J2北九州の新ユニホーム発表。大口スポンサーを得て、胸のロゴが「TOTO」に=2月8日 選手の待遇改善に取り組む日本プロサッカー選手会の清岡哲朗執行役員は、Jリーグ開幕前にJ1とJ2の26クラブを訪ねて選手たちの声を聞いた。「年俸が200万円を切る選手もいた。将来が不安だという声も聞いた。Jリーグが豊かにならないと日本のサッカーは発展しない」 Jリーグは日本のサッカーをプロ化したが、当初は「スポーツ文化」「企業メセナ」という意義を強調し、事実上の親会社だった出資企業に赤字補填(ほてん)を迫ったのが現実だった。スポンサー権、放送権、商品化権という大きな収入源をJリーグが一括管理する仕組みも、まだ弱かった各クラブの経営力を補った。 自立したクラブ経営を求める機運が高まったのは、1998年シーズンに横浜フリューゲルスが出資企業の撤退で消滅したことがきっかけ。各クラブの収入は全体的に見ると9