7月某日、世界の宇宙ビジネスの最先端を走る企業の重役が、日本橋のオフィスに現れた。 民間宇宙飛行士の訓練施設の設立や有人月面探査車の開発など、宇宙にまつわる数々の事業への参入を発表する、アメリカの宇宙開発企業Sierra Space(シエラ・スペース)のジョン・ロス副社長と上級副社長兼ゼネラルマネージャーのニーラジ・グプタ氏だ。 宇宙ビジネスのカンファレンスに参加するために来日したSierra Spaceのジョン・ロス氏(左)とニーラジ・グプタ氏(右)。宇宙ビジネス拠点「X-NIHONBASHI TOWER」にて取材を実施した。 撮影:井上榛香 Sierra Spaceは、ジェフ・ベゾス氏創業の宇宙ベンチャー・Blue Originとともに、商用宇宙ステーション「Orbital Reef(オービタル・リーフ)」の開発にも乗り出していることでも知られている。Orbital Reefには、日本