印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます カナダのD-Wave Systemsが開発し、GoogleやNASAが導入した量子コンピュータ「D-wave」が「既存のコンピュータの1億倍速い」という実験結果を出したのが記憶に新しいところだが、このD-Waveの実現に大きく貢献したのが「量子アニーリング」理論だ。量子アニーリングは、どんな組み合わせが最適かを計算する「組み合わせ最適化問題」の解法の1つとして研究されているものだが、D-Waveの登場で注目が集まっている。 そこで今回、量子アニーリングの舞台となる組み合わせ最適化問題と量子コンピュータの研究で平成28年度文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞した京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻助教、大関真之氏と、量子コンピュータに