サッカー・J1のガンバ大阪(G大阪)が万博公園(大阪府吹田市)に計画しているサッカー専用スタジアムで、吹田市は、G大阪が市に肩代わりを求めていた用地賃借料年約2億円と将来の大規模修繕費約20億円について、「財政状況が厳しい中、多額の公金投入は難しい。市民や議会の理解が得られない」として、費用負担しないことを決めた。計画の前提だった市の公金投入が見送られたことで、目標とする2012年度中のスタジアム完成は厳しい情勢となった。 計画では、G大阪が総工費150億円を集めて建設する。すでに約80億円のめどがついており、残りはサポーターや企業などから寄付金を募る。 完成後、市はG大阪からスタジアムの寄贈を受け、G大阪に運営を委ねる方向で協議している。「市営スタジアム」とすることで、市は建築物と用地の固定資産税分、計年約2億1200万円を事実上、免除する支援を行う方針だ。 一方、市は▽公園を所有する独