logical cypher scape2

    この三連休のあいだ行われている応用哲学会の1日目において開かれた、音楽の哲学シンポジウムに行ってきた。 哲学者、美学者に加えて、フルート奏者と作曲家を交えた、哲学のシンポジウムとしては異例のメンツによるちょっと実験的な企画であった。 最初はそもそもこの4人話があうのか的な空気もあったのだが、終わってみればとても刺激的な会であった。 以下、自分のノートより。 色々省略しているところもあり、正確な再現ではない。 提題 最初は、今井晋による音楽の哲学と音楽の存在論についての簡単な紹介 音楽の哲学は、「ここ数十年の分析美学でもっとも発達した領域」であり、日常的な経験と哲学的な問題が切り結ぶのが特徴的とされる。 様々な論点があるが、その中でもここでは音楽の存在論についてピックアップ 音楽に対して抱く直観と形而上学における存在論的カテゴリーとのバランスをとることが目される フローチャートを用いて、様々

    音楽の哲学シンポジウム - logical cypher scape2
  • 『歴史学および日本文学研究者に対する実態調査からみる人文科学系研究者の情報行動』を読んだ。 - みちくさのみち(旧)

    年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、昨日、素晴らしい報告書を発見してしまい、小躍りして人に紹介しまくっていたのですが、ただ紹介するだけでなく、どの部分に感銘を受けたかについて、少し紹介させていただきたいと思います。 ここから、いつもの文体でご容赦を。 報告書の概要 その報告書とはこちら 松林麻実子・岡野裕行『歴史学および日文学研究者に対する実態調査からみる人文科学系研究者の情報行動』(筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター) ※PDF 同センターの刊行物一覧はこちら 調査は、2007年に学術図書館研究委員会が行った、「学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査」(SCREAL調査)を踏まえ、同調査では人文学という括りで説明されてきた電子ジャーナルの利用動向について、さらに歴史学と日近代文学研究の研究者を抽出して行ったアンケート調査に基づき、その情報取得の動向を

    『歴史学および日本文学研究者に対する実態調査からみる人文科学系研究者の情報行動』を読んだ。 - みちくさのみち(旧)
  • Programming Job at the Virginia Foundation for the Humanities | Dan Cohen

  • デジタル教科書普及、日本の課題は誤解と予算…中村伊知哉氏 | リセマム

    デジタル教科書普及、日本の課題は誤解と予算…中村伊知哉氏 | リセマム
  • 人工知能研究の系譜: 篠田孝祐

    研究者は,その研究活動においてさまざまな研究者と交流をして,成果として論文を執筆する.多くの研究者にとって,初めての研究活動の体験は,大学や大学院での卒業研究や修士研究であろう.その際には当然,指導教員となる先生に大きな影響を受ける.そして,博士号を取り,職業研究者としての活動を始めた後も,はじめのうちは大学で師事した先生のつながりを基盤に,その後,徐々に自分の活動領域を広げながら,さまざまな研究者とのつながりを広げていくことが多いのではないだろうか. サイトは、そのようなアイディアをもとに、論文の共著者情報から研究者ネットワークを作成することで、その分野や学会に関わる研究者の「研究者としての血」のつながり、つまり「研究の系譜」を知ることはできないだろうかと考え, その系譜作成のプロセス、ならびに作成した系譜などを掲載いたします. なお,ページは,人工知能学会誌(Vol.26,No.6

  • 発達障害等の障害特性に応じた教材・支援技術等の研究支援最終報告書: ■ LD (学習障害) 等関連新着情報 : LDニュース編集人

    http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/006/1310537.htm 文部科学省平成22年度「民間組織・支援技術を活用した特別支援教育研究事業」 (発達障害等の障害特性に応じた教材・支援技術等の研究支援)最終報告書 慶應義塾大学最終報告書(PDF:677KB) http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2011/09/09/1310526_1.pdf 東京大学先端科学技術研究センター・人間支援工学分野最終報告書(PDF:912KB) http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/201