寡黙で有名なG大阪MF二川孝広(30)が、大阪・万博練習場内にあるグッズショップの「1日店長」を務めた。冷静なプレーと同様、サポーターが大行列を作っても慌てることなく「ピッ、ピッ」とレジを打ち込んだ。普段から無口な男は、お客さんから「お薦め品は?」と問われると「ウム~っ」と、しばし考え込む場面も。意外にも!? 大繁盛だった。
G大阪のFW宇佐美貴史(18)が、12年ロンドン五輪を目指す日本代表に「飛び級」で選出される可能性が高まった。五輪代表監督兼任が内定している日本代表の関塚隆コーチ(49)が19日、大阪・万博練習場を訪問し西野監督と会談。五輪代表への招集を打診した模様。宇佐美は1つ下の世代のU-20(20歳以下)W杯出場を狙う代表のエースで、今後は2世代の代表を掛け持ちすることになる。 ただし五輪代表の本格始動となる11月のアジア大会(中国・広州)は回避し、来年の五輪アジア予選からの合流が現実的。西野監督は「2つのカテゴリー(代表)で世界大会を経験するくらいでないとダメ」と歓迎。一方でG大阪でも主力であることから、アジア大会出場に関しては「招聘(しょうへい)に応じるかどうか…。リーグ戦が佳境に差し掛かる11月に(宇佐美を)抜かれるのは厳しい」と難色を示した。 この日、宇佐美は18日のC大阪戦で打撲した左太も
C大阪MF家長昭博(24)が16日、「大阪ダービー」G大阪戦(18日、万博)で古巣からの初勝利を誓った。大分時代も含めるとG大阪戦は出場した3試合で1分け2敗と未勝利。ジュニアユースから9年間、G大阪に所属し現在もG大阪が保有権を持つ。古巣への愛着は人一倍強い。「ガンバのことはリスペクトしている。試合が楽しみ。勝てるように全力を尽したい」と意気込んだ。 G大阪時代は07年3月に日本代表に初選出されるなど、将来を期待された存在だった。だが、運動量の少なさをG大阪西野監督から指摘され出番を失い、08年に大分へ期限付き移籍。今季からC大阪へ期限付き移籍して完全復活。チームを2位へ躍進させる活躍を見せる。練習後に入念にマッサージを受け、疲れを取った。「いつも通りのサッカーで全力で勝ちに行くだけ」。和製メッシが、かつての本拠万博で輝きを放つ。【奈島宏樹】
サッカーの次期日本代表監督に、元アルゼンチン代表監督のホセ・ペケルマン氏(60)の就任が決定的になった。30日にも発表される。日本協会はW杯南アフリカ大会終了直後から、原博実強化担当技術委員長(51)が岡田武史監督(54)の後任の人選を進めていたが、交渉が不慣れなことから大幅に遅れていた。新生日本代表のスタートとなる9月4日のパラグアイ戦(日産ス)、同7日のグアテマラ戦(長居)は原委員長が代行監督を務めるが、ペケルマン氏は同2日の代表招集に合わせて来日する予定。ようやく新生日本の顔が決まったことになる。 遅れに遅れていた新生日本代表の指揮官として、名将ペケルマン氏の就任が決定的となった。原委員長はこの日、個人名は避けながら「彼も日本に来たい、やりたいと思っているし、こっちもやってもらいたいと思っている。日本をリスペクトしているし、勉強熱心な方」とし、正式決定間近を認めた。 現状ではサインは
浦和が来季の戦力として、広島DF槙野智章(23)の獲得に乗り出すことが23日、分かった。若手の選手層が薄いセンターバック(CB)補強のためにリストアップ。プレー分析や本人の動向など調査を進めている。槙野と広島の契約が今季で切れるため、契約満了6カ月前からの移籍交渉が可能。8月末から代理人を含めた本人サイドとの交渉を開始する可能性が高まった。 槙野は広島の下部組織で育ち、各年代の日本代表で活躍。W杯南アフリカ大会では最終メンバーにこそ入らなかったが、将来性を評価されてサポートメンバーに選ばれるなど(辞退)、14年ブラジル大会の主力候補として注目されている。浦和側は守備力に加え、脚力を生かした攻撃力も評価。槙野は今季、7月24日の浦和戦でゴールを奪っている。 CB以外にもFWや攻撃的な中盤、ボランチ、サイドバックと複数のポジションでプレー歴がある。明るい性格でリーダーシップもあり、イングランド
G大阪の日本代表MF遠藤保仁(30)は、次節仙台戦(14日、アウェー)の出場が微妙になった。以前から故障を抱える左太もも前筋膜炎に加え、右ひざ痛も発症。10日は仙台戦に向け練習を再開したが、途中で離れ、治療に専念した。夏場の連戦ということもあり、西野監督は「ある程度の蓄積疲労は想定しているが症状は良くない。新しい個所(右ひざ)も出てきたから」と複雑な表情だ。 仙台戦後は、中2日で3位鹿島戦(17日)、2位名古屋戦(22日)と上位陣との対戦が続く。指揮官の思惑からすれば、中盤戦のヤマ場を前に、格下の仙台戦で大黒柱に無理はさせたくないところだろう。それでもチームは現在3連勝中と勢いを取り戻しつつあり、遠藤は「明日が試合でもやります。治せるうちに治して、仙台戦に向けてやっていきたい」と強気。岩城トレーナーは「(上位陣との)連戦をにらんだ時(仙台戦の起用は)監督の判断になる」と慎重だった。 元日本
Jリーグが、12年から日本版プレミアリーグの発足を目指し、本格的な検討を始めることが28日、明らかになった。資金面などで高い基準を満たす8から10クラブを選抜し、J1より上のリーグを組織。レベルの高い試合を展開することで、リーグ全体を活性化させる狙い。クラブ数を増やし続けてきたJリーグだが、12年にも到達する40クラブで拡大路線に区切りをつけ、リーグ再編に乗り出す。29日、大東和美チェアマン(61)のもとでスタートする新体制にとって、プレミアリーグ発足は大きな命題となる。 日本版のプレミアリーグ構想は、これまでJリーグ内部や、一部のクラブ社長、GMなどの間で意見を交換してきた。だが、29日、大東チェアマンの正式就任を機として、本格的な検討に入る。すでに基本構想を記した文書が準備されており、就任と同時に新チェアマンへ示される。8月上旬に同チェアマンが行う所信表明に、同構想が盛り込まれる可能性
G大阪のエース候補として今季から加入したFWゼ・カルロス(27=ブラジル)が、退団することが25日、分かった。近日中に正式発表される。複数のJクラブが関心を示していたが、関係者によると移籍先は古巣ポルトゲーザが最有力だという。ゼは06年に全北現代(韓国)でACLを制覇し、クラブW杯にも出場。得点源として期待されたが、西野監督の構想から外れていた。 チームは昨夏にFWレアンドロがカタール移籍するなど、毎年のようにブラジル人FWがシーズン途中で退団劇を繰り返している。ゼは、完全に干された状況で、リーグ戦出場は3月28日仙台戦に途中出場した19分間だけ。最近8試合はベンチ外で、練習試合にすら使われていなかった。年俸7500万円(推定)が、無駄遣いになってしまった。同じく去就が流動的だった元韓国代表FWチョ・ジェジン(29)は残留が確実になった。
Jリーグの新チェアマン候補が、鹿島の大東和美社長(61)に一本化されたことが16日、複数のJリーグ関係者の話で分かった。20日の理事会で互選し正式決定する。任期は2年。定年を迎えた鬼武健二チェアマン(70)は任期満了に伴い、退任する。 早大から住友金属に入社した大東氏は、2006年に鹿島の社長に就任。経営面から、07年からの史上初となるリーグ3連覇を支えた。08年7月からJリーグ理事を務めている。 Jリーグのチェアマンは大東氏で4代目。02年~06年まで2代目を務めた鈴木昌氏に続いて、鹿島出身のチェアマン誕生となる。 大東氏は元ラグビー日本代表の経歴も持ち、早大時代の70年に主将として日本選手権優勝、76年には早大監督として全国大学選手権を制した。
<J1:G大阪1-1京都>◇第11節◇14日◇万博 2014年W杯ブラジル大会のエース候補だ! G大阪のFW平井将生(22)が、リーグ“5戦連発”を決めた。W杯で中断していたJリーグが約2カ月ぶりに再開。G大阪は今季急成長中の平井が後半2分に右足で先制点を挙げた。故障離脱した期間を除き、先発5試合ですべて得点を決める活躍で通算8ゴール。ケネディ(名古屋)に並んで得点ランク首位に立った。日本代表入りが期待される新星が4年後に向け猛アピールした。 ほれぼれとする決定力だ。後半2分。平井は相手DFがボールをはじくのを見逃さなかった。MF武井からの縦パスが入ると、一直線にゴール目掛けて走り、迷わずに右足でシュートを放った。ボールがネットに吸い込まれるのを見届けると、徳島生まれの新星は阿波踊りを披露しながら喜んだ。雨が降り、蒸し暑い本拠地万博をスカッとさせる豪快な1発。J再開の初戦でいきなり結果を出
G大阪が新エース候補として元韓国代表の磐田FWイ・グノ(25)を完全移籍で獲得することが29日、分かった。近日中にも正式発表される見通しだ。チームは今季11位に低迷。西野監督の構想から漏れたチョ・ジェジンと、ゼ・カルロスの助っ人FWの去就が流動的で、新外国人選手を探していた。イ・グノは得点力のあるFWで、W杯16強に進出した韓国代表候補にも名前が挙がっていた。メンバー入りこそ逃したが、昨年にはパリSGが獲得に乗り出すなど欧州でも注目されている。関係者によると磐田側も慰留に努めたが、好条件を提示したG大阪が獲得に成功した。正式発表後にチームに合流し、W杯中断明けとなる7月14日京都戦(万博)がデビュー戦になりそうだ。
日本サッカー協会はW杯南アフリカ大会後の退任が確実な岡田武史監督(53)の後任候補として、元アルゼンチン代表監督のホセ・ペケルマン氏(60)をリストアップしていることが21日、明らかになった。すでに就任に支障がないのかなど身辺調査に入っており、今後、条件面などの本格交渉に入る可能性が高い。日本代表は6月14日にW杯1次リーグ初戦でカメルーンと対戦するが、決戦を前に日本協会は知名度、実績ともに抜群の名将の獲得に乗り出すことになった。 後任監督人事に取り組んできた原博実強化担当技術委員長はこの日「まだ何にも決まっていないが(ペケルマンは)大枠のリストには入っている。他にも候補は何人かいる。リスクマネジメントはするけど、今は岡田ジャパンをバックアップすることがすべてだし、後任監督が決まるのはW杯後です。そんなに焦ってはいない」と言った。正式交渉を控えているが、代表チームがこの日からW杯南アフリカ
<アジアCL:河南建業(中国)1-1G大阪>◇27日◇1次リーグ◇G組◇航海路体育場 すでに決勝トーナメント(T)進出を決めているG組のG大阪は、試合終了間際の失点で1次リーグ2位通過となった。アウェーでの河南建業(中国)戦は17歳のFW宇佐美貴史(17)のゴールで先制したが、後半ロスタイムに同点ゴールを決められて1-1で引き分けた。各組2位までが出場する決勝T1回戦(1試合制)で、E組1位の城南一和(韓国)とアウェーで対戦する。 G大阪が悪夢に見舞われた。勝てば1次リーグ首位突破が決まるはずが、後半ロスタイムに痛恨の失点。歓喜に沸く敵地中国のスタジアムで、選手はぼう然と立ちつくした。土壇場で2位陥落し、一発勝負の決勝トーナメント初戦の本拠地開催が消滅。5月11日はアウェー城南一和戦(韓国)になった。状態不良の遠藤、山口らが遠征を回避し若手中心で臨んだ。前半39分には17歳宇佐美が右足ミド
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