米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が2018年11月下旬に米ラスベガスで開催した「AWS re:Invent 2018」では、大小合わせて50種類を超える新サービスが発表された。すべてを網羅するのは不可能なので、記者にとって印象的だった話題を「ランキング」形式で振り返ってみよう。
物品の売買や契約のルールなど「債権」に関する民法の改正案が2017年5月26日、参議院本会議で可決・成立した。公布から3年以内に施行される。 民法の改正はITに関する契約に様々な影響をもたらす。システム開発委託時の契約内容や、その際に発生するユーザー企業とITベンダーの責任範囲などが変わる。 改正民法の変更点の一つが「瑕疵担保責任」をめぐる条文だ。民法634条から640条で規定されていたが、改正法では削除。代わりに(契約に対する)「不適合」という言葉を用いて同様の責任を求めている。 責任の内容も変更点がある。その一つがシステム完成後に見つかった欠陥の修正期限に関するもの。ユーザー企業はITベンダーから引き渡されてから1年以内に修正を求める必要があったが、改正法では欠陥に気付いてから1年以内にITベンダーに通知すれば、通知後5年以内は修正や報酬の減額などを求められるとしている。 外部の技術者
次期年金システムの開発プロジェクトが、発注の失敗をきっかけに1年以上停滞していることが本誌の取材で明らかになった。設計作業を受注したIT企業の1社が役目を果たせず途中でギブアップし、再発注がなされないままの状態になっている。税と社会保障の一体改革をめぐる政治の混乱もあり、再開のメドは立っていない。 ストップしているのは、オープン化を目指す次期年金システムのプロジェクトだ。厚生労働省は「年金記録問題」が表面化した後、既に着手していた基本設計の一部をやり直す「補完工程」を3社に分割発注した(図)。3社のうちシステム基盤設計を3億8640万円で受注したユーフィット(現TIS)が、契約を履行できなかった。 アプリケーション設計を担当したNTTデータと工程管理支援を受注したTDCソフトウェアエンジニアリングは、それぞれ「契約どおりに作業を進めた」(厚労省年金局)。一方、システム基盤設計の進行は遅れた
図5●プラットフォームの違いによる,コネクション確立の所要時間の差異<BR>TCPコネクションが確立するまでの時間を調べた。TUX 3.2はチューニング前後の数値にそれほど大きな違いはなく,比較的安定している。一方でApacheは標準設定時に扱えるプロセス/スレッド数が小さいため,Fedora Core 2.0とApache 2.0の組み合わせにおいてコネクション確立に要した最大時間が3009ミリ秒に達した。チューニングによって扱えるコネクション数を増やしたApacheでは,コネクション確立までの平均時間と最大時間が,いずれもTUX 3.2の性能をしのいでいる カーネル・モードで高速に動作するオープンソースのWebサーバー「TUX Web Server」(以下,TUX)の性能を,現在主流の「Apache」と比較した。静的コンテンツに大量のアクセスが集まる用途で,TUX 3.2はApache
MySQL5.1には,大きく改良されたレプリケーション機能が搭載された。これまでのステートメント(SQL文)ベースのレプリケーションに加えて,マスタの更新結果をスレーブが反映する行ベースのレプリケーションが搭載されたのだ。レプリケーションの機能追加によって,より正確なレプリケーション処理が可能になった。 しかし,よいことばかりではない。行ベースのレプリケーションは,注意すべき点が存在する。これまでのステートメントベースのレプリケーションと同様の設計や運用では,パフォーマンスを得られない恐れがある。今回は,MySQL5.1レプリケーションの注意点を解説する。 MySQL 5.1のレプリケーション MySQl 5.1のレプリケーションには,同期方法として3つのモードが実装されている。ステートメントベースは,マスタで実行されたSQLステートメントをスレーブでも実行する方式だ。MySQL 5.0ま
The CentOS Projectは2007年4月12日,商用のRed Hat Enterprise Linux 5(RHEL5)のソース・コードを用いて独自にビルドしたLinuxディストリビューション「CentOS 5」を公開した(写真1)。 CentOSは,RHELとアプリケーションの互換性があることから人気が高まりつつある,フリーのLinuxディストリビューション。公開されているRHELのソース・コードから,Red Hat社が知的財産権を持つ商標などの部分を取り除いて開発・提供されている。3月14日(米国時間)のRHEL5の発表から,約1カ月遅れで公開にこぎつけた。 CentOS 5は,RHEL5のソース・コードがベースとはいえ,インストール時にあらかじめ用意されているパッケージ構成は異なる。RHEL5には,用途や規模により4種類のパッケージ構成が用意されている。サーバー向けは2種
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