朝一番でやったことといえば「観察者の系譜」を読み始めたことで、でも正確に言えば寝床をたたみ、湯を沸かすあいだに食器を棚に戻し、ゴミを片付けていた。そして珈琲を淹れて本にとりかかったのか。 「観察者の系譜」は予想通りすこし骨の折れる本だけど読み応え/読む価値は感じる。写真-見る/見られるの感覚の変容-それによる知覚や認識全体の変容などは最初から興味の対象だったのでそれについて語られることに驚きはないのだけれど、ざっとみたところ幻燈機やターナー(蒸気な絵画の)、ゲーテの色彩論、ショーペンハウアーなんかも関わってくるようで興味・関心の収斂、邂逅のようなものをおもう。 「19世紀半ばの決定的な視角とそれにまつわる認識の変容」ということだと「神々のたそがれ」とも関連してくるのかな。 まだよくわかってなくて、各「文化人」の煽り的な褒めそやしと宣伝記事ぐらいから伺う程度なんだけど、トレーラー見た人の感想