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本に関するmousou_denkaのブックマーク (13)

  • 『無人島のふたり』余命宣告された作家の最期の日々 - HONZ

    訃報はいつだって突然だ。著名人が亡くなると、生放送中のスタジオに報道の人間が原稿をもって駆け込んでくる。速報は一刻も早く放送するのが鉄則だが、そこに記された名前に驚き、思わず足が止まってしまうことがある。訃報にあらかじめ心の準備をしておくことなんてできない。誰かの死に慣れることはこの先もきっとないだろう。 山文緒さんが亡くなったという報せも突然だった。 2021年10月13日、膵臓がんのため死去。58歳だった。 山さんは前年、7年ぶりとなる長編小説『自転しながら公転する』を発表したばかりだった。地方のショッピングモールで働く32歳の女性を主人公にした同作はまぎれもない傑作だった。 NHKの『朝イチ』だったと思うが、軽井沢のご自宅で、キツツキが家の外壁に開けた穴をリポーターに見せたりしながらインタビューに答えていたのをおぼえている。その時の楽しそうな表情がとりわけ印象に残っているのは、山

    『無人島のふたり』余命宣告された作家の最期の日々 - HONZ
  • 【今週はこれを読め! SF編】全銀河に反逆した種族「人類」、その最後の生き残りが主人公(BOOKSTAND) - Yahoo!ニュース

    ザック・ジョーダン『最終人類』(ハヤカワ文庫SF) 『最終人類』、原題はThe Last Human。人類最後の生き残りであるサーヤの物語だ。この宇宙には、おびただしい種族が、平凡な知性から超越的知性まで階層化され、物理的・情報的なネットワークによって秩序づけられ、それなりに共存していた。なかには、知能形式が特異な種族、邪悪な種族、剣呑な種族もいる。サーヤの育て親であるシェンヤは勇猛で冷徹な殺し屋ウィドウ類だが、盲目的と言ってよいほどの母性の持ち主でもある。 サーヤもウィドウ類の文化に染まって育ったが、身体的違いはどうにもならず、表向きには愚鈍なスパール類を名乗っている。まちがっても人類だと明かすことはできない。人類は過去に宇宙的大罪――たかが一種族の分際でネットワーク全体に反逆した――を犯し、殲滅された、忌むべき存在なのだ。 サーヤがいかにしてシェンヤの養女になったか。その経緯はサーヤ自

    【今週はこれを読め! SF編】全銀河に反逆した種族「人類」、その最後の生き残りが主人公(BOOKSTAND) - Yahoo!ニュース
  • 『脳と時間: 神経科学と物理学で解き明かす〈時間〉の謎』全方位から迫ればわかるのか、わからないのか - HONZ

    英語で最も頻出する名詞は「time」である。 いっぽう、時間をどう定義するかについての見解は一致していない。 時間という単語にはさまざまな意味が含まれているが、文章の中や日常の会話で、異なる意味を意識して使い分けることはほとんどない。下記の文章には「時間」という単語が3つ登場する。 時間の性質についてのミンコフスキーの講演は時間どおりに終わったが、長い時間がだらだら続いた感じがした そして、3つの時間、それぞれの意味が違う、作為的な文章である。1つ目に登場する時間は「質的時間」である。一部の哲学者や科学者がうんうんと唸りながら、議論するものである。2つ目の時間は「時計的時間」である。日々の暮らしを律する基準となる時間である。3つ目の時間は「主観的時間」である。脳によって作り出されたもので、頭蓋骨の外には存在しない時間である。 時間という単語への無分別さが、謎を解き明かす邪魔になってきたが

    『脳と時間: 神経科学と物理学で解き明かす〈時間〉の謎』全方位から迫ればわかるのか、わからないのか - HONZ
  • 延々と一章から脱出できないポルノメタフィクション──『さらば、シェヘラザード』 - 基本読書

    さらば、シェヘラザード (ドーキー・アーカイヴ) 作者: ドナルド・E・ウェストレイク,若島正,横山茂雄,矢口誠出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2018/06/27メディア: 単行この商品を含むブログを見る知られざる傑作、埋もれた異色作を発掘してきて邦初訳作品を中心に紹介する《ドーキー・アーカイヴ》シリーズの最新刊がこのドナルド・E・ウェストレイクによる『さらば、シェヘラザード』だ。端的に紹介すればポルノ小説家が延々と自作を書いてボツにする内容が”そのまま”記されていく、メタ奇想フィクションである。 内容的にSFっぽいかなと読み始めたのだけれども、SFではなかった(これは別に僕がSF至上主義者であるわけではなく、SFマガジンの海外SF書評欄で取り上げるかどうか判断する必要があるという個人的事情によるものである)。とはいえ、スランプに陥りひたすら金にもならなそうな原稿を書き続け、

    延々と一章から脱出できないポルノメタフィクション──『さらば、シェヘラザード』 - 基本読書
  • 『政治の衰退 上 フランス革命から民主主義の未来へ』 民主主義は政府運営を非効率にするのか? - HONZ

    著者フランシス・フクヤマは『政治の起源』で、人類誕生以前からフランス革命までの歴史を振り返りながら、「国家」、「法の支配」、「政府の民主的説明責任」という3つの重要な政治制度がどのように生み出されたのかを巧みに説明した。この『政治の衰退』は『政治の起源』の姉妹編であり、フランス革命以降の過去2世紀の間にこの3つの制度がどのように相互作用しながら発展してきたかを論じていく。そして最後には、先進民主主義国でこれら3つに衰退の兆候が見受けられることが示される。ポピュリズム、排外主義や核の脅威など、政治の不安定がいや増す現代社会の未来を見通すために必読の一冊だ。 なぜ西洋が大きく発展し他の地域を大きくリードしているのか、という問いは18世紀以降の経済学者の最大の関心事項の1つである。アリストテレスからルソーまで、地理と気候が政治制度に大きな影響を与えたと論じてきた。ところが、植民地帝国が解体され発

    『政治の衰退 上 フランス革命から民主主義の未来へ』 民主主義は政府運営を非効率にするのか? - HONZ
  • 『文明と戦争』 宿命としての戦争 - HONZ

    人類200万年の「戦争の謎」のほとんどに答えを出そうとする野心的な書は、上下巻合わせて996ページ、総重量1.2kg、翻訳者13名、そして7,560円という規格外のボリュームである。全17章から成る書は3部構成となっており、それぞれが「戦争は人の能か、それとも文明による発明か?」、「戦争と文明の発展はどのように相互作用したのか?」、そして「近代化は戦争をどのように変質させたのか?」を主題として、戦争にまつわる多くの謎に光を当てていく。 そのボリュームに比例して、書の考察対象は途方も無く広いものとなっている。時間軸で見れば、武器すら持たない狩猟採集民時代から核・生物兵器によるテロの恐怖に怯える現代まで、地理的に見れば、先史時代の手がかりを残すオセアニアや南北アメリカから世界の覇権争いを主導したユーラシア大陸まで、学問領域を見れば、人類の能を辿る人類学から制度と現象の因果関係を考察す

    『文明と戦争』 宿命としての戦争 - HONZ
  • 『政治の起源 上』 グローバルヒストリーで読み解く制度の進化 - HONZ

    世界は多様性に満ちている。 ITの普及とともに急速に平準化されていく世界を描いた『The World Is Flat』(邦題『フラット化する世界』)の発売から8年以上が経過し、スポーツから経済まで“グローバル化”が合言葉になっている。それでも、世界はまだまだデコボコなままではないか。インターネットの力で世界はより繋がりあったかもしれないが、今もわれわれは異なる場所で、違う服を着て、似ても似つかない習慣に従って暮らしている。 深夜に子どもが1人で出歩ける国、電車が分刻みのスケジュールで正確に発着する国は、日以外にそうはない。また、誰でも銃が買える国もあれば、公共交通機関に時刻表すらない国もある。サルから進化し、同じようにアフリカに起源を持つはずの人類がそれぞれに作り上げた社会は、どうしてこれほどまでに異なるのだろう。どのような道のりを経て、これほどまでに多様な社会は形成されたのだろう。 著

    『政治の起源 上』 グローバルヒストリーで読み解く制度の進化 - HONZ
  • 『海賊の世界史 古代ギリシアから大航海時代、現代ソマリアまで』海賊は社会を映す鏡である。 - HONZ

    海賊ははるか古代より存在する。様々な文化、様々な海域、様々な政治状態、そして様々な民族によって海上での略奪行為は行われてきた。海賊と一言でいっても、その背景には多くの違いがある。だが、古代から現代、洋の東西を問わず、海賊には相反する二つの見かたがある。それは書帯にも書かれているように「自由を求めるヒーロー」としての姿と「人類共通の敵」としての姿だ。 例えば「歴史の父」と言われる古代の歴史家ヘロドトスはサモス島の支配者にして海賊王のポリュクラテスを「海上制覇企てた最初のギリシャ人」と呼びその志の高さを賞賛している。一方で古代ギリシャの哲学者キケロは海賊を人類共通の敵として弾劾している。 書は時代や人によって常に2つの相対する側面を持つ海賊を古代から現代まで駆け足で概観できる作品である。第1章の「海賊の始まり」では古代世界、特に地中海を中心に海賊の成り立ちから、ローマ帝国との関わりを眺める

    『海賊の世界史 古代ギリシアから大航海時代、現代ソマリアまで』海賊は社会を映す鏡である。 - HONZ
  • 『『不本意ながらも魔法使い』特典情報+「大学時代、新入生に勧めても読んでもらえなかった傑作10冊」』

    『不意ながらも魔法使い』特典情報+「大学時代、新入生に勧めても読んでもらえなかった傑作10冊」 | 一迅社文庫編集M木のブログ 編集のM木です。今回の記事は余談の方が題より長いです。 今日は20日発売の『不意ながらも魔法使い〈ソーサラー〉』特典情報など! ゲーマーズさまでは、購入特典として書き下ろしブロマイドがついてきます。 また、紀伊國屋書店新宿店、別館「フォレスト」にてサインの販売も行われます。 明日発売の『不意ながらも魔法使い〈ソーサラー〉』をよろしくお願いいたします! 余談ですが、前回の記事をみた知り合いから「お前が書け」という罵声を多数投げられたため、自分が在学中に見聞きした『新入会員にオススメしたけど読んでもらえなかった傑作10冊』をリストアップしました。 〈ぴよぴよキングダム〉シリーズ(既刊三巻) いきなり他社さんのシリーズから入ります。 青春どたばたラブストーリ

    『『不本意ながらも魔法使い』特典情報+「大学時代、新入生に勧めても読んでもらえなかった傑作10冊」』
    mousou_denka
    mousou_denka 2014/06/20
    >森晶麿『奥ノ細道・オブ・ザ・デッド』 / なんだこれすげえ。 「めくるめく世界」が個人的には気になった
  • 『記者たちは海に向かった』 - 半径10kmのジャーナリズム - HONZ

    記録を残すとは、時に残酷なものである。 書の表紙をめくると、そこには一枚の写真が掲載されている。カメラに向かって微笑む、福島民友新聞の6人の記者たち。撮影されたのは、2011年3月9日。後方には激震と津波によって後に消失してしまう「ろうそく岩」もそびえ立つ。そして6人の運命が、やがてジグソーパズルのようにバラバラに引き裂かれていくことを、彼らはまだ知らない。 記録を残すとは、時に希望を生み出す。 2011年3月12日の福島民友新聞の社説は、このような書き出しで始まる。 <私たち福島県民にとって、これまでに経験したことがない、想像を絶する揺れだった。> 一次資料もなく、被害状況も分からず、周囲が安否確認をしているさなかに書き出された文章は、助け合い、支え合うことへの呼びかけを目的とし、多くの被災者の元へと届けられた。 だが、このわずか3日ほどの間に、福島民友新聞の中では想像を絶するドラマが

    『記者たちは海に向かった』 - 半径10kmのジャーナリズム - HONZ
    mousou_denka
    mousou_denka 2014/03/11
    全国紙じゃない、地元紙だから起きたことにいろいろな思いが増える。ということ
  • Amazon.co.jp: 高性能紙飛行機: その設計・製作・飛行技術のすべて: 二宮康明: 本

    availability

    Amazon.co.jp: 高性能紙飛行機: その設計・製作・飛行技術のすべて: 二宮康明: 本
  • O'Reilly Japan - ギークマム

    書「ギークマム」は、コミック、SF、サイエンスなど、幅広くテクノロジーや空想の世界を愛し、我が子と分かち合いたいと思っている「ギーク」なママと家族のための書籍です。その中心は、家庭にある素材を使ってすぐに楽しめるユニークな実験・工作・体験活動。紙コップで作った要塞をスーパーヒーローになりきってこっぱみじんにすることや、ホラー小説の作文、親子で楽しむテーブルトークRPG、電子レンジでプラズマ発光、フィボナッチ数列と黄金比を取り入れたアクセサリ作りなど、その内容はユニークなものばかり。さらに、子どもの成長にスーパーヒーローの果たす意味、非オタクのママ友とのつきあい方、子どもに夕飯作りを任せるための成功戦略など、先輩ギークママからのアドバイスも多数掲載しました。 書によせて(Kari Byron) はじめに 1章 コミック・ヒーロー編 スーパーヒーローに! おれはなるっ!! 空想の世界への序

    O'Reilly Japan - ギークマム
    mousou_denka
    mousou_denka 2013/10/16
    >親子で楽しむテーブルトークRPG >親子で楽しむテーブルトークRPG >親子で楽しむテーブルトークRPG
  • 江戸時代のデマ、陰謀、怪情報。ツイッターがなくてもあった『江戸の風評被害』 - エキサイトニュース

    ツイッターの普及や東日大震災後のさまざまな状況があって、ここ最近、デマや風評被害について考える機会って多かったんじゃないかな、と思う。結構まずいデマも多かった。 思えばいつだって、デマやウワサばっかりだ。 「西暦2000年になった瞬間にコンピューターが止まる」って話なんかは、色んな尾ひれがついて、「1999年地球滅亡」みたいな話と合体したりして大変なことに。 「バラエティ番組の企画で、どこまで伝わるか実験してます!」みたいなチェーンメールが流行った時も、「僕には来なかった」と友達に言うと、「あれが来ないやつは友達が少ない」などと言われ、「お前、そこは冷静に分析できるんだな」と思った。 そして、「江戸も負けないぐらいやばかった」というがある。『江戸の風評被害』だ。江戸時代や経済に関する著書多数、鈴木浩三が書いている。 江戸時代にも大きな地震や飢饉、火山の噴火など、人々が不安になる出来事が

    江戸時代のデマ、陰謀、怪情報。ツイッターがなくてもあった『江戸の風評被害』 - エキサイトニュース
    mousou_denka
    mousou_denka 2013/07/10
    面白そう。
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