大阪府吹田市は5日、G大阪の新スタジアム建設計画で、3月市議会に予定していた、完成後のスタジアムを市の資産にするための議案提出を見送ることを明らかにした。 新スタジアムはG大阪が万博記念公園内(吹田市)に建設を計画。建設費約130億円は寄付で賄う予定で、スタジアムを市の資産とすれば、寄付した人や企業は税制上の優遇措置を受けやすくなる。 吹田市によると、完成後の大規模修繕費を市が負担しないなどとした条件にG大阪側が難色を示した。市は議案を5月以降の議会に提出するかどうか未定としている。
G大阪は4日、元日本代表DF山口智(31)が左ひざ内側側副靱帯(じんたい)損傷及び左内側膝蓋大腿(しつがいだいたい)靱帯損傷で復帰まで6~8週間と発表した。山口はACL開幕の24日水原戦(水原)、27日のゼロックス杯鹿島戦(国立)はもちろん、リーグ開幕の3月6日名古屋戦(万博)出場も絶望となった。 山口はグアム合宿初日の2日練習中に負傷、3日に現地の病院で検査を受けた。J1リーグ&ACLの2冠達成を狙うG大阪にとって、守備の要の離脱は大きな痛手。昨季は主将として33試合2得点の成績を残した不動のセンターバック。9月には日本代表にも初選出され、国際Aマッチデビューも果たした。今季は副主将に就任。グアム合宿は12日に打ち上げ13日に帰国予定だが、山口はこのままチームに帯同する予定。
毎年恒例のJリーグ・オールスター戦が、今季は開催危機に陥っていることが3日、分かった。Jリーグはこの日、今季のJ1、J2リーグ戦、ナビスコ杯などの日程を発表。一方で、オールスター戦の日程は発表されなかった。形を変えながら、93年J創立から毎年欠かさず開催された夏の祭典だが、スポンサー探しに苦戦。開催を見合わせる可能性も出てきた。 Jリーグ佐々木一樹常務理事は「(昨季スポンサーだった)JOMOさんがまだ結論を出してないので、日程発表できなかった。現段階では何とも言えない」と話した。W杯イヤーで日程も厳しく、まだ会場も押さえられていない。サッカーファンの楽しみが1つ減ることになるかもしれない。
G大阪に新加入したFWゼ・カルロス(26)の来日延期が26日、発表された。当初は27日に来日予定だったが、ブラジル国内のアメリカ領事館のビザ発給機械がなんと故障…。査証申請が停止する非常事態となり、来日が未定となった。 チームは2月2日からグアム合宿を予定しており、米国ビザが必要で、クラブ関係者は「故障で2万人近くがビザ待ちをしているようです。最悪の場合、グアムの初日に間に合わないこともあります」と説明。FWルーカス、ペドロ・ジュニオール、ドドの3選手は既に査証が発給されており27日に来日するが、ブローロコーチもブラジル国内で足止めを食らっていると状態だという。今季の補強の目玉で、エース候補が思わぬトラブルに巻き込まれてしまった。
新スタジアム建設構想を持つ京都が、早ければ13年度の完成を目指していることが分かった。21日、京都市内で行われた新体制会見で、1月に就任した今井浩志新社長(51)が「建設に丸2年かかる。今年中に(建設地を)正式発表して13、14年に完成できればいい」と話した。サッカー専用で2~3万人規模のスタジアムにする方向だという。練習場に近い京都・宇治市の太陽が丘公園を候補地として昨年末に京都府側に提案。今後は自治体との交渉を進めていく方向だ。
日本サッカー協会が女子サッカーの普及、発展を目指し、皇后杯の設立を検討していることが17日、分かった。既に12日の日本協会常務理事会で議題として取り上げられた。今後も準備、検討を重ね、関係各省庁、とりわけ宮内庁への働きかけを進めて、早期実現を目指す。 旗振り役は犬飼基昭会長(67)で、同会長は協会副会長、Jリーグ鬼武チェアマンらが出席した年初のトップ会議で提案した。「男子には天皇杯があるが、女子にはそういう権威ある大会がない。皇后杯の実現へ向けて動いてはどうかという話をして、皆さんの賛同をいただいた」。鬼武チェアマンも言葉を慎重に選びつつ「案として話は出た。(実現性を含めて)これからのことだ」と話した。 男子の天皇杯にあたる女子の全国大会としては、31回を数える全日本女子選手権がある。同大会に冠をつけるか、大会自体を新設するかは今後の検討課題になるが、いずれにしろ皇后杯構想は、ここ数年急成
G大阪の日本代表MF遠藤保仁(29)が故郷でしかられちゃった-。12日に母校の鹿児島実を訪問。約1300人の全校生徒の前であいさつする直前に、厳格な指導で有名な松沢隆司サッカー部総監督(69)が遠藤のスーツ姿を見渡し「ネクタイを上までしっかりしめろ!」。さすがの遠藤も、背筋がピーンと伸びた。 「(服装を)ちゃんとしていても直せって言われる。見たまんま厳しい。でも、桜島を見て帰ってきたんだなあ…と。たまには苦しい時を思い出すのもいい。大阪に持って帰ります」。遠藤は泥まみれになった時代を思い返し、W杯を戦う糧として胸に刻んだ。 前夜は松沢総監督らと食事し、地元名産の黒豚を振る舞われた。だが、体脂肪が増えることを気にして野菜しか口にしなかったという。ビールもグラス半分だけ。試合前のボクサーのように節制する姿に同総監督は「アイツも本当のプロになったんだな」と目尻を下げた。遠藤も「支えてもらった人の
関西4クラブ(G大阪、C大阪、神戸、京都)が、今年から初めて対抗戦を開催する計画を進めていることが7日、分かった。控えや若手選手によるサテライトリーグが今季から打ち切られるため、関西限定の2軍選手によるリーグ戦を水面下で画策。ホーム&アウェー方式で4度対戦し、各クラブとも年間12試合を想定。Jリーグ開幕と同じ3月のスタートを目指し、調整を進めている。 当初は岡山や徳島、広島など中四国地方のJクラブや、大学の参戦も検討していたという。だが今季から関西の全4クラブがJ1でしのぎを削ることから、関係者は「関西限定の方が白熱するし、よりライバル意識が芽生える。大勢でやるより、4クラブだけでやった方がレベルアップにつながる」と説明。2軍戦とはいえ真剣勝負の舞台にするため、スポンサーを付け優勝クラブには賞金を与えることも検討している。 ◆サテライトリーグ 若手や控え選手の底上げを狙い開催された2軍の公
今季限りで退団するG大阪のGK松代直樹主将(35)が、天皇杯連覇で自らの花道を作る。準決勝仙台戦(29日、国立)に向け、26日は大阪・万博練習場で調整。39度の発熱で練習を休んだ正GK藤ケ谷がA型インフルエンザの陽性反応が出たため1週間の自宅静養となり、松代の決勝までの残り2戦の先発が濃厚になった。97年の入団からG大阪ひと筋のベテランは「(藤ケ谷の)悔しさを全員で晴らしたい。元日に(表彰台の)壇上に上がる思いしかない」と言い切った。 最後まで主将らしく、チームを引っ張る決意だ。クラブからは下部組織コーチ就任の打診を受けているが、決して「引退」の2文字を口にすることはない。「精神的にも、肉体的にも。10年以上やってきた今までの日常通り、ガンバの一員として全力でやる」。屋台骨を支えてきた男らしく、派手さを嫌い、最後まで最後尾からチームの勝利に貢献する構え。プロ13年間の勲章として、タイトルに
G大阪が、06年に全北現代(韓国)のエースとしてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇に貢献したFWゼ・カルロス(26=ポルトゲーザ)の獲得に動いていることが26日、分かった。Kリーグ通算80試合34得点で、現在は母国のポルトゲーザに所属。関係者は「年明けにも決まるように、今は交渉を進めている段階です」と明かした。 ゼ・カルロスは武闘派としても有名。クルゼイロに所属した今季、7月12日のアトレチコ・ミネイロ戦で相手選手にひじ鉄を食らわせ、ブラジル国内の最短記録となる開始15秒で退場処分を受けた。全北現代時代には、07年9月26日のACL準々決勝で浦和と対戦し、両軍交えての乱闘騒ぎに発展したこともある。 身長186センチのガッシリとした体形で、フィジカルが強く爆発力もある。まさに「ブラジルの暴れ馬」。アジアでの実績があり、チームに順応すれば、相手にとって脅威的な存在になることは間違いない
秋に開幕して翌春に閉幕する「秋春シーズン制」(秋春制)のJリーグへの導入を主張する日本サッカー協会の犬飼基昭会長は24日、来年1月の日本協会常務理事会でシーズン移行を再提案する意向を示した。 秋春制についてはことし3月、Jリーグ将来構想委員会(委員長・鬼武健二チェアマン)が各クラブの経営面にマイナスの影響が出るとして導入しないことを決めた。しかし、犬飼会長は議論が不十分とし、観客の志向や寒冷地域のスタジアムの暖房機器設置費用などの調査を進めていた。 犬飼会長は24日までにまとめられたデータから「観客は季節や温度ではなく対戦カードで観戦を決める」と述べ、「世界(主要リーグ)と日程を合わせるのは日本サッカーにとって有利」とあらためて持論を展開した。
G大阪が、J2愛媛のブラジル人FWドド(19)獲得に動いていることが20日、分かった。Jリーグ関係者が「将来的な可能性を見込んで、ガンバが育成枠で取る考えがあるようだ」と明かした。西野体制9年目の来季、チームは積極的に若返りを進めていく方針。潜在能力が高く、まだ19歳の「助っ人候補」をリストアップした。 今年8月に愛媛入りしたドドは、17歳でブラジルの古豪ポンチプレッタとプロ契約。グレミオなどにも所属した経験を持つ。今季、愛媛では10月18日C大阪戦で初得点を挙げるなど7試合1得点。身長178センチ、83キロとそれほど高さはないが、速さとパワーを併せ持ち、大化けする可能性は十分にある。新旧融合を目指すG大阪は既に、大分に期限付き移籍中の元日本代表MF家長を復帰させることが濃厚。長期的ビジョンで常勝クラブを作り上げる。
浦和MFロブソン・ポンテ(33)が、来年6月末の契約満了をもって退団することが19日、分かった。近年は相次ぐ故障と若手の台頭で、出場機会が減少。世代交代を進めるクラブ側から、代理人を通じて契約を更新しない方針を伝えられた。来年1月から他クラブとの交渉が解禁となり、獲得に関心を示す欧州や中東が候補に挙がっている。 ポンテはブンデスリーガ1部で6季プレーした後、05年にレバークーゼンから浦和へ加入。07年にはACL優勝に貢献し、Jリーグ最優秀選手賞にも輝いた。だが、同12月に右ひざの前十字靱帯(じんたい)を損傷して以降、パフォーマンスが低下。今季は右足首痛で5~6月に離脱するなど出場28試合中、フル出場は12試合にとどまっていた。 推定1億5000万円の高年俸も契約延長の障害に。クラブ側は早い段階から移籍先を選定できるよう、年内の「戦力外通告」に踏み切った。ポンテ側も状況を理解し、契約期間内は
G大阪が、大分に期限付き移籍中のMF家長昭博(23)を呼び戻す方針を固めたことが19日、分かった。西野体制9年目の来季、チームは積極的に若返りを進めていく考えで、その第一弾として家長を復帰させる。「和製メッシ」と呼ばれた未完の大器は、オシム体制下の07年にA代表も経験。2年間在籍した大分では目立った活躍はできなかったが、古巣が再生を手掛けるつもりだ。 G大阪が、若返り策の第一弾として「和製メッシ」を呼び戻す。家長はレンタル移籍で08年から2年間、大分に在籍。来季に向けてはJの他クラブと接触し、長年の夢でもある欧州挑戦も視野に入れてきた。だがJリーグ関係者は「(家長の)奥さんが大阪出身で、子供も生まれたことから、ガンバに戻る方向で話が進んでいるようです」と明言。交渉が順調に進めば、年明けにも3季ぶりの復帰が正式決定する。 G大阪は来年1月に30歳となる大黒柱・遠藤をはじめ、チームの“高齢化”
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