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ブックマーク / scienceinjapan.org (24)

  • 基盤的研究費は「安定した科研費」の仕組みで | 【帰ってきた】ガチ議論

    最近、米国NIHが研究費の過度の集中を防止する策を発表しました。 これは、一人の研究者が受ける研究費の額と、その成果は、ある一定レベルの研究費(70万ドル程度)をピークに落ちる、という研究成果などを受けて行われたものと思われます。 日でも同様に、過度の集中を防止し、国立大学の運営費交付金を増加させ、それを基盤的研究費にあてるべき、という意見がかなりあるようです。 過度の集中を緩和し基盤的研究費の比率を増やすべき、という考え方には大賛成なのですが、それを国立大学への運営費交付金の増加によって行うという案については賛成できません。 運営費交付金によるのではなく、「安定した基盤的科学研究費」の仕組みを導入し、そこに集中的に予算を投入することによって、基盤的研究費の比率を増やすことがベストの方法であると考えます。 この仕組みの案についての詳細は「安定した基盤的研究費の導入を!」のトピック をご参

  • ガチ議論2015 本番情報 | 【帰ってきた】ガチ議論

    おまたせしました!「ガチ議論2015」の番詳細です! 【企画紹介ビデオ】 【企画の趣旨】 日頃、「文科省のおかげで大学(研究所)がめちゃくちゃだ!」とお怒りの皆さん、お待たせしました。ガチ議論が2年ぶりに帰ってまいります。今回は、文科省対話型政策形成室のご協力のもと準備を進めております。ガチ議論の場での要望は、間違いなくトップに届きます。ですが、届けば叶うわけではありません。単に「もっと予算をよこせ」と叫ぶだけでは何も起こらない。我々科学者は「知的な」集団であるはずです。納得せざるを得ない論理とデータで説得しましょう。ラスボスを味方に引きずり込みましょう。それができるかどうかで、明日の生命科学の環境は大きく変わるはずです。 今年のテーマについては、現在検討を進めていますが、それをするにも皆さんのご協力が必要です。単なる非難のやりあいにならないように、研究者サイドからの問題点を整理し、それ

    ガチ議論2015 本番情報 | 【帰ってきた】ガチ議論
  • 文科省官僚への質問、第二弾:本音は引き出せたか?? | 【帰ってきた】ガチ議論

    前回のアンケートに対する回答に続き、コメントとして書き込まれた内容をまとめて、さらに質問をぶつけてきました。今回は、前回よりも踏み込んだ回答と、官僚の音のところが見えて面白いです。皆さんは、どの様に感じるでしょうか? ご注意 以下の問答は、11月6日に行われた、4時間余りの議論をまとめたものを近藤が整理して文章化したものです。従って、行間から、斉藤・生田の意図しない雰囲気が伝わる可能性がありますが、それは近藤の責任ですので、ご理解を。また、斉藤氏、生田氏の個人的な発言であり、文科省の公式見解ではありませんので、その辺も御留意下さい。 [時・ところ] 2015年11月6日 文科省 [参加者] ガチ議論: 近藤滋、宮川剛 遠藤斗志也(BMB2015 生化学会大会会頭) 文科省: 斉藤卓也(文部科学省 研究振興局 基礎研究振興課 基礎研究推進室長) 生田知子(文部科学省 大臣官房政策課 評価室

  • 「若手にテニュアポストを」と国が宣言? | 【帰ってきた】ガチ議論

    現在、第5期科学技術計画の素案が出ており、パブコメが求められています。 素案PDF→http://www8.cao.go.jp/cstp/pubcomme/kihon5soan/m001.pdf パブコメ募集ページ→http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095151350&Mode=0 科学技術計画は、今後10年程度を見通した5年間の科学技術政策を具体化するものとして政府が策定するものです。年度までが第4期、来年度から5年間が第5期にあたります。 単なる「提言」などではなく、政府が「これを目指す」と宣言するものであり、今後の科学政策は基的にこれを基に進められるといってもよいでしょう。 で、今回特に重要なのは、素案の中に、この掲示板でも話題になっている若手研究者のキャリアについて以下の

    「若手にテニュアポストを」と国が宣言? | 【帰ってきた】ガチ議論
  • 日本の科学の三つの問題点:成果と連動しない任期制、ハイリスク投資の欠如、副業禁止 | 【帰ってきた】ガチ議論

    A1 業績の如何に関わらず任期で雇用打ち切りになる。 運営費交付金が減少しているので継続的に雇用できる人件費がなく、期限付きのプロジェクト予算で人を雇用するので、任期で雇用せざるを得ないという理由は分かる。しかし、成果と連動しない任期制度は人の使い捨てに他ならず、雇用される任期付研究員•教員の問題だけでなく、業界全体の活性をも低下させてしまう。 <任期で雇用される研究者•教員にとって> 任期期間に優れた研究業績を上げた人はテニュアを得られる、あるいは昇進してより良いポジションにつける、というならば任期制の意味はあるだろう。しかし、現状は、始めに任期が3-5年と指定されており、どんなに優れた成果を出そうとも任期が切れると自動的に雇用打ち切り、というのがほとんどである。組織のルールで雇用は3年まで、あるいはプロジェクトが5年だから、というような理由であるが、このような雇用体系は成果が最重要項目

  • 地方大のあり方について | 【帰ってきた】ガチ議論

    大学に要請される研究のあり方とはどんなものなのでしょう。アカデミアに加えて、研究所や企業で研究に従事する若手研究者を供給するという役割はすぐに思い浮かびますが、実際にはそうした「研究志向」の進路はライフサイエンスでは特に限られており、多くの卒業生はそれ以外の世界で活躍しています。前者については熱い議論が起こりますが、後者の人材育成の社会的な価値を議論することも重要です。 「研究志向」の人材育成: ノーベル賞受賞者の出身大学のことがニュースにも取り上げられましたが、優れた研究者の経歴はしばしば複線的です。また、ビッグラボを支える番頭さん格の研究者の出身を調べれば、優れた研究活動に必要なものはそれを支える裾野の広さであることは容易に理解できます。特に大きな予算が当たるわけでもない地味なラボで、研究者の訓練が丁寧に行われているということはもっと主張すべきです。 「研究志向」ではない人材育成: 国

    地方大のあり方について | 【帰ってきた】ガチ議論
  • 研究は、結局、最後は人である | 【帰ってきた】ガチ議論

    質問1 – 現在の日のサイエンスにおける問題は何だと思いますか。 日のサイエンスと言ってもよく分かりませんが、平均的な研究者の一人としては、問題はキャリアパスが崩壊していることではないかと思います。それが研究自体にも大きな影響を与えています。キャリアパスとは、それを職業として自分や家族が安定した生活を送る未来が描けるかどうかということですが、それが非常に厳しくなっています。私は自分の子供には研究者を職業として勧められません。 学問としての自然科学において、発想の自由さ、多様性は質的に重要です。複数の著名な生物学者と潤沢な資金を誇る某機関を巻き込んだ昨年の騒動の後に大村智さんが今年の医学生理学賞を受賞されたことも、私の目には象徴的に映ります。何が質的に大切であり守らなければならないことであるかを、改めて指し示していると思うからです。 結局、最後は人です。人に投資すべきなのに、それを減

    研究は、結局、最後は人である | 【帰ってきた】ガチ議論
  • 政府による大学改革について直接お役人にきいてみた(8月7日 回答を加えました) | 【帰ってきた】ガチ議論

    前回の、ノーベル賞の量産についての私の記事に対して、文科省の斉藤卓也氏(現在は内閣府に出向中(科学技術政策担当大臣秘書官))と電話でお話をする機会がもてました。 こんどう 「えー、この間のノーベル賞の話です。科学技術法でノーベル賞50年で30人を目標と言っていたのに、直後から、それを上回るペースになってしまい、文科省としては、どう考えているのかな、、という。」 斉藤 「まあ、自分はその基法にかかわっていなかったので、詳しい経緯はわかんないんですけど、当時は、欧米の先進国並みにということで。でも、内部でも、ノーベル賞の数で短絡的な目標にすることを疑問視する意見もありました。」 こんどう 「でも、結果からすると、既に日はかなり以前から、先進国並みのレベルであったということになりますよねえ?」 斉藤 「そうですね。この間のノーベル賞はアメリカに次いで2位という事ですから。でも、ノーベル賞

    政府による大学改革について直接お役人にきいてみた(8月7日 回答を加えました) | 【帰ってきた】ガチ議論
  • 文科省 対話型政策形成室に突撃! | 【帰ってきた】ガチ議論

    4月16日に、第2回ガチ議論企画の実行委員である両年会長*とガチ議論メンバー5名†で、文科省 対話型政策形成室にご挨拶にうががいました。同室室長の生田知子さんをはじめ、室長補佐の氏原拓さん、現在内閣府に出向中の斉藤卓也さん(科学技術政策担当大臣秘書官)らにもご参加いただき、第2回ガチ議論についてご協力をお願いしたほか、「ミニ・ガチ議論」も行いました。当初の予定を大幅にオーバーして3時間半、お付き合いいただきました。ミニ・ガチ議論ではいろいろと盛り上がったのですが、突っ込んだ議論の内容については、これからのプレ企画で改めてテーマごとに掘り下げて行い、公表していく予定です。 ということで、これからスタートする第2回ガチ議論のプレ企画にご期待ください! ガチ議論からの参加者 * 両年会長:日生化学会大会 会頭 遠藤斗志也、日分子生物学会年会 年会長 影山龍一郎 †ガチ議論メンバー:大阪大学

    文科省 対話型政策形成室に突撃! | 【帰ってきた】ガチ議論
  • 「政府による大学改革はやらない方がましかもしれない」というお話し | 【帰ってきた】ガチ議論

    ここ10年くらい、政府による大学改革が実行に移され、大学はてんやわんやの状態である。大学人たちの多くはこれに反対の意見を主張するが、国立大学法人は国からの運営費交付金で成り立っているので、相手は「スポンサー」ということになり、旗色が悪い、というか勝ち目がない。だが、施行された多くの改革が、当に大学を良くしているのかどうか、についてちゃんと確認が取れているのだろうか?逆に悪い方に行っているという可能性は? もちろん、大学側に問題が無いとはいわない。人事や運営の非効率とか、内部にいても「いくらなんでもあかんやろ」と思える問題は無数にある。だが、それを外から無理やり振り回しても、そう簡単に良い方に向かうという保証はない。昨今、日から発信される論文の数・質が急速に低下している、というデータがあるが、もしかすると、その改革とやらが原因ではないか?と感じている人も多いだろう。競争的資金を取るために

    「政府による大学改革はやらない方がましかもしれない」というお話し | 【帰ってきた】ガチ議論
  • 末は教授か麻薬屋か | 【帰ってきた】ガチ議論

    「大学の予算削減でポストを失った37歳の生物系研究者。彼が次の稼業として選んだのは、元アカデミアのメンバーを集め、これまでの知識を生かし、危険ドラッグを作って売りさばくことだった‥」。 これは、イタリア映画祭2015で上映された映画「いつだってやめられる」のストーリーです。同作品はイタリアのゴールデン・グローブ賞で最優秀コメディー賞を受賞したそうな。 研究者からクスリの売人に。海外のフィクションですが、これが日の若手研究者の、というか、その一人である自分の、将来像になるなんてこと、あるでしょうか!? そんなことあるわけないじゃん、と自分に言い聞かせながら、日のニュースを見ると、「博士号の取得者を5年で倍にする」、「人文系学部・大学院、規模縮小へ転換」など、何やら、苦しむ若手をさらに増やしてしまいそうな政策案が次々と出てきています。あれれ、そんなことも、意外とあるかもしれない!? 文科省

    末は教授か麻薬屋か | 【帰ってきた】ガチ議論
  • STAP問題を受けて②:CDB解体を考える | 【帰ってきた】ガチ議論

    理研の「研究不正再発防止のための改革委員会」(以下、改革委)は「研究不正再発防止のための提言書」をまとめたが、これにより真の研究不正防止が果たされるのであろうか。 コメントでは、改革委の提言の問題点と、日の科学界全体への影響を検討したい。 尚、コメントには充分な裏付け調査がなされていない点が含まれていると思われる。誤りはすべて率直にご指摘いただければと願う。 1.STAP問題発生の直接的原因、個人に帰する問題の解明 改革委は、STAP問題発生の原因分析の問いとして、「問題は、研究不正行為の発生が、誘惑に負けた一人が引き起こした、偶然の不幸な出来事にすぎないのか、それとも、研究不正行為を誘発する、あるいは研究不正行為を抑止できない、組織の構造的な欠陥が背景にあったのか」を設定し、組織の構造的な欠陥が背景にあったと結論づけた。個人の問題か組織の問題かを天秤にかけ、組織の責任が重いとする判

    STAP問題を受けて②:CDB解体を考える | 【帰ってきた】ガチ議論
    motoson
    motoson 2014/06/24
  • STAP問題を受けて①:研究者コミュニティの課題 | 【帰ってきた】ガチ議論

    STAP問題は、理研の問題に留まらず、日の科学研究そのものへの信頼を失わせかねない状況を生んでいる。理研内での適切な対応を求めることは当然であるが、これを教訓として、日の研究者コミュニティにおける課題を改めて検討し、具体的な提言がなされないものだろうか。 我が国における研究不正防止・対応策、つまりはどのようにすればこのような研究不正が防げるのか、また研究不正発覚後はどのような対応をとることが適切なのかについて、改めてご議論いただきたい。 尚、コメントには充分な裏付け調査がなされていない点が多々含まれているものと思われる。できるだけ早く議論を開始していただきたいからであることをご理解いただき、誤りはすべて率直にご指摘いただければと願う。 1.疑義に対する責任著者自身による説明機会の保障 研究論文は責任著者を設定して発表される。それは論文に対する説明責任を宣言するものであり、今回のNat

    STAP問題を受けて①:研究者コミュニティの課題 | 【帰ってきた】ガチ議論
    motoson
    motoson 2014/06/24
  • 研究者と雑用 | 【帰ってきた】ガチ議論

    研究費をどのように分配するかというのは非常に難しいテーマで、たとえば基礎研究と応用研究、どちらにどれぐらい予算を配分するのが最適かという問題はすぐに答えが出るものではないと思います。一方で、総額はそのままに、研究費を実質増加させる事が出来る素晴らしい方法があります。それは雑用の軽減です。 雑用のために研究の時間が取れないという話を良く聞きます。授業や広報活動や予算申請などが雑用かどうかは別途議論が必要かもしれませんが、あきらかに他のプロの方(たとえば事務の方)が行うべき業務を研究者が行っているという例も散見されるような気がします。 教授会では、教授が話し合わなくても良いのではないかという話題がよく議題に上るという話を聞きます。教授会でトイレのドアの扉を変えるかどうかを延々議論しているというのは当の話でしょうか。また、各研究室の電気メーターのチェックを超一流大学の助教の方がされているという

  • しんがり研究 | 【帰ってきた】ガチ議論

    JST戦略創造研究推進事業の中で、最も成功したと評価されているのは「さきがけ」であろう。先頭を切って敵に突進する勇者である「さきがけ」は、まさに若い研究者の研究助成にぴったりのネーミングである。しかし、もちろん、戦(いくさ)はさきがけ武者だけでは成り立たない。そこでERATO, CRESTが戦闘部隊の隊として存在するのであるが、実はこれだけでは大事な要素が欠けているのだ。そう、殿(しんがり)である。 殿(しんがり)とは、後退する軍の中で最後尾を担当する部隊を指す。敵の追撃を阻止し、隊の後退を掩護することが目的の部隊である。限られた戦力で敵の追撃をい止めなければならない最も危険な任務であるため、古来より、最も武芸・人格に優れた武将が務める大役とされてきた。軍隊には無くてはならない存在だ。現代の研究者社会にも、さきがけ同様、しんがりが必要ではないだろうか。 JSTさきがけは、40歳くらい

  • 安定性と競争性を担保する 日本版テニュアトラック制度の提案 | 【帰ってきた】ガチ議論

    今日の日の研究者社会では、常勤(任期なしポスト)と非常勤(任期付ポスト)の待遇の差が大きすぎることが原因となり、 研究力を持つ若手が参入しなくなったり、ポストをめぐる過度の競争のために生産性が削がれてしまっているなどの問題が生じています。この状況を解決するため、最低限の給与や身分の安定が保証されると同時に競争性も担保する新たな「日版テニュアトラック制度」を提案します。以下にその概要を示します。 ・安定した身分とアドオン給与:日版テニュアトラック制度(案)では、安定した身分である「任期なし常勤ポジション」に就くことが可能。基給として一定の報酬や社会保険等が保証されている。それに加え、研究の業績・評価や、教育コマ数、各種大学業務などに連動したアドオン給与が設定されることで、競争性も担保される(図1)。 ・余程のことがない限りテニュアが取得可能:この制度では、博士号取得後、テニュア審査を

  • 捏造問題にもっと怒りを | 【帰ってきた】ガチ議論

    この数年、論文不正問題が研究者社会に大きな影を投げかけています。 これまで分子生物学会は、「若手教育シンポ」という枠組みで、若手研究者が捏造に手を染めることの無いように教育をしてきたつもりでした。しかし、そのシンポの講演者であり、また研究倫理委員会の若手教育問題ワーキンググループの委員でもあった有力研究者自身が捏造問題の渦中の人となってしまったことで、これまでの認識を改める必要に迫られています。そのため、今年の年会における「捏造問題フォーラム」は、これまでの様な「若手の問題」というスタンスではなく、より真摯に捏造問題に向き合い、どうすれば捏造を少しでも減らせるかを考える会にすることを目指しています。具体的には、最大6つのセッションを用意し、それぞれに捏造問題の関係者(ジャーナル、学会、マスコミ、研究資金供給元、ご人?、捏造発見者、?、??)を招いて、それぞれの立場で何をすることが捏造の防

  • 「文科省お役人からの回答」にネット上でコメントをくださった皆さんへ | 【帰ってきた】ガチ議論

    「文科省お役人からの回答」と「文科省お役人との会合・議事録」に対して、Twitterはてなブックマーク上などでいろいろと反響をいただきました。批判的なコメントも少なからずいただきました。ご批判は大きく二つの内容についてのものが多いように見受けられました。 一つは、差し障りのない内容しか引き出せていないのでは、というものでした。コメントは以下の通りです。 「役所に問い合わせるとどうなるか、聞いてた通りの内容」 「完膚無きまでに丸め込まれとる(^^;)」 「どっかで聞いたような答弁にしか見えない」 「「被弾」という単語が私の頭をよぎった。昨日の復興庁役人のツイートに影響されてんなあ。」 二つ目は、文科省サイドとの距離・関わり方に問題があるのでは、というニュアンスものでした。そもそも意思疎通が取れていないというご意見をはじめ、近づきすぎてしまっているとするもの、敵対してしまっているというものな

  • 文科省お役人からの回答 | 【帰ってきた】ガチ議論

    「ガチ議論」のプレ企画として開催された「文科省科学技術改革タスクフォース戦略室メンバーとの会合」(5月7日〜8日, 東京お台場)では、「文科省お役人への質問大募集」に寄せられた質問(「文科省お役人への質問のまとめ I, II, III」参照)を実際に文科省の方にぶつけてみました。今回は、質問ごとに回答をまとめて掲載します。なお、この回答は、あくまで文科省の方々の発言の趣旨に基づき「ガチ議論」が独自に編集したものです。内容については会合参加者の皆様に確認をいただいておりますが、文科省やその他の機関などの公式見解ではない点にご留意いただけますようお願いいたします。 会合では、日の科学に関する様々な問題について、問題そのものだけでなく、それらの背景にあるものや、それを解決する方法について議論を重ねました。戦略室メンバーとの忌憚ない意見交換を通じて、いくつか意外なことに気づかされました。ひとつは

  • ガチ議論企画その1:「文科省お役人への質問大募集」 | 【帰ってきた】ガチ議論

    文科省タスクフォース戦略室長の斎藤卓也さんからの投稿 “文部科学省「科学技術改革タスクフォース戦略室」の紹介” をいただいています。 このガチ議論サイトは、研究社会の諸問題がテーマですが、単なる愚痴に終わらないように関係諸機関に所属する人たちの参加を呼び掛け、意味のある(当の改善につながるような)議論にしよう、という意図で立ち上げました。「タスクフォース戦略室」は、「外部の関係者との対話・ネットワークづくりを重視し、情報の共有と建設的な議論を進める」というのが目的ですので、こちらとはまさに相補的な関係にあります。うまく活用すれば、有益な何かが生まれるかもしれません。 実は、近いうちに、戦略室のメンバーとガチ議論スタッフとの間で、会合(飲み会?合コン?;東京近辺で、5月7・8日あたり)を持つ事になっており、その時に、いろいろ質問をぶつけて、彼らの音を引き出せれば、と思います。と言うわけで