阪神大震災前の神戸阪急ビル東館。先がとがった円柱形の塔を合わせた外観やアーチ形の窓枠が特徴。当時は建物の中まで線路が延び、電車が通っていた現在の神戸阪急ビル東館=2日午前、神戸市中央区、諫山卓弥撮影JRの再開発予定地 【笹井継夫】阪急電鉄が三宮駅(神戸市中央区)で計画している再開発の概要がわかった。暫定的に利用している現在の「神戸阪急ビル東館」を建て替え、高さ100メートル超に高層化。低層階には「三宮のシンボル」と言われた阪神大震災前のビルの外観を復活させる。早ければ2014年度にも着工し、3年程度で完成するとみられる。 協議中の計画によると、新ビルは25階建て以上になりそうだ。地下1階から地上3階には商業施設、そこから15階程度まではオフィス、その上にホテルを入れる方向で調整している。 低層階の北東角には、先がとがった円柱形の塔のような震災前の外観を採用。アーチ形の装飾を施して全体