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労働と時間に関するmorutanのブックマーク (1)

  • 哲学者、翻訳家・中山元の書評ブログ : 『もうひとつの中世のために--西洋における時間、労働、そして文化』ジャック・ル・ゴフ(白水社)

    →紀伊國屋書店で購入 「労働の時間」 書は中世学の泰斗であるジャック・ル・ゴフの論文集である。といっても五〇〇ページ近い大冊で、次の四部で構成される。第一部「時間と労働」、第二部「労働と価値体系」、第三部「知識人文化と民衆文化」、第四部「歴史人類学の構築に向けて」。 合計一八章で構成されるそれぞれの部分は、いずれも興味深い議論が展開される。もはや権威者となったル・ゴフであるが、方法論的にも内容的にも次々と新しい提案を示し、権威によりかかることがないのは、さすがである。 ル・ゴフがとくに有名になったきっかけである労働論と時間論は、書の中心を占めるものだろう。この二つの議論は、とくに利息の問題をめぐって結びついてくるのである。フランシスコ会のある博士は、商人が掛け売りした場合には、現金払いのときよりも高い料金を要求できるかどうかという問いをたてる。そしてそれを否定する。その論拠は、その場合

    哲学者、翻訳家・中山元の書評ブログ : 『もうひとつの中世のために--西洋における時間、労働、そして文化』ジャック・ル・ゴフ(白水社)
    morutan
    morutan 2010/07/08
    中世において「神からの賜り物としての時間やモノの売り買い」という考えが基本となり掛売りなどは通用しなかった。「労働」概念が編み出されることで高利貸しも認容されていった(cf.プロ倫、サブプライム
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