ウイルス作者が作ったコミュニティ「Infectados pelo Virus do Orkut」の画面例(英ソフォスの情報から引用)。感染すると、このコミュニティに名前を加えられてしまう セキュリティベンダー各社は2007年12月19日、米グーグルが提供するソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Orkut(オーカット)」において、大規模なウイルス感染が発生したことを明らかにした。現在は終息しているが、最終的には40万人以上のユーザーが感染したという。 今回のウイルスは、感染を広げることだけを目的としている。ベンダー各社の情報によれば、ウイルスの実体はJavaScript。Orkutが備える「スクラップブック」機能を介して感染を広げる。スクラップブックは、あるユーザーに対して、ほかのOrkutユーザーがメッセージ(「スクラップ」と呼ばれる)を残せる機能。メッセージが残された場合には、