といった話は何回もしていてくどいんだけれどもう一度。もちろん目的は備忘以外のなにものでもない。ただし、その備忘のフェイズは「長」「中」「短」期の3つにわかれる。一般的な「メモ」の目的として、わかりやすいのは「中」だけれど、重要なのは「長」と「短」だ。 ■「中」:これはごく直近にアウトプットを出さなければならない用件について、対話者の与件を忘れないようにまとめていくもので、いうまでもなく、重要な要求をもらさないこと、後からの効率的な復習を支援するといったことが基本的な役目となる。だから、技術として必要なのは、おおむねのとことろ判読性のようなものだ。ただし、わかりやすい文字を書くとか、速記的なテクニックではない。もちろん、それはそれであるに越したことはないのだけれど、なにより重要なのは、ヒアリング内容を、完成度は高くなくてもよいが、ほぼ瞬時に「構造化」してみせることで、いくつかの事柄の関係性さ