患者の情報やモニタシステム、インプラント機器を標的として、病院のコンピュータやモバイル端末がマルウェアに狙われる事例などが見つかっているという。 米食品医薬品局(FDA)は、医療機器や病院のネットワークがサイバー攻撃を受けて患者が危険にさらされる恐れがあるとして、メーカーや医療機関に対し、適切なセキュリティ対策を講じるよう促した。 FDAは6月13日付の告知の中で、「医療機器や病院ネットワークの運営に直接的な影響を与えかねないセキュリティ上の弱点やインシデント」が見つかったと伝えている。 具体的には、ネットワーク接続型の医療機器がマルウェアに感染した事例や、患者の情報やモニタシステム、インプラント機器を標的として、病院のコンピュータやモバイル端末がマルウェアに狙われた事例が見つかったという。 さらに、パスワードが適切に管理されていない、医療機器の脆弱性を修正するためのアップデートやパッチが